廃線「ぶらり廃駅下車の旅」とは東方projectのキャラクターである八雲紫のスペルカードである。
派生する形で、八雲紫と鉄道(廃線、車両等)を描いたイラストにつけられるタグにもなっている。
概要
東方緋想天(並びにそれを引き継いだ東方非想天則)で使用できる。コスト5。
内容としては紫の後方から電車を巨大なスキマから召喚し、その電車で相手を撥ねるという弾幕とは言い難いとんでもないもの。電車は打撃属性であるため通常ではグレイズ不可(天候「花曇」時は可能)であり、さらにガード不能。威力が凄まじく、また範囲もかなり広範囲であるため一見強すぎるように見えるが、出るまでがゲーム中トップクラスに遅い。そのため出し方を工夫しないとわかっている相手には簡単に上空に飛ばれるなどの方法で簡単に避けられてしまうため、実戦で当てるのは簡単ではない。しかし、うまく出すと「起き上がると既に電車が目の前〜真上にあるので回避不可能」という状況も作り出すこともできる。
ちなみに、召喚される電車のグラフィックは長野電鉄木島線3500系・3600系という実在する車両がモデル。スペカ名のとおり木島線は廃線となっているが、車両自体はそれ以外の路線で現役で走っているらしい。ちなみに屋代線も廃止が決まり、3500系たちは今後どうなることやら・・・・
ちなみに非冷房車には一部、廃車が発生しており、そのうち1編成は東京メトロへ売却し、後は重機の餌になっているが、紫はその残りを盗んでスペカに使われたものと思われる。
誕生のきっかけ
長野県にはZUN(神主)の実家がある。 2008年夏コミ終了後の萎えラジによると、神主が技名を考えた時、電車をデザインしてもらうとかの話が出て、電車に定評があるRANYON先生(とんのり丸)が凄く細かいグラフィックを作ったが、神主は鉄道ファンではないから全然わからなかったとのこと。事実上は長野電鉄3500系で、鉄道ファンからはマッコウクジラと呼ばれ、昔は日比谷線で走っていた車両である。時期早々、2002年に「長野電鉄木島線」が廃止されたことが記憶に新しく、このスペカと木島線廃止とはなんらかの共通点があるかもしれない。