スペック
形式番号 | Z-01/T |
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所属 | ブリタニア軍・グリンダ騎士団 |
製造 | キャメロット |
分類 | 第7世代KMF |
全高 | 4.42m |
全備重量 | 7.95t |
推進機関 | ランドスピナー |
動力源 | ユグドラシル・ドライブ |
搭乗者 | オルドリン・ジヴォン |
概要
ランスロットの量産試作機ヴィンセントの原型機であるランスロット・トライアルをベース機として、オルドリン用にチューンアップされた。
「ランスロット」よりスペックダウンされているが、その代りにブレイズルミナスの停滞と超硬度の両立を目的とした特殊合金「シュロッター鋼合金」で構成された刀身を持つシュロッター鋼ソードを12本試験的に装備されている。シュロッター鋼ソードは、それを背面のマントも兼ねた「ソードラック」に装備、その状態から2本のシュロッター鋼ソードから成りスラッシュハーケンと同様に扱う「ソードハーケン」を射出することができる。
また、両前腕部の「ソードブレイザー」にセットする事でブレイズルミナスを停滞させた刺突武器としても使用できる。しかし研究中のため、一度の使用で刀身が崩壊する。
これらの装備は次世代機の新装備へと繋がっている。
しかし、武装のほとんどが背部バックパックのソードラックに格納されており、積載能力は高いものの、逆に言うと武装の運搬をソードラックに頼りすぎているという問題がある。
後にキャメロットへ預けられて改修された際には背部のソードラックと両腕のソードブレイザーが外され、両肩へ新たなソードラックを追加、ソードの本数が大幅に減少している。両腕にはオリジナルと同じくスラッシュハーケンが搭載されている等、実戦向けの装備変更となっている。
中華連邦の内乱では、二連装化したキャノン砲やソードハーケンを増設した『重装備グレイル』形態を披露。
第二次トウキョウ決戦直前に改修され、肩部装甲の強化やソードブレイザーを廃して、コックピット横にMVS4本を装備し、合体時の装備が無くなる弱点を克服した。
活躍
双貌のオズ
オルドリンの乗機として各地を転戦。戦果を上げていたが、中華連邦で白炎との戦闘中にアグラヴェインが乱入し中破。
その後、機体はグリンダ騎士団が回収し修復、整備されていたがオルドリンの行方不明に伴い、実戦には投入されていない。
双貌のオズO2
オルドリンの復帰に伴い、騎士団の指揮官機となる。
その後、マドリード上空に浮かぶダモクレス攻略の為、ハイグレイルへと改修される。
劇場版『皇道』
フロートユニットを装備したグレイルが一瞬だけ登場する。
合体形態
ブラッドフォード、ゼットランド、シェフィールドとの合体機構を有しており、合体後は概ねこれら3機の長所をより強化した形で運用できることが利点となっている。
共通する最大の特徴は、2機の第七世代ナイトメアフレームのユグドラシルドライブの連結によって増幅された出力が合体前の倍以上に跳ね上がり、破格のパワーを実現していることにある。
一方で合体時にソードラックをパージする必要があり、グレイル側の武装はほとんど使えなくなってしまうという欠点が存在する。
ランスロット・グレイル・エアキャヴァルリー
フォートレスモードのブラッドフォードをフロートシステム代わりとして背部にドッキング、単独での飛行能力を得たランスロット・グレイル。
単純な飛行能力を付加する合体ではなく、2基の第七世代ナイトメアフレームのユグドラシルドライブを動力原として繋げたことで出力が大幅に引き上げられており、ブラッドフォード単体での最高速度を上回るスピードを獲得している。
ブラッドフォードの射撃武装もそのまま使用可能なため火力は向上している。
ランスロット・グレイル・チャリオット
ゼットランドとドッキングした状態のランスロット・グレイル。
グレイル・エアキャヴァルリーのようにナイトメアフレームとしての戦闘力を強化する形態というよりも、移動砲台としての側面が強い特殊な形態。
2基の第七世代ナイトメアフレームのユグドラシルドライブの連結を活かした大出力を利用し、ゼットランドの『メガ・ハドロンランチャー』の威力を大幅に強化、絶大な破壊力を誇る『メガ・ハドロンランチャー・フルブラスト』を使用することが可能となる。
ナイトメアフレームとしては規格外の攻撃能力を生み出す非常に強力な形態であるため、A級機密に分類されており、容易には使用できない決まりとなっている。
ランスロット・グレイル・ワルキューレ
電子戦用KMFのシェフィールドとドッキングした形態。
グレイルの合体形態の中では最もバランスが優れており、ソードラックを分離せずに運用が可能であるため、グレイルの接近戦能力の高さは健在のまま。
エアキャヴァルリーには及ばないものの機動性が強化されており、更にドルイド・ウァテスシステムによって索敵・解析性能が大幅に向上している。
合体したシェフィールドのパーツがまるでドレスのように見えることから、戦場を舞う戦乙女になぞらえて「ワルキューレ」の名を冠されている。
ランスロット・ハイグレイル
マリーベル・メル・ブリタニアとの最終決戦に向け、ロイド・アスプルンドが提案した「エメラルド・プラン」に基づき、全面的な改修が施されたランスロット・グレイル。
実戦向け仕様に改修される前の初期のコンセプトに立ち返っており、一旦は全てオミットされたシュロッター鋼ソードなどの試作兵器を強化した「シュロッター鋼トランスソード』を主兵装としている。
両肩にフロートユニットを搭載し、単独での飛行能力も得ている。僚機との合体機構も健在である。