概要
ティターンズの解体によって用途余剰となったバーザムを改修したMS。
グリプス戦役直後において、連邦軍の次期主力機ジムⅢの生産が遅れている状況と、ガンダムMk-Ⅱの流れを汲む基本性能の優秀さを惜しむ声から、全機退役が予定されていたバーザムを、エゥーゴ系在来機やジム系のモビルスーツとの部品の互換を持たせるために各部を改修し、採用された。
基本的なスペックに変更はないが、頭部アンテナの換装やゴーグルセンサーの搭載によりバーザムから見た目の印象を大きく変えている。
なお、モノアイからゴーグルセンサーへの仕様変更は、後年のアンクシャやバイアラン・カスタム等、バージム以外のティターンズ系MSの後継機や改修機にも施されている。
本機は、バーザム自体の生産数が多くない為、バージムに改装された機体の数もあまり多くなかったといわれている。
資料によっては、当初はカラバ向けに生産され、後に連邦軍に正式採用となったとも記載されている。
「ダブルフェイク」作中では宇宙世紀0090年に発生したテロ組織「カラード」のサイド6連邦軍襲撃事件の際、侵攻してきたガザC部隊をガンキャノン・ディテクターらと共に迎撃していた。