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第六天魔王(太鼓の達人)

だいろくてんまおう

太鼓の達人の楽曲。(現状執筆にほぼ初心者しか関わっていないため特に譜面内容、攻略関連で詳しい方追記お願いします。)

データ

作曲黒沢ダイスケ、Masahiro "Godspeed" Aoki
BPM150(ゲーム内では75-300)
初出2018/11/21(むずかしい以下は12/1、裏譜面は2024/9/21)
曲IDnobu7g
難易度かんたんふつうむずかしいおに裏譜面
☆の数5781010
最大コンボ数49669696613961582

登場経緯

 太鼓の達人」の楽曲。同作に登場するモード「段位道場」では、ブルーVer.以降はいわゆる「人段位」と呼ばれる段位に必ず新曲又は新譜面が使用されることとなっており、先駆けとなったブルーVer.ではその新曲として「EterNal Ring」「Toon Town’s Toys’ Tune」「まるくてはやくてすさまじいリズム」「Coquette」の音源のみが先行公開されていた。この曲数は人段位の数とも一致しており、各段位に1曲ずつ使用されるものと思われていたが……

 なんと「EterNal Ring」と「まるくてはやくてすさまじいリズム」は同じ「名人」に同時採用(こちらはこちらで物議を醸した。問題児段位の項も参照)され、残る2曲は「玄人」「超人」に1曲ずつ採用、残る「達人」用の新曲としてサプライズ登場したのがこの曲である。

 当時は完全新譜面としては初の段位限定曲(元CS限定譜面では「≠MM」が前例、「万戈イム-一ノ十」も似たような状況ではあった)だったが、10日後に通常プレイが可能になった。ちなみに一般解禁前におに全良者が出ている。

概要

 曲名を自称していたとされる織田信長をモチーフにした曲。万戈イム-一ノ十を彷彿とさせる火のような音から本能寺の変が連想されることが多いが、公式解説動画にて

  • ギターの使用ポジションが1,5,6,0フレットで、桶狭間の戦い
  • ギターのフレーズが1,5,7,5の繰り替えしで、長篠の戦い
  • 鉄砲の音3回は三段撃ち
  • 馬の鳴き声は、騎馬隊
  • 1度, ♭5度, 8度, ♭2度の音程をそれぞれ1,5,8,2回ずつ刻んで循環するリフで、本能寺の変
  • 6度、♭2の音程で、命日の6月2日

と、どちらかといえば彼の生涯を圧縮したような構成になっている。

 全難易度でいわゆるコンボ数調整がされており、合計値以外でもおに以下でコンボを繋ぐとサビでコンボ数がキリ番になりボイスが入る(このため、全難易度同時再生動画はかなり迫力がある)、裏譜面を全良で繋ぐと「1000コンボ」の掛け声と共にゲージがクリアラインを超え背景が変わるという粋な演出がある。

 おに譜面に限れば似たような演出自体は前者は「Evidence of evil」、後者は「紫煌ノ乱」などにも見られる。

 同コンビ作曲の続編として同じく歴史をモチーフにした「天下統一録」「幕末維新譚」も登場した(難易度はいずれもこれよりは控えめ)。

 なお、織田信長関連ではどんとかつの時空大冒険彼がモチーフと思われるキャラクターが、本能寺の変関連ではナムコオリジナルの「散りゆく蘭の綴る詩」やエグスプロージョンの「本能寺の変」が既に登場していた。

~おに譜面

 かんたん~むずかしいの譜面は幽玄ノ乱」と同等かそれ以上にハイレベルな譜面。全難易度に容赦無く実質BPM300の譜面が流れて来るため慣れていなければ見切るのも難しく、一般的な譜面の1個上の難易度に匹敵……では済まず、特にむずかしいの後半はゲージの固さを無視し譜面内容のみを評価すればおに☆8どころかおに☆10でも中堅以上と評価されることもある。

 また、上記の表の通り作曲者の一人、黒沢ダイスケの別名義「96」が全譜面の最大コンボ数に含まれている(このせいで稀に勘違いされるがこの曲は合作曲であり96単体の提供曲ではない。彼単体の提供曲としては「濃紅」(歌唱は小寺可南子)や「Central_Dogma_pt.1」などがある)。

 おに譜面は、ギリギリ1300台のため目立ちにくいが同じく最大コンボ数が1300台の「Infinite_Rebellion」よりもむしろ「〆ドレー2000」「Silent Jealousy(裏譜面)」に近い圧倒的物量(当然演奏時間は後者2曲よりは短い。平均密度からわかるように前者よりは少し長い)を持ち、平均密度も約6年もの間Infinite_Rebellion、幽玄ノ乱に次ぐ3位をキープしていた。

