概要
『コードギアス反逆のルルーシュ』と『コードギアス反逆のルルーシュR2』の間の時系列を描いたスピンオフ作品。
漫画とフォトストーリーの2作品で展開し、同じ「オズ」という呼び名を持つ主人公・オルドリンとオルフェウスを中心に物語が動いていく。
両者は基本独立しつつも、要所要所でリンクする形を取っているため、片方だけでも問題はないが、両方読んだ方がより深く理解できる構成になっている。
ただ、その弊害で両作で同じシーンに対する描写が食い違っているため、その辺りは深く考えないことを薦める。
『反逆のルルーシュ』(R2含む)のキャラも多く登場する他、『亡国のアキト』とはほぼ同じ時系列に当たる為、一部の出来事がリンクしている。
2014年8月より第2期シリーズ『コードギアス双貌のオズO2』がスタートしている。
『SIDE:オルドリン』
東條チカによる漫画。『ニュータイプエース』にて連載されていたが、同誌の休刊に伴い「月刊コンプエース」へ移籍連載となった。単行本は全5巻。
『SIDE:オルフェウス』
「ホビージャパン」で連載されたフォトストーリー作品で、作者は森田繁。
単行本は全3巻。2巻にはドラマCD付きの特装版も出ている。
ストーリー
皇暦2017年。
ゼロが起こした大規模なブリタニアへの反抗作戦「ブラックリベリオン」は失敗に終わった。しかし、勢力を伸ばし続ける超大国に反抗の兆しを見せたブラックリベリオンの影響は強く、敵対していた中華連邦、E.U.といった大国はもちろん、被支配下にある国々でも対ブリタニアを掲げたテロが頻発し、ブリタニアへの反抗への機運が高まっていた。
これに対し、ブリタニア本国は、圧倒的な軍事力を持って反抗の芽を潰し始める。その軍事力の中に、皇女の一人であるマリーベル・メル・ブリタニアが創立した対テロ組織「グリンダ騎士団」もあった。カールレオン級浮遊航空艦「グランベリー」にエースパイロットと、多数の実験段階のナイトメアフレームが配備されたグリンダ騎士団は、世界各地で起きるテロを鎮圧する遊撃の任務を与えられる。
一方、世界中にネットワークを持つテロリスト派遣組織「ピースマーク」は、各国のテロリストや、キョウトのようなテロリスト支援組織と結びつき、テロを誘発させていた。
そんな混沌とした情勢の中、中東にある小国で、同じ顔と同じ「OZ」の名前を持つ男女が出会ってしまう。(公式サイトより引用)
登場人物
担当声優のうち、ドラマCD以外のメディア作品から起用されたケースは※。
主人公
オルドリン・ジヴォン(CV:浜崎奈々)…グリンダ騎士団の筆頭騎士。
オルフェウス・ジヴォン(CV:鈴木達央)…ピースマークのエージェント。
グリンダ騎士団
マリーベル・メル・ブリタニア(CV:内田真礼)…グリンダ騎士団団長の皇女。オルドリンとは幼馴染でもある。
レオンハルト・シュタイナー(CV:河西健吾※)…軍事KMF開発を手掛ける大企業の御曹司。ヴァインベルグ家の従者家系でもある。
ティンク・ロックハート(CV:内匠靖明※)…元KMFの研究者。その時はアールストレイム家の工房で働いていた。
ソキア・シェルパ(CV:渡部優衣※)…元民間KMFリーグ「ファイアーボールズ」のスタープレイヤー。クラッシャーの異名を持つ。
マリーカ・ソレイシィ…レオンハルトの婚約者。
ピースマーク
ズィー・ディエン…オルフェウスと共に任務に当たる相棒。
ガナバディ(CV:ボルケーノ太田※)…オルフェウス達の乗るKMFのメンテナンスを手掛けるメカニック。
ミス・エックス(CV:種﨑敦美※)…年齢不詳の謎の女性。オルフェウス達に任務を斡旋する。
ウィザード…ピースマークを援助する仮面の男。二人の「オズ」を知っているようだが…
ファイアーボールズ
特殊部隊「プルートーン」
テロリスト
その他のブリタニア軍人
トーマス・キンメル…ランスロット・トライアルの試験パイロット。良くも悪くも平均的な能力を持つ事から抜擢された。
その他
ネーハ・シャンカール…ラクシャータの弟子。天才的なプログラマー。
クララ・ランフランク…ギアス能力者。オルフェウスを兄と慕っていたが…
オイアグロ・ジヴォン…二人のオズの叔父であり、因縁の相手。
主な登場メカニック
関連タグ
ロストストーリーズ…一部キャラが登場。本作の出来事について、いくつか触れている部分もある。