概要
ドキドキ!プリキュアに登場する菱川六花とラケルのカップリングタグ。
2人はプリキュアとそのパートナーの関係にある。
プリキュア妖精にしては珍しく思春期の少年的な資質が強いラケルと、それを暖かく見守る六花との様々なからみがまるで姉弟もしくはおねショタみたいな関係に見えるとの事で、ドキプリのプリキュア&妖精とのカップリングのイラストではダビまこに次いで多い。
作品全体で見ると、主人公であるマナとシャルルの関係性(シャルマナ)の描写よりも、六花とラケルの関係性の描写の方が多く描かれている。これはシリーズでも少し特異な状況と言えるが、六花の両親が仕事で家に不在がちな事もあり、六花の私生活にラケルが深く入り込んでいるためである。
3話にてラケルがマナと同じく六花もプリキュアになればいいと提案した際には、モジモジしながら「六花は頭もいいし優しいし・・・ボクのパートナーになってくれたら嬉しいなぁ、なんて・・・」という告白めいた発言をしている。
4話では六花がラケルの耳をイジイジしているシーンが見られた。
ちなみにこの描写を見ると、肉球マニアの某たおやかさんのイメージと被る。
ラケルの耳いじりは寂しさやストレスを紛らわすときの六花の癖のようで、六花メインの話では以後の放映回でも象徴的に描写されている。
学校ではマナにあわせて大騒ぎで奔走する六花だが、帰宅すると誰もいない静寂に包まれてしまうという生活には孤独感に苛まれていたようで、ラケルがパートナーになって私生活に入り込むようになってからは、六花もそれに救われているかのような暖かさを感じる日常描写が多く描かれた。
10話では一緒のベッドで寝ている事が判明。ラケルは専用の布団が用意してあったが、その形は六花が好きなカエル型だった。
同じく10話の朝食シーンで、ラケルの食べているウィンナーソーセージがタコさんウインナーになっている。六花の皿には普通のウインナーが載っている事から、六花がラケルのためにわざわざタコさんウインナーを作った事がわかる。
14話では、六花がはまった競技かるたの練習を、夜にラケルと一緒にしている事が六花の口から語られている。
第26話では家族団欒の予定がドタキャンされて寂しさを感じていた六花が「明日デートしよう!」とラケルを誘い、ラケルは赤面しながらあたふたするという微笑ましい光景が描かれる。
そして二人っきりで海辺へ遊びにいったときに記憶喪失のイーラが倒れているのを発見、六花が甲斐甲斐しく介護するという伝説的なイラりつ描写が描かれることになったが、ラケルがそれに嫉妬する様子も描かれ、ラケルの六花への異性的な視点からの淡い憧れが示唆された。
第29話では、ダビィがDBに変身するように、彼も人間に姿を変え、六花の為に色々と頑張ろうとする。
その際、亜久里から「どうして人間になりたいと思ったのか」と聞かれたときに、セリフとしては六花と一緒に勉強や運動がしたいと答えていたのだが、そのときに映しだされたイメージ映像があきらかに六花とイチャついているだけにしか見えなくてマナから「青春だねぇ」と突っ込まれていた。
実際には六花のお手伝いをしたいという真面目な意欲もあったのだが、六花が日常生活の手際を完璧にこなしすぎてて、人間になってまで手助けすることが見つからないという状況に。ラケルは役に立てなかったと落ち込んだが、六花は「一緒にいてくれるだけで嬉しい」と言っていた。
第36話は、六花のクラスメートの八嶋にラケルが一目惚れする。ラケルが恋慕という感情を理解したのはこの話が初。最初は胸のドキドキを病気になったと思い込むというお約束の流れであった。
八嶋にはすでに恋人がいたために最終的にラケルは失恋することになるのだが、六花はそのことを最初から知っていた様子を随所で見せていた。しかし恋を知ったラケルの勢いを止めることができず、その暴走に巻き込まれていくというコミカルな展開になった。
失恋したラケルを優しく抱きしめ、「ラケルには私がついいているじゃない」と慰める。ラケルはそのときに八嶋に感じたものと同じ胸のドキドキを六花に対して自覚することになる。