概要
昭和40年3月18日、愛知県犬山市郊外に開園した、屋外型の博物館。
明治時代の貴重な建築物を保存をするために設立され、当初は7件に過ぎなかったが、現在は67件にまで増え、拡張している。
敷地面積は100万㎡で、東京ドーム25個分。
明治村の運営は名古屋鉄道のレジャー部門から独立した名鉄インプレスによって行われている。
貴重な建物を数多く保存していることから、しばしばドラマのロケ地にもなったり、コスプレイベントの会場になったりする。
郊外にあるため、アクセスは犬山駅からバスに頼ることになる。かつては小牧線の羽黒駅が明治村口と名乗ってアクセスを担っていたが、犬山駅にバスが移ってからは元の羽黒に戻されている。
敷地
一丁目
正面入口にあたり、犬山駅からの路線バスのに乗り場がある。
二丁目
明治村のメインストリートとも言える場所で、「京都七条」電停がある。
三丁目
京都市電「品川燈台前」電停がある。入鹿池を海に見立てた建物が多い。
四丁目
SLと市電との乗換駅「名古屋」がある。
五丁目
明治村北口にあたる。自家用車駐車場に近い。SLの東京駅から明治村のメインストリート(二丁目近辺)までは、SLと市電を乗り継いでアクセスできる。
サブカルチャーとの関係
明治、大正、昭和初期の歴史的建造物が密集していることからそれらの時代を題材にした数多くの作品の舞台となっており、それらの作品の聖地と化している。またそのような背景から全国の博物館の中でも特に多くの創作作品とのコラボイベントやタイアップを企画している。
夏には世界コスプレサミットのサブ会場として提供されることもある。
過去にコラボイベントが開催された作品の一例
余談
当館で動態保存されている京都市電N1形は、開館前に試運転と市民へのお披露目ならびにPRを兼ねて、現在は廃止された名鉄岐阜市内線で試運転を行ったことがある。しかし、これを見た当時の岐阜市長が「近代都市を目指している我が市内に、明治時代の時代遅れな電車を走らせるとは何事か!」と激怒したことによって、速攻で中止されたという逸話がある。
なお、当時の岐阜市内線は柳ヶ瀬付近の道が狭隘なことから、やむを得ず4輪単車を用いて運転を行っており、皮肉にも日常的に走行している電車が時代遅れの代物という点を市長は全く気にしていなかった模様。
関連イラスト
関連タグ
リトルワールド・・・・・・明治村から数キロの所で同じ市内にある。
名古屋鉄道・・・リトルワールド同様、設立にかかわる。
森繁久彌・・・二代目『村長』。
阿川佐和子・・・五代目『村長』(現在)。
因みに村長とは別に館長もいる。