名称はモルガン・ル・フェ/ファタ・モルガーナ(蜃気楼を指す言葉でもある)など
『マーリンの生涯』において、アヴァロンを統治する9姉妹の長女として登場。カムランの戦いの傷を癒すためにアーサー王をアヴァロンに連れていったとされる。
しかし後々の物語では邪な魔女として登場するようになる。
マロリーの『アーサー王の死』ではアーサーの暗殺を目論んだり、エクスカリバーの鞘を盗む、ランスロットへの誘惑など敵・悪者の役割が多いが、しかしアーサー王をアヴァロンへと連れて行く役割自体は変わらなかった。
アイルランドの戦いの女神モリガンと同一視されるほか、ウェールズの伝承に登場するアンヌヴン(魔法の大釜があるとされる異界)の王女モドロンとも同一視される。
物語によってはモルゴースやニムエといった他の女性(魔女/妖精)と統一されることも。
関連人物
アーサー王:弟
モルゴース:姉。同一人物となることも
イグレイン:母
ゴルロイス:父
ユリエンス:夫
ユーウェイン:息子
モルドレッド:モルゴースと統一される場合息子となり、アーサーとの関係も含めよく関連付けられる
アコロン:愛人。他にも恋人とされる騎士や、彼女に支配された騎士が登場する
オベロン:妖精の王。彼女とジュリアス・シーザーとの間に生まれた子とする話もある
マーリン:恋人・魔法の師とされる。
ヴィヴィアン:湖の乙女。アーサーに味方する魔法使いとして対比されるほか、役割が統一されることもある。
別名・表記ゆれ
モルガン・ル・フェ / ファタ・モルガーナ / モルガーナ / モーゲイン