ベリオロスとは、カプコンのモンスターハンターシリーズに登場するモンスターである。
概要
『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)で初登場。
サーベルタイガーのようなモンスター。通称『氷牙竜』「ベリオ」。
原種は凍土に生息し大きな牙や般若のような目を持ち、体、特に前脚の羽部分には鋭いスパイクがいくつも生えている。
このスパイクのおかげでベリオロスは凍土の上で俊敏に動きまわっても滑らずにいることが出来る。逆に、そのスパイクを破壊してしまえば飛びかかりなどの着地時に大きな隙ができるため、脚の部位破壊は積極的に行いたい。
しかしその見た目といい動きといい、ナルガクルガが凍土の過酷な気候に対応したかのようである。
ベリオロス、ナルガクルガのどちらも怒り状態で目が赤くなるところまでもが共通点。
外見や攻撃モーションこそナルガクルガの流用だが、氷属性のブレスを吐いてくる上、飛ぶことも出来る。
体躯はナルガクルガよりもずっと大きく、攻撃力も高めに設定されている。
尻尾振り回しはその体躯の大きさ、もっさりとした速度のためナルガ感覚で回転回避しようとするとまず被弾する上に、尻尾を切断していないと食らうたびに氷やられになるなどかなり厄介。
「ナルガクルガのマイナーチェンジ」と侮っていると逆に狩猟されてしまうだろう。
エリチェン時にも出会い頭で飛び掛りをしてくるなど、ギギネブラもそうだが凍土のモンスターはいやらしい攻撃が多いようだ。
『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)ではナルガクルガが登場したせいか、連続飛びかかり攻撃が削除されている。
代わりにMHFのデュラガウアのようなタックル技が追加された。
なお、MH3仕様のモーションは、その後MHFGに登場したヒュジキキへと受け継がれた。
ちなみにベリオロスのテーマ曲として『零下の白騎士』があるが、凍土フィールドでの狩猟音楽であるため、対ギギネブラ等でも流れる。
亜種
MHP3にて『風牙竜』と呼ばれるベリオロスの亜種が登場。原種が白色なのに対し、こちらは全体的に橙色、頭部は赤という配色となっている。ちなみにその赤色は獲物の返り血だとか。
主に砂漠に生息しており、凍土で役立ったスパイクは、同じように砂地に深く食い込むことで滑り止めの役割をする。また翼全体を地面に接触させて安定させる着地は、むしろ固い凍土よりやわらかく安定しない砂地向きの着地法である。
原種同様ブレスを吐き、着弾後「巨大な竜巻となりその場に停滞する」「小さな竜巻となり、周囲を旋回する」という二種類の挙動をとる。大型竜巻は接触すると上空に投げ出され、その後しばらくダウンしてしまう。
巨大な竜巻の発生後ベリオロスは「その風に乗り、その勢いのままこちらに飛び掛ってくる」という大技を繰り出すことがある。ブレスと連動したこの技は、竜巻に巻き上げられてダウンしてしまうとコンボが確定してしまうリーサルウェポンである。そうでなくても大きい円を描きながら高速で加速するため回避のタイミングやガードの方向が読み辛い。
小さな竜巻は発生後すぐにどこかへ行ってしまうが、忘れた頃に戻ってくるため注意が必要。
また、フィールド上には大きな竜巻は1つ、小さい竜巻は最大2つまで発生する。計3つの竜巻が砂漠を吹きまわる様子は風を操る古龍顔負けである。
原種が行うタックル攻撃についてはタックル→頭を中心に90度方向転換というモーションが追加、元が隙の大きい技だっただけに、初見では原種と同じように頭部等をピンポイントで狙いにいって空振りさせられることもある。
ベリオ装備
スタミナ強化系や氷属性のスキルがつく。ハンマーやランスにはもってこいである。作れる武器はどれも優秀。
新大陸に移り、キリンがいないという事態が一時騒然となったがやはりカプコンは紳士であった。
キリン装備に酷似した姿は当然の如く大人気で、ネブラ装備やナルガ装備と肩を並べるエロ装備となっている。(ただしキリンより露出は抑え目)
キリン装備↑ ↑ベリオ装備
さらに男性キリンとは違い男性装備もずいぶん格好いい。本当にカプコンGJと言わざるを得ない。
このため今現在多くのベリオロスが乱獲されていることだろう…