概要
嚮団に所属するギアスユーザーの一人。
V.V.の命令でランペルージ姓を名乗り、ルルーシュの妹役をしている。
が、クララ曰く兄役は調整中らしいのでルルーシュ本人とのからみは一切ない。
彼女のギアスは目視した人間の名前を叫ぶことで対象の肉体の自由を奪い、意のままに操るというもので、これを利用し嚮団にとって邪魔となる人物を暗殺してきた。
ロロとは違いルルーシュを兄と思う気は一切ない。
オルフェウスとは饗団に居た頃に兄妹同然に育った仲である。
その為、オルフェウスを「お兄ちゃん」と呼んで慕っているが同時に自分を置いてエウリアと饗団から逃げ出したことを根に持っているようである。
いつも被っている帽子は饗団の実験で髪の毛を全部切られたときにオルフェウスがくれたものである。
違い
オルフェウスSIDEとオルドリンSIDEでなぜか性格が違う。
オルドリンSIDEではオルフェウスが大好きであり、嚮団から抹殺命令が下ってるにもかかわらず、見逃したりしている。
他にもギュっとしてくれたお礼にグリンダ騎士団の情報を回してあげたりとブリタニアにとって不利益な行動もしてる。
一方、オルフェウスSIDEでは快楽殺人者風に描かれており、初登場時からオルフェウスを殺す気満々であり、オルフェウスの前でエウリアを侮辱したり、八つ当たりぎみにオルドリンを殺そうとしたりする。
最期
オルフェウスにはその本性に感づかれていた。騒ぎの最中にオルドリンをギアスで自害させようと試みていたが、変装によってギアスの盲点をついたオルフェウスにはギアスの効力が及ばず、胸に銃弾を撃ち込まれてしまう。死に際に「オルフェウス」に対してギアスを発動して心中しようとしたが、言い切る前にトドメを刺されて絶命した。
備考
まず間違いなくロロ・ランペルージのIFを体現したキャラ。
・弟か妹かの違いは在れど弟妹のキャラ。
・一途な純真さを持つと同時、殺人に躊躇が無い。
・同じギアス嚮団出身。
・兄に対して執着し、その執着を満たす為の障害となる存在に対しては躊躇なく排除行動をとる
と共通項が見いだされる。というか実際にオルフェウスに射殺されなければ本編のナナリーの代替役は彼女が担う筈であった。
しかし最大の差異としてロロがルルーシュの為に命を落とす事も覚悟してギアスを使って兄を救出し、致命傷を負った後ルルーシュに最後の最後で弟として認められ『兄さん』に看取られながら満足して散り、遺体は丁寧に埋葬されたのに対してクララはオルフェウスに救われた時に『一方的な力の抑圧で他者を蹂躙するやり方が許せない』という言葉をかけられたのにもかかわらずオルフェウスの前で正にギアスによる『一方的な力の抑圧』を行おうとしてオルフェウスの逆鱗を毟った結果、致命傷を負わされる。
その上道連れにギアスを使おうとするも躊躇なく『お兄ちゃん』はクララにギアスを使わせる暇もなく追撃して止めを刺し、オルドリンにその場を視られたこともあってだがクララの遺体を試みる事もせずその場から立ち去った等、結末は正に真逆。
尚、ちなみに彼女の末路の顛末を考慮するに辺りロロがクララの様な悲惨な結末を迎えなかったのは巡り合わせが最悪な方向には行かなかったというのが大きいのである。
(実際、ロロは『めぐり合わせ』で命を拾っているものの作中で二度もルルーシュに謀殺されかけている)