情報
作曲 | LindaAI-CUE(石川哲彦)《ニコニコ大百科の記事》 |
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譜面作成 | エトウ |
BPM | 5~292 |
曲ID | doncam |
コース | かんたん | ふつう | むずかしい | おに |
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難易度 | ☆5 | ☆7 | ☆8 | ☆10 |
コンボ数 | 342 | 481 | 588 | 765 |
概要
太鼓の達人シリーズのナムコオリジナル曲にして2000シリーズ第19弾。
限定サウンドトラック(非売品)に曲の一部が先行収録されていた。
楽曲自体は発表の1年以上前から完成していたようだが、譜面制作にかなり時間がかかった模様。
公式の開発日記でも「構想1年、制作1か月の超大作?超迷作?」と謳っている。
フルコン称号は「ドンカマの達人」。
また、発表前から非常に難易度が高い曲であることを示唆されており、とある太鼓チームのスタッフ(2段程度の腕前)曰く
「そうそう、今日初めてドンカマ2000ノルマクリアできたんですよ。(難易度:ふつう)
…この譜面作った人、後で職員室。」
とのことである。
2014年6月のドンチャレが初出で、7月1日に一般解禁された。珍しく全てのお題で難易度「おに」指定がついていた。
対応ドンチャレ称号は「LindaAI-CUEのファン」。入手可能期間が1ヶ月と短く難易度も高めのため比較的希少な称号の一つ。
「ドンカマ」という曲名から分かる通り、音源はほぼ全てがドンカマチックで構成されている。曲のジャンルはまさかの現代音楽で、その異質な音源と現代音楽特有のBPMが降り混ざる非常にカオスかつシュールな展開が特徴。音ゲー界隈でも髄一の難解な楽曲である。
サウンドトラック「かきごおり」での歌詞は「何ッ⁉」だが、上記の限定サウンドトラックでは「なにぃ⁉」と記載されている(わら得る2000でも後者のリスペクトらしき風船がある)。それ以外にも呻くような声が数ヶ所確認できる。
譜面
「約2年ぶりの2000シリーズ」ということもあり、ドンだー達は各々の想像を膨らませながらその登場を待ちわびていた。
中には幽玄ノ乱同様音源が一部しか公開されていないにもかかわらず創作譜面を公開する者が現れるなど、時が近づくに連れその期待は大きくなっていったが……。
そして2014年6月2日。高難易度のドンチャレを早くもクリアして、首を長くして期待を胸に秘めたドンだー達は目を疑った。
この曲を選曲したドンだー達が目にしたのは我々の予想の遥か斜め上を逝った謎の意味不明なプログラムらしき理解不能な譜面っぽい物体であった。
「流石に初見落ちはしないだろう」「今の腕前ならクリアはできるだろう」と意を決して無謀にも完全初見で挑んだドンだー達は、
- スーハー2000が逆詐称に見えるほどの究極の極所難
- 現代音楽故の不規則な変拍子や激しいBPM変化が入り組んだリズム鬼畜難
- 難解なリズムと見た目BPM1200超えの超高速ソフランの縁大音符
- 当時太鼓史上瞬間最高密度のBPM292.38の24分音符8連打(29.38打/秒)
- 大量のBPM270の24分音符(27打/秒)、BPM120の48分音符(24打/秒)
- 当時は無から突然出現する、現在は演奏開始40秒後からラストまでずっと画面にいる見た目BPM2.5の面大音符
そして何より、この曲最大の脅威かつ特徴かつ不条理である
7. 面と縁の速度を変えた結果、常に発生する『追い越し』のギミック
これらの前に無残に散って行った、という具合にわけのわからないものである、というかどうしようもないものである。
BPM270の24分は7連打、4-4-4連打、4-4-10連打など複数のパターンが存在し、そのうち4-4-10配置は一部界隈ではエトウレーザーの異名で知られる。
レーザーは全て単色で間に8分一つ分の隙間があるが、そのせいでタイミング・打数を間違えると早打ちによる不可ハマリが連発するという、救いなのか救いじゃないのかよくわからない事態になっている。
