原作コミック
1996年のコミックに登場したシンビオートが好物の野性的かつ凶暴なエイリアン。
シンビオートの宿主の脳を特に好み、結合期間が長い程、ドーパミンが増して旨みが出るらしい。
シンビオートと同様に再生能力と変形能力を持ち、シンビオートを感知する能力を持ち、人語も話す事が出来る。
地球へ侵攻した際、シンビオートと同じ様に人間の脳を食べていたので、当初はヴェノムの仕業だと疑われていた。
最終的にヴェノムとスクリームと戦い、ヴェノムの機転で手榴弾を食わされて爆死する。
警察の調査で一連の事件の犯人と断定され、ヴェノムの疑いも晴れた。
実写版(SPUMC)
SSU第5作にしてヴェノムの第3作『ザ・ラストダンス』で登場。
以下、ネタバレ注意
原作コミックでは、名も無き惑星のエイリアンに過ぎなかったが、今作ではヌルの眷属となっている(正確には従わされている)。
かつてシンビオート達の反逆で封印されたヌルが、封印を解くための鍵になる『コーデックス』を手に入れるために、それを所持するヴェノムとエディ・ブロックを捕らえるために地球へ送り込まれた。
三本の尻尾を持ち、昆虫と魚類を掛け合わせた様な外見という典型的なエイリアンチックなモンスターで原作コミックとは異なり、人語を一切話さない。
戦闘能力
一見、オーソドックスなモンスターだが滅茶苦茶強い。
ヴェノムをはじめ、人間に寄生したシンビオートは武器を持たない人類からすれば十分に脅威だが、そんな彼らでも全く太刀打ちできないくらいに強い。
そんなゼノファージの能力を要約すると、
- シンビオートをはじめ、如何なるものを粉砕するシュレッダー状の牙。
- 遠距離なら、口からシンビオートの弱点である音波を発射する。
- 複数のシンビオートが束でかかっても振り解いてしまうほどのパワー。
- 自在に操れる鋭利な尻尾。
- 何もない野山から都市部まで、遠方でも一っ飛びで目的地へ着いてしまう跳躍力。
- バードストライクに遭って、バラバラになっても肉片を集めて復活できる再生能力。
- シンビオートが変身しないとコーデックスを視認できないが、コーデックスを持つ宿主の正体を理解すれば変身しなくても追跡できるくらいの知能を持つ。
- 上述の能力を持つ個体が複数体存在する。
このように、チートと言っても良いくらいの能力ばかりを持っており、それらを従えているヌルの恐ろしさがうかがえる。
他のMARVELヒーローならば、アスガルドの雷神、怒れば怒るほど強くなる圧倒的な怪力を持つ大男、宇宙最強のパワーを誇るヒーロー、MARVEL公認の最強の魔女くらいじゃないと単身での撃破は難しいと思われる。
一応、弱点が無いわけではなく、攻撃手段の殆どが口に集中しているため、首を切断すれば一時的に行動不能にする事は可能。
また、シンビオート特有の寄生能力に遭ってしまえば、ゼノファージでも脱出は困難であり、更に高い再生能力を持つものの、跡形も無く溶かされてしまえば、流石に死んでしまう模様。