概要
1953年11月1日生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科を卒業、織物職人を目指してさまざまなアルバイトを経験した。
1981年に『朝のホットライン』でリポーターを務め、1983年より『情報デスクToday』のアシスタントを務める。
1989年からは『筑紫哲也NEWS23』のキャスターを務める。1992年に米国ワシントンへ渡り、帰国後は『報道特集』のキャスターとなる。1993年には週刊文春で「阿川佐和子のこの人に会いたい」の連載が始まる。
1998年『ビートたけしのTVタックル』の進行役に。2011年10月1日には、自身の名を冠した土曜朝のトーク番組『サワコの朝』が放送を開始、2021年3月27日まで続いた。
文筆家としては、エッセイや小説を定期的に執筆し刊行している。
2015年には博物館明治村の4代目村長に就任。
人物
父親は小説家の阿川弘之。兄は弁護士で法学者の阿川尚之。弟が2人いる。
「佐和子」という名前の由来は、阿川家とは縁もゆかりも無い「南佐和子」という女性から取られたもの。
もともと、兄が生まれる際、父は志賀直哉の『暗夜行路』に登場する「直子」と付けようとしていたが、男の子であったため新しい名前を考えなければならなくなり、たまたま通りがかった墓地で「南尚之」という名前の墓石が目にとまったため名前を拝借した…という経緯があり、第二子である佐和子についても同じ南家の墓石から借りて付けられた。
20代からお見合いを繰り返しており、長らく「結婚できない」ことを自虐ネタにしていたが、2016年に63歳にして、6歳上の元大学教授の男性と結婚した。
結婚にあたって公開した手記において、夫となる男性とは30年以上前に知り合い、友人として交流を持っていたが、阿川が留学から帰国した時期に、相手から妻と別居状態になったと告げられ、これをきっかけに距離が近づき始めたと語っている。
檀一雄の娘である檀ふみとは同じ大学の出身で、父が文筆家という共通点もあって仲が良い。
また、父の友人、北杜夫の娘である斎藤由香、同じく父の友人の阪田寛夫の娘である大浦みずきとは、幼少期から家族ぐるみで交流がある。
出演作品
テレビドラマ
映画
- ローレライ(2005年):西宮桂子
- ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年):ササキサユリ
- エゴイスト(2023年):中村妙子
- 君たちはどう生きるか(2023年):えりこ
関連タグ
のぞみ(列車):名付け親。父・弘之から「国鉄の特急列車は大和言葉でつけられていた」とアドバイスを受け、最有力候補だった「希望」を大和言葉とした「のぞみ」を提案した。