 配置も当然レベルが高く、特に終盤の偶数打絡みの配置→12分混じりのこの速度ではなかなか類を見ない難所→(連打。当時の人段位は連打条件がなかったためスコアアタック以外なら休憩可能)→65連打もの複雑な発狂(幽玄ノ乱より打数は少ないものの、その分誤魔化しが難しい配色になっている)が非常に強力で、現在でも最上位クラスの譜面とされる。

 間奏部分の複合は1→5→8→2の配色を2回繰り返す。(暗号や譜面画像のドット絵等ではない)打数そのものに意味を持たせた複合という点でも先述の万戈イム-一ノ十と共通している(こちらが赤と青の打数を交互に読み取るのに対し、あちらは青1打で区切られた赤の打数のみを読み取ると意味深な数字が出現する)。

 達人ではやはりというか3曲目で登場。

 当時は幽玄ノ乱とその派生曲であるInfinite_Rebellion以外にこのレベルの譜面は同時期の「ダンガンノーツ(裏譜面)」(BPMが大きく異なるため比較対象にはならない)ぐらいしか存在せず(というか、幽玄ノ乱以上の譜面は当分出さないとされてから実質的に初めてそれを破った譜面の一つである)、達人にも彼らのどちらかが続投し「新曲」は1曲目か2曲目を指すものと思われていたため大きな衝撃が走った。

裏譜面

 続くグリーンVer.からニジイロVer.でも2023年までは達人3曲目には新曲が用意されることとなっていたが、2024年には「ドンだー!世界一決定戦2024」が開催され、その記念としてその年の最高段位である達人は大会に使用された曲のみで構成する(新曲は使用しない)ことが予告された。新譜面を使用することは継続し、うち1曲に新たに裏譜面が制作されることとなっていた。

 決勝使用曲である「Challengers」や同年に10周年を向かえる「幽玄ノ乱」、以前の大会で決勝やそれに近い立ち位置に抜擢された「Hurtling_Boys」「Gloria」などに注目が集まっていた中、裏譜面が追加されたのがなんとこの曲であった。

 年号合わせの1582というAC収録曲では2位以下を突き放すとんでもない物量(家庭用限定を含めてもこれを超える曲は編集時点で1曲のみ)であり、先述の通り演奏時間がやや長めなためこちらは僅差ではあるがおよそ7年振りに平均密度1位を更新している。

 配置としては近年の達人3曲目と比較すればまだ見切りやすい配置ではあるのだが、上記の異常な平均密度により「Central_dogma_pt.1(裏譜面)」と同様に相当な体力がなければまともに最後まで叩ききるのが難しく、特にクリア難易度は太鼓の達人屈指の難易度

 終盤には「はたラク2000」や「神竜_~Shinryu~(裏譜面)」を彷彿とさせる(ただし、あちらがいわゆる「低速地帯」や「アウトロ」に使用しているのに対しこの曲は普通に高密度・曲全体でも難しい配置にもかかっている)HSの緩やかな低下が起こり、ラストの65連(表譜面とは配色のみ異なる)は先述の命日を意識してかHS0.62で流れてくる。

 達人でも(1曲目のChallengersは達人最少ノーツなのがまだマシ……なのかはわからないが)2曲目にも1400ノーツを誇る「The_Future_of_the_太鼓ドラム(裏譜面)」が採用されており、かなりの体力が要求される。

余談

 表裏共に(「ドンカマ2000」ほどではないが)当時の太鼓の達人の常識を破壊する譜面であり、またブルーVer.当時は段位道場限定から突然わずか10日で解禁され万戈イム-一ノ十のように段位のみで詰めるものと思っていたプレイヤーを振り回す(ちなみに、最低100クレを要した≠MMなど解禁が非常に難しかった曲がニジイロVer.で一斉に一般解禁された際も似たような状況だった)、元から表譜面の評価は高かったため裏譜面追加時に水を差されたと感じたプレイヤーも少なくなかった等の理由でこの曲関連で各種SNSが荒れ「信長の悪名高さまで再現するな」「本能寺の変だけに炎上の申し子」「これが歴史になったら裏譜面の96要素になるのでは…」等とネタにされた時期もある。当然これらのネタを嫌う人もいるので使う場面には注意すること。

関連動画

公式音源

公式解説

譜面

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