(1)(なましょくまたはせいしょく)
食べ物を、加熱・乾燥・塩蔵などの工程を経ずに、切ったり調味したりといった加工のみで生のままで食べること。特に、「加熱しない」ことを指す。果物は生食することが多い。刺身、なます、サラダなどが代表的な「生食する料理」である。
(2)(せいしょく)
生理食塩水のこと。水に塩化ナトリウムを溶かした液体で、濃度は0.9%。
(1)の生食
野生動物は煮炊きなどするわけないので、みんな食べ物を生食していて、それ以外の選択肢など持たない(モズなどは獲物を枝などに突き刺しておくことがあり、結果として干物と化した肉を食することがあるが)。だから「生食」という言葉は、人間が食べ物を煮炊きする習慣をもつがゆえに使われるのだとも言えよう。