概要おおおおおおお!!
かなでええええとは、ホロライブの企画の一つholoGTAにおいて、仕事をサボったりやらかしを起こしたりした音乃瀬奏に向けて大空スバルが言い放つ怒号である。
holoGTAにおいてスバルは警察の署長、奏は警察官という役割を与えられており、スバルも署長でありながら自らパトロールに出たりするほどなのだが、警察官であるはずの奏が色々なことをやらかした際には、烈火のごとく怒り狂う。
それがこの「かなでええええええ」なのである。
表記としてはどちらかというと「奏ええええええ!!!」が正しいが、本記事ではオリジナリティーを尊重し、こちらの表記で話を進めていくことにする。
内容おおおおおおお!!
基本的には概要でも書いたが、やらかした奏に向けてスバルが怒るのが主な流れとなっている。
大抵は仕事をサボってギャンブルにばっかり行く奏に対して使われるパターンが最も多いが、怒らせただけでもその数なんと21回。
ここにその全てを記載するのは困難を極めるので、ぜひ下の動画でその全貌を確認してほしい。
ちなみに流れとしてはだいたいこんな感じ。
ラプラス・ダークネス「奏今どこにいる?」(全員ペア行動方針になったので奏と合流したい)
スバル「奏はどうせ病院かカジノ!」
ラプラス「最悪っすよその二択!?」
もはや分かってるかのように言われるという皮肉っぷり。
※ちなみにこれは五日目の会話である。
動画あああああああ!!
GTAを見ていない人でもこれらの動画を見れば「だいたいわかった」と言えるくらいにはholoGTAについてマスターできるだろう。
ちなみにこんなネタMADも存在する。
スバル「その技術他に活かせぇ!!」
評価あああああああ!!
多くのファンからは「大原部長みたいで面白い」「めちゃくちゃ笑った」などなど好意的な意見が多いが、一方で一部からは、「(ゲームであることが前提(ましてやGTAは海外の世界が舞台であり、日本の常識とは色々認識が異なる)としても)警察官がギャンブルをするのはまずいのではないか」「せめて協調ぐらいはしてくれ、一人で暴れられても困る」「奏は自由にやることとやりたい放題やることをはき違えている」などという批判の声も出ていたりする。
実際問題として、スバルが叱った際の奏は「ギャンブルなどで仕事をサボっていた」というのが大半であり、しかも当の本人がやりたい放題に暴れ散らかしていたことがスバルの精神を擦り減らす要因の一つにもなっており、これにはリスナーからも奏に対する批判の声が上がるほどだった。
そもそもGTAというゲームはチームがそれぞれ役職通りの仕事をきちんと行わなければゲーム、あるいは企画として成り立たず回らなくなるというのが常識、かつ暗黙の了解とされており、そんな中で仕事をサボり業務に支障をきたすのは明らかな問題行動である、というのは分かるだろう。
例えば、モンスターハンターシリーズでは仲間のプレイヤーたちに対して頭のおかしな要求をしたり、味方を巻き込んだプレイングなどをするふんたーというものがいるのだが、包み隠さず言うなら奏の行動はそのふんたーとまんま同じである。
視聴者からは「ホロライブの両津」と言われている奏だが、何かと引き合いに出される両津でも普段は不真面目な面が目立ってはいても、事件発生の際には真面目に警察官としての職務に当たっている。
実際、犯罪が起きている間に奏が仕事をサボってギャンブルに行っていることで負担が代わりに行ってしまっているメンバーがいることもあってか、奏には「他のメンバーが頑張ってくれていることからカジノに行けていることを理解してもらう」必要がどうしても出てくる(というより、誰か一人でも協力してゲームすることを放棄してしまえばクリアできないのだから当然の行為であると言えよう)。
このあまりにもあんまりな状況を見かねた獅白ぼたんは真剣な態度で奏を呼び出し、
奏「なんすか〜?」
ぼたん「カジノ行くのは全然いい!あの、忙しい時!まじパトロール行ってほしい!」
奏「わっかりました、それならね」
ぼたん「違うこれガチで、ガチで、結構、今後、マジで犯罪結構多くなる可能性があるの。で、スバルが、結構テンパることもあるから、人がちょっと忙しそうだったらパトロール行って」
と、ぼたん流説教をかました。
ちなみにこれ、本人によれば「ヘイト管理」らしい(とは言え、これに関してはいずれ誰かが言っていたであろうことをししろんが心を鬼にして言ったという事実を理解出来るファンも多いので、不満を言われる事はほぼ無い。むしろぼたんへの評価が相対的に上がった)。
この奏の体たらくについてはホロメン内でも、「奏が仕事をサボるのは、警察としての成功体験がないからだ」といった考察もなされていた。
擁護おおおおおおお!!
