概要
第1期のBOOSTERシリーズ第5弾、BOOSTER5で登場した水属性・水族の通常モンスター。
他作品にも「水の魔導師○○」(または「水の魔道士○○」/○○はキャラクターの固有名詞)という名前のキャラクターが存在するほか、漫画やアニメなどに登場する水の魔法を得意とするキャラクターを、公式または非公式に「水の魔導師」(または「水の魔道士」)という通称で呼ぶこともあるが、こちらの記事では遊戯王OCGの「水の魔導師」について紹介する。
カードテキスト
通常モンスター
星4/水属性/水族/攻1400/守1000
水で相手の周りを囲んで、包むように攻撃をする。
カードの性能について
自身が特定の融合モンスターの融合素材に指定されているため、「融合準備」や「E・HEROプリズマー」といったカード名を参照する融合関係の効果の恩恵を受けることができる。
ただしその融合モンスターである「マリン・ビースト」は第1期に登場してから1度も再録されていない入手困難なカードとなっている。
なお融合相手のベヒゴンとは、こちらの方が攻撃力が50高い以外は全て同じステータスで、あちらの完全上位互換という関係にある。
このカードの容姿について
肩に少しかかるくらいの長さの紫色の髪、青い司祭帽・靴・法衣・マントをそれぞれ身に着け、法衣の下には首まで覆われた上下一体の緑の長袖の服を着ており、脚はふとももまで白いタイツで覆われている。
帽子には白い飾りが付いており、ドラゴンクエストの女僧侶のような前後に張り合わされた青い法衣の胸部には赤いアンクの文様が描かれている。
また手にした長い杖には先端近くにクリスタルのような形をした赤い装飾があり、先端には緑色の球体と、それ包み込むつぼみのような形状の装飾が見られる。
海外版では胸部の赤いアンクの文様が修正されており、重要な赤色のワンポイントが失われて非常に違和感のあるイラストになっている。
ゲーム作品における扱い
GBのDMシリーズ及び真DMにおいて
DM2にて初登場し、召喚魔族は水魔族、真DMでは第1守護星が「海王星」、第2守護星が「水星」となっている。
守護星が「海王星」の時は相手を包み込むように水の渦を起こして攻撃し、「水星」の時は杖の先端から一直線に伸びる激しい水流を相手に浴びせて攻撃する。
DM3以降のDMシリーズや真DM2では、OCGにはない特有のモンスター効果を与えられるものも多かったが、このカードは全ての作品で通常モンスターとなっている。
ゲーム作品ではOCGにおける「装備魔法」は「強化魔法」という名称になっており、各カードが強化できるモンスターもOCGとは大きく異なっている。
このカードが対応する強化魔法は、全てのモンスターに対応するものを除くと以下の通り。
水関係 | ポセイドンの力 |
---|---|
魔法使い関係 | 秘術の書 |
女性モンスター関係 | エルフの光、銀の弓矢、電撃鞭、サイバー・ボンテージ、悪魔のくちづけ |
DM4において
攻撃力1400であるこのカードにとって、まさに暗黒期の到来である。
こちらの詳細は1350次元のページを参照。
真DM2において
3Dモデリングのクオリティが前作から格段に上がっており、カードイラストでは十分に見られなかった美脚を存分に堪能できる。
この作品での攻撃方法は、振り上げた杖に魔力を集めた後、激しい水流で相手を攻撃するというものになっている。
勝ちモーションでは、浮遊状態からその場で後方に宙返りするというアクロバティックなモーションが見られる。
デッキリーダーにした時のセリフは以下の通り。
戦闘開始 | 私に溺れてみる? |
---|---|
戦闘待機 | ふんふん~♪水もしたたるイイ女~♪ |
敵DL接近 | 水際に敵が来たわよ! |
残LP少 | いよいよ背水の陣ね… |
残デッキ少 | いよいよ水も枯れてきたわね… |
残ターン少 | いよいよ残りターンが少なくなってきたわね… |
勝利 | 今度からは水の力をナメないことね! |
敗北 | あーあ、やっぱり勝負は水物ねぇ… |
Dドロー | 水圧は上がっているわ!今こそ怒濤の水流よ! |
簡潔に言うならば「水に関する言葉を使うイケイケのおねえさん」といったキャラ付けになっている。
遊戯王ラッシュデュエル
通常モンスター
星4/水属性/水族/攻1400/守1000
水で相手の周りを囲んで、包むように攻撃をする。
解説
遊戯王OCGで第1〜2期に登場した通常モンスターが多数参戦している遊戯王ラッシュデュエルに、このカードも登場することになった。
あちらでは下級モンスターの上限攻撃力は基本的に1500となっており、攻撃力1400のこのカードは下級モンスターとしては結構強い部類になる。
さらに、通常魔法カード「シェイプ・オブ・アクア」にて、OCGでは実現しなかった念願の魔法・罠カードのイラストへの出演も果たしている。