プロフィール
所属 | 二車骸佐一党 |
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出身 | ふうま家 |
出身 | 精神🟢 |
イラスト | ケースワベ |
CV | 雨森りこ |
概要
ふうま八将が一角・二車家を支える幹部。
初代ふうま小太郎の時代から仕えていると言われ、事実であれば五百年は生きていることになるくの一。
ふうま一門によくみられる邪眼使いで、“人魚の碧眼”と呼ばれる邪眼を持つ。
ふうまに仕えてはいるものの、分家筋の二車に属する幹部として「宗家」ふうまに対して複雑な想いを抱いているようで、恨みを口にすることもある。
そのような事情もあってか、邪眼に覚醒せず、ふうま当主としての役割を放棄していた当代当主・ふうま小太郎に対しては特に当たりが強く、「目抜け」呼ばわりを憚らない。
本編冒頭で小太郎を見限った二車当主・二車骸佐の反乱に加担。そのまま他の二車幹部と共に五車学園を去った。
先代・ふうま弾正が当主だった時代は忠臣かつ相談役として重用されており、弾正から「おばばは心配性」と言われるなど良好な関係であった。
本編でふうまから離反したのは、あくまで息子の小太郎に当代当主の資質なしと見做し、自らが属する二車家の独立をもってふうまを再興せんとしたためで、宗家分家のしがらみからではない。
小太郎に対しては「可愛くて愚かしい」とも称しており、愛情がないわけでもなかった様子。
だが離反後は二車の御意見番という立場もあってか、小太郎を「目抜けの当主」として徹底的に見下し侮っており、その偏見とも言える評価は最後まで覆ることがなかった。
敵対関係ではあるが、イベント「決戦“八百比丘尼”」にてユニット化している。
人魚の碧眼
右眼で見たものの生命エネルギーを吸い取り、自らのエネルギーにしてしまう邪眼の一種。
生命エネルギーを奪われ尽くした対象は半魚人のような異形の怪物に変化する。
対魔忍としてあり得ない年月を生きているのは、この邪眼の能力によるものと思われる。
基本的に敵を視界に収めれば必殺の邪眼であり、そうでなくとも敵を著しく弱体化させつつ自らは生命力を得られるというチートじみた異能。
また、自身の生命力が減少している場合は邪眼の威力も上がるという特性も持つ。
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***********この先ネタバレを含みます*********************
第一部最終章では楽尚之助の指示でヨミハラ支部に詰めていたが、クローンアサギが死霊卿テウタテスと協力関係にあった甲川零に囚われていた尚之助を発見し、現在の尚之助が偽物にすり替わっていた事実を把握。
更に心願寺紅に主である骸佐が東京キングダムで虐殺を始めた事を知らされ、二車に力を貸していた死霊卿の裏切りと、骸佐を人柱にして東京キングダムで魔界の門を開こうとする死霊卿の策謀を他の二車忍軍幹部ともどもようやく察知。
三郎達と共に東京キングダムに帰還し、死霊卿との対決に赴く骸佐に同行する。
死霊卿軍と二車忍軍の全面対決では、死霊卿の娘であるフェリシアと対峙。
格上のフェリシアに対して、敢えて自らの左腕を切り飛ばさせることで生命力を減少させ、人魚の碧眼の威力を上げるという捨て身の戦法で挑んだ…………が、悲しいかな圧倒的な実力差により、身を削ってパワーアップさせた邪眼でさえフェリシアには『多少違和感を覚える』程度の影響しか与えられず。
そのままフェリシアに遊び同然に嬲り殺しにされ、「比丘尼がダメージを受けるほど強まるという邪眼の効力を試すために、目玉以外を徹底的にズタズタにする」というゲームに伴って全身を擦りおろすように斬り刻まれて肉片にされた上(この過程で死亡)、最後に丁寧にくり抜かれた邪眼を無惨に踏み潰されるという、作品を通してもトップクラスに凄惨な虐殺の餌食となった。
フェリシアから「雑魚(二車幹部)の中では一番マシ」と評された比丘尼であったが、実のところフェリシアはボスの死霊卿をも凌駕する最強格のジョーカー(対魔忍がタイマンで戦えば、恐らく例外を除いて万に一つの勝機もないレベル)であり、秘策込みでも相手が悪過ぎたと言える。
結果、二車忍軍に共通する「個々の能力は高いが連携不足」という欠点が最悪の形で露呈し、助力もないまま格上になす術なく蹂躙されて敗死するという結末を迎えてしまった。
余談
後に明かされた制作秘話によれば、怪異じみた年齢や強大な邪眼に恥じず、二車幹部の中では最強という設定であった模様。
幹部最強ということは、ふうま時子と互角に渡り合い、死霊卿麾下の大幹部・ケルヌンノスを退けた権左よりも強いと考えられ、対魔忍としては相当に上位の実力者と言える。
最終決戦で死霊卿の下に集った他の部下たちはいずれも大幹部より格下だったため、他の相手との戦闘であれば危なげなく勝利できたと思われるが、フェリシアと対峙することになったのが運の尽きであった。
……そもそも死霊卿より強いとされる時点で二車戦力総出でさえフェリシア単騎に勝てなかった可能性も濃厚であり、彼女を擁する死霊卿勢力と真っ向から事を構えた時点で二車はどのみち詰んでいたとも言える。