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ミジャグジ様の編集履歴

2013-02-01 19:26:49 バージョン

ミジャグジ様

みじゃくじ

超古代の日本列島にいい伝えられる土着神の一種。御社宮司様、赤口様とも。

概要

諏訪地方の土着神であり、祟り神の一種である。

だいたい男性器の風貌で祭られ、8歳の少年を依り代にするとも謂われている。

諏訪大社のお祭りが有名で、諏訪湖の氷が裂けるという『御神渡り』もタケミナカタではなくこの神が渡っているとする見方もある。


古代日本列島人の人々、天孫降臨時代や倭国大和大君時代(大和王権)が存在する前からの列島人の崇拝対象だったとされるが、具体的な発祥は未だに不明。

諏訪の外からやってきたタケミナカタに敗北して祭神を下ろされた土着神とも、タケミナカタそのものがミジャグジ様の一種だともいわれている。

東日本全体で信仰されていたと思われ、地方によって信仰形態も異なっている。

日本文化が日本列島に定着しても、口伝などで変遷しながら脈々と伝え得られる。


男性器を思わせる大蛇や龍神の姿で描かれるが化神を多く持つ神であり、一つ目小僧かまいたちもミジャグジ様の仮の姿であると言われている。


人身御供

古代の諏訪社では神のために人の命を捧げる人身御供が行われていた可能性があるといわれている。

一年神主としての『大祝(おおはふり)の殺害』が主に有名なようだが、他にもいくつかの伝承がある。


旅行家・菅江真澄が1784年に諏訪を訪れ御頭祭などを見て書き残した『すわのうみ』の中に、『御贄柱』と縛り付けられる大祝の少年のことが書かれている。

しかし、それさえもすでにかなり近代化した祭事だったようで元がどのような形式だったのかはわからない。


少年好きの神様

ミジャクジ様の儀式に共通するのが人身御供人柱と呼ばれる者に選ばれるのが、未成年の少年だったということだ。


日本各地の昔話や伝説を見る限り、人身御供に選ばれるのは未成年の女子である例が圧倒的に多いため諏訪社は珍しい例だといえるかもしれない。

また日本のシャーマンといえば巫女やイタコなどに見られるように、女性であることが一般的だが、諏訪社で一年神主としてシャーマン役を果たしていたといわれるのが少年という点も同じく珍しいと言えるだろう。

逆にいえば少年は生神としての崇拝対象にされるだけの者だった可能性もある。


また大祝(おおはふり)という呼び名だがもともとハフリとは神職のことを指し、特別シャーマン的な要素を持たない言葉である。

そしてハフリには別に”葬り”という意味もある。

神の移し身として即位した生神(少年)を殺し葬り、祝いの祭事で奉り神へ昇華させる意味を大祝という言葉は含んでいたのかもしれない。


フィクション作品において

東方project女神転生に登場するミジャクジ様についてはミシャグジさまを参照。


関連

御社宮司

赤口

土着神

人身御供 生贄

諏訪大社

御頭祭

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