概要
曹操が董卓討伐に挙兵した際に、楽進は曹操の下へはせ参じた。当初は帳下の吏（記録係）だったが、故郷で兵を集めたことで武将として起用される。
その勇猛な性格と実力で、数多の戦場を一番乗りに駆け廻って武勇を発揮し多くの戦功を立てていった。まさに「斬り込み隊長」。李典とよくペアで行動していた。
赤壁の戦い後は、荊州で守りの要として防衛にあたっていた。不仲であった張遼、于禁とは度々衝突はあったが、呉が攻めて来た際は、協力しあって幾度の侵攻を食い止めた。
彼の死後、魏で最も功績があった一人として、魏の五大将軍として数えられる。背が小さかったらしい。
三国志演義
演義では弓の名手として描かれるが、これといって目立つ活躍は少なく、濡須口の戦いで顔に矢傷を負った後登場しない。
楽進が登場する作品
楽進は、魏の五大将軍として張遼、徐晃らと並ぶ優れた武将だが、真・三國無双等の影響で他の四人と比べ、影が薄く目立たなくなっている（于禁は違う意味で目立つ）が、作品によって活躍が描かれている。
セガからのトレーディング型アーケードゲーム『三国志大戦』の影響を機に、楽進の再評価の動きが高まり、真・三國無双でも登場するようになる。
漫画「横山光輝三国志」
特に目立った活躍はなく、身に着けている鎧も張遼とほぼ同じ。濡須口の戦いでは敵の武将に張遼と間違われた。
「蒼天航路」
楽進が出てくる作品の中で最もよく活躍し一気に知名度を上げた漫画及びアニメ。
史実通り小柄であり、全身傷だらけの人物として描かれ、初登場は一兵卒だった。荀攸とペアで活躍し、とにかく退かないで突っ込む戦いをしていた。最期の壮絶な死は作品屈指の名場面。
「真・恋姫†無双」
上記の影響を受けて、全身傷だらけの女性の武将のキャラクターで登場。真名は凪。
→こちらを参照。
「真・三國無双」
声：伊藤健太郎
武器：双鈎
真・三國無双7より魏の武将として参戦、かぎ爪のついた剣の二刀流で戦う。
体格は小柄で謙虚な性格。腕は立つのだが、本人は自分を過小評価しているきらいがあり
力の無さを一番槍を目指すことで補おうとする勇猛果敢な将。そのため身体に多くの傷痕を持つ。
李典とは信頼のおける間柄の凸凹コンビ。