初日のクリアレートは6.87%(902~3人?中62人)と、太鼓の達人史上最悪の結果となった。(初見殺しの代名詞と言われたDEBSTEP!でさえ約34%)。
補足すると、この6.8%という数字は、2000シリーズをすべて100万点超えするレベルのドンチャレを1日でクリアしたプレイヤーのみによるクリアレートである。
そのことからもこの曲の異常さがよくお分かりいただけるだろう。
というのもこの曲、先程少し触れた通り別々のBPMの曲を同時に流しているのである。例えば開幕は120、160、210、240が、前述のエトウレーザー地帯では160、210、240、270が同時に流れている。譜面のHS変化はこれのBPM変化に合わせた音取りをしているため。
当然この譜面に対しドンだーはパニックを起こし、ネットでは批判称賛絶賛降参連奏論争爆発何此が相次ぐ自体となった。
6月の生放送ではこの譜面の大反省会が開かれ、その中で太鼓チームさえ「どうしてこうなった」と発言するほどの大惨事であった。しまいにはネット流行語対象にノミネートされた。
さらに、この曲と同じ月に幽玄ノ乱も発表されたため、これだけの高難易度曲が一月に二曲出た2014年6月は魔の6月と言われている。
以上のような鬼畜具合であるが、なんとこの曲でも全良者が出た。これで当時の4狂が全て全良されたことになる。
また「いくらなんでもむずかしい以下なら大丈夫だろう」と思い、むずかしさをさげてこの悪夢から逃避しようとした者もいた。実際今までの2000シリーズはむずかしい以下の難易度が比較的易しいものが多かった。だがこの曲はそんな甘えすらも許さなかった。
譜面(むずかしい以下)
むずかしい以下でも追い越しはそのままであり、こちらでも初見落ちするドンだーが続出、十段レベルのゴリラさえ初見ノルマ落ちする事態となった。むずかしいに関しては幽玄ノ乱を凌駕するのではないかと言われるほどである。
ちなみにふつう以下で初見クリアしたドンだーは多めだったようである。
かんたん
まず突っ込みたい点は、この時点で追い越しがデフォルトであることである。判定のおかげで配置は比較的単純だが、付点8分が大半を占めている有様。レーザー地帯以降にはBPM270の8分が多く存在する。無論、高速ソフランで来る縁大音符とゆっくりと迫りくる面大音符も同じなため注意が必要。
そもそもこの曲の譜面が難易度自体が規格外なため「かんたん」とは名ばかり。
場合によってはおに☆6あたりは匹敵しかねない。
ふつう
さらに突っ込みたい点は、別々の譜面が流れて来ているような配置に強化されていることである。かんたんでも酷かった付点地帯もさらに強化され、レーザー地帯もにいたってはそこらの「おに」に匹敵するレベルである。
「ふつう」とはいい難いほどの完全な地雷譜面。
かんたんよりリズムが複雑になっており、おに☆7~8に匹敵するため注意が必要。
むずかしい
追い越しは当然デフォルトで、最初から最後までBPMの違う二種類の譜面を1レーンで叩かされるようなもの。レーザー地帯は完全にCalculator化しており、初見難易度は下手な☆10すら凌駕する。
以上の事から全難易度が規格外かつ、危険な譜面であるため、安易な気持ちで選曲しないことを推奨する。
出禁曲…?
真っ先に達人に登場した他の4狂とは異なり、!!!カオスタイム!!!と共に一向に段位道場に出る気配のないボス曲と化しており、「出禁曲」という概念が生まれるほど。グリーンVer.にて外伝「タトイ云-一ノ十②」に登場しただけで大騒ぎになったといえばその無縁さが伝わるだろうか。
ちなみに、この曲の一部を曲ごと引用している続・〆ドレー2000は段位道場本編に登場したことがある。
関連項目
幽玄ノ乱(同時期に現れた化物)
ラ・モレーナ・クモナイ 彁-個別記事が存在する、AC15以降初出(ラ・モレーナ・クモナイは裏譜面のみ)かつ段位道場(本編)未経験の現最強格譜面。中でも、彁は作曲者もこの曲に影響を受けたと語っている。
わけのわからないもの どうしようもないもの どうしてこうなった 公式が病気 みんなのトラウマ
2000シリーズ
ナンバリング順?
初出順
〆ドレー2000+→ドンカマ2000→ノるどん2000
続・〆ドレー2000での登場順
スーハー2000→ドンカマ2000→よくでる15300