ジヴォン家の影の役割さえ存在しなかったならば… 二人共にただの双子として幸せな人生をおくる事ができたろうに!! 運命よ、お前は…
概要
オルフェウス・ジヴォンやオルドリン・ジヴォン達の「ジヴォン家」の当主。
表向きにはKMFを開発する企業に出資を行っているが、裏ではジヴォン家をリーダーとするブリタニアの特殊部隊「プルートーン」として活動している。
ジヴォン家は先代当主として姉であるオリヴィア・ジヴォンが継いでいたが、彼女を殺害する形で現当主となっている。この事から姪であるオルドリンからは母を殺して地位を手にした者として憎まれる事になる。
更に、プルートーンとしての任務で嚮団から脱走したオルフェウスとエウリアを襲撃、この時にエウリアを死なせた事でオルフェウスからも憎悪の対象となった。
しかし、犯した罪に耐えられなかったようであり、双子を守る為なら自らの破滅も厭わず、仲間であるプルートーンのメンバーさえその手で抹殺する。
ジヴォン家の現当主というのは名ばかりではなく、剣術の腕も作中屈指の強さを誇る。剣術のスタイルはジヴォン家特有の二刀流。
KMF戦でも砲撃と近接格闘を両方こなせる専用機アグラヴェインを使用しており、剣の腕前も生身の時と変わらないほどの実力を持つ。実際に激闘を繰り広げたランスロット・グレイルと白炎の闘いに割って入り、その戦闘を中断させている。
ネタバレ
「ウィザード、あなたはどうして魔法使いを名乗っているのですか?」
「私は……オルフェウスの恋人を殺した際、『私を殺しにこい』という言葉で彼を縛った。言葉は呪いだ。私は言葉という呪いで彼の人生を縛る魔法をかけた」
「だから魔法使い…ふふっ、それなら私はふたりのオズに魔法をかけたオズの魔法使いね」
オズ
テロリスト派遣組織「ピースマーク」を支援する謎の男「ウィザード」の正体。
双子が巡り合う事が無いようにブリタニアと世界の裏で活動をしてきたが、彼らは最終的にぶつかり合う事になり、避けられない宿命に苦悩をする。
龍門石窟では記憶を「忘却」されたオルドリンを保護した。
オズO2
オルドリンを戦場に巻き込むまいとエリア24のペンデルトン学園に送る。だが、気がついた時にはオルドリンがエリア24のレジスタンスとして活動している事を知る事になり、逃れられぬ宿命に絶望する。
ジヴォン家としては大型KMFの開発に関わっており、ギャラハッドがランスロットタイプに代わるブリタニアの主戦力になると想定している(実際はガレスが採用される事になっている)。
ギャラハッドを採用したナイトオブラウンズのビスマルク・ヴァルトシュタイン卿と行動していた際にはギャラハッドの予備パーツと言う形でパーツ状態に分解されたアグラヴェインを運ぶという行動を取る事もある。これも双子を守る為の行動であり、不敬罪に問われる事も覚悟の上である模様。
なお、オリヴィアの殺害は当主の座を欲するという単純な理由では無く、マリーベル・メル・ブリタニアの家族が巻き込まれたテロ事件に関わったオルドリンを抹殺する刺客としてオルドリンの実母であるオリヴィアが選ばれた為である。これを止める形で姉を自らの手にかけた事が真相であった。
この件にV.V.が関わっていた事が示唆されており、恐らくオイアグロの行動もまたV.V.の手の上で踊らされていた可能性がある。