とはいえ結局の所、どのような遊び方をしようが(それが度が過ぎたりしていなければ)プレイヤーの自由でしかない。そして厳しい言い方をすれば、結局GTAはしょせんはゲームにすぎず、奏のサボりもあくまで遊び方の一つに過ぎない以上、感情論にすぎない(何なら両津勘吉も常に警察としての仕事をサボって副業したり遊びまくったりしているため、ぶっちゃけ今更感が拭えない)。
ぶっちゃけた話、奏のサボりを批判していながら、ふんたーや寄生プレイなど、協力ゲームでありながら1人だけしれっとサボったことのあるリスナーも少なくないはずである。やっている事は本質的には変わらないのだ。
そして何より上記のようにサボりまくってる印象の大きい奏だが、奏も本人なりに警察として貢献しようと行動していたのも確かではある。
また、サボりの原因の中にはキャバクラに誘う宝鐘マリンやギャン友の白上フブキという、奏からすれば大先輩二人も関わっている。大きな事件が起きてない時にこの二人に誘われて断るというのもなかなか酷である。
奏は学歴社会の中で生きてきたためか、五目並べなどの頭脳戦は得意だがレースや射撃などのアクション系は他メンバー以上にプレイヤースキルが低い点が見え隠れしており、慣れないゲームの中で警察として上手く活躍出来ず、ギャンブルや親しい人と遊んだりじゃれあいに行くくらいしか楽しいことがないと悪循環に陥っていたのも事実だろう。
言わば(『警察』という現実世界でも非常に重大な役割に就いていたとはいえ)奏もある意味ではスバルらお偉い様側から効率厨としてプレイスタイルを完全否定&強要されたにすぎないのである。
奏本人も『現場に行こうとしたがその前に事故って何もできなかった』と発言している。そして車が壊れればメカニックのお世話になるしかなく、修理の為にパトロールの時間が減っていた可能性もある。
企画終了後に奏はGTA5のストーリーを配信しているため、そもそも上記にある『暗黙の了解』などの存在すら知らなかった可能性が高い。
一応、5日目にラプラスの教育によりそれなりに運転ができるようになっている。そして人参カーをあと一歩のところまで追いつめており、6日目にはカーチェイスであやめの車のエンジンを破壊、逃走手段を失ったあやめをみこちが確保するのに繋げるなど、目立ってない所、それも『警察陣営が見ていない所』で地味に活躍している。
それ以降、ギャンブルでサボるといったことはあまりなくなり、無線にも対応してバディ行動を心がけている。最後の大型事件では複数名での一斉射撃によりギャングを一人確保に成功している。これについては当のスバル署長も「本当に成長した」と親心的に大いに喜んでいた。
なお、奏の名誉の為に言っておくと、職務中にカジノやキャバクラに入り浸って(なおかつスバル署長から叱られていた)のは、何も奏だけではないことも事実であることを明記しておく。強いて言うなら、奏はサボり方が下手だった事、そしてロングの金髪という目立つ格好で自撮りしまくっていたたのでバレやすかっただけである。
また、しっかりと配信裏ではスバルに謝罪しており、スバルも謝罪を受け取っている。すでに企画は終わったため、これ以上本人たちを責める必要はないだろう。
最後おおおおおおお!!
様々な波乱とドラマが展開され、賛否様々な感想が飛び交ったholoGTAだが、最終的には新たな関係構築に成功しており、奏も先輩達から可愛がられているようである。
曲者が多い企画の中で目立ったシーンとして抜粋されており、企画が終わった後でもスバル・奏の絡みがあればリスナーも「かなでええええ!」と叫びだす者、奏の事を強く覚えた人も多い。確かに前半の行動には問題があったが後半はしっかりと動いていたため、いい所に落ち着いたと言える。
また、今回のスバル・奏の関係はリスナーだけでなく他のホロメンバー、それも警察以外の陣営にも強く印象づけられており、ホロ甲子園では一条莉々華が9回ツーアウトの場面で『投手スバルVS最後の打者に代打奏』というネタを披露するなど、本人たちがいないところで盛り上がっている。
奏もマリン・ノエル・スバルをライアーズバーに誘って遊んだりする仲になっている。奏の成長とスバルママの今後を期待しつつ皆も「かなでええええ!」と叫ぶ準備をしておこう。
後日ううううううう!!
ホロGTAから時は流れて2024年11月12日、とあるショートが投稿された。
奏「殴れるもんなら殴ってみなよ!シュッシュッシュッ………おらおらおらおら!雑魚がよ〜!へっへっへっ……!」
(ガラスが割れる音)
奏「へっ……スゥーッ……えーっと……」(大脱走)
スバル「かなでええええええええ!!!」(パトカーで追いかける)
それは、画面に向かって奏がシャドーボクシングを披露するも、勢い余って画面を粉砕してしまい、逃げたところをスバルが叫びながら追いかけるという皮肉極まりないものだった。
この公式による完全ネタMADのコメント欄には久々のかなでえええええ!に注目が集まっていたが、後のスバルの雑談枠にて、この時の叫び声はなんと新録であることも明かされ(てしまっ)た。
まだまだ奏の呪縛からは逃れられなさそうである……。
タグううううううう!!
大原部長オチ:ある意味で一番近いやつ?