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イラりつ

いらりつ

イラりつとは、「ドキドキ!プリキュア」におけるイーラと菱川六花(キュアダイヤモンド)のカップリングタグ。
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概要編集

ドキドキ!プリキュア』に登場するイーラ菱川六花のカップリングタグ。

キリほの以来の敵組織の少年幹部とプリキュア戦士のCPとして注目されている。


本編での展開編集

4話。事の始まり編集

イーラは第1話から第4話まで連続して登場してジコチューを作り出しているため、放映当初から敵幹部の中の代表キャラとして認識されていた。

それゆえに、イーラのCP妄想としての相手としては第1話からイーラのジコチューと戦っていたマナとされることがほとんどであった。→イラマナ


しかし4話にてイーラが前回登場したキュアダイヤモンドの印象についてこう、青くてフワっとして、キラキラしてやがってさ…と聞き様によっては褒めているような表現をしたところをマーモあら、惚れたの?と茶化されて狼狽するという一幕があった。

美魔女~確信~【ドキドキ!プリキュア】

この話でのイーラの思わせぶりな発言を受け、突如立ったフラグに多くの視聴者が沸き立つ。

そしてこの第4話以降、六花とイーラは特に話に関係ないときでも、戦闘で直接対決するシーンがやたら多くなった。

スタッフが意識的に六花とイーラをライバル関係のように描いている意図が感じられるため、CPネタとして序々に定着していった。


12話編集

象のぬいぐるみのような姿のイーラビーストに対しキュアダイヤモンドが「強い…! かわいいのに……」と発言。

イーラは即座に「かわいいって言うな!」と言い返した。


19話編集

ボウリング対決で、イーラに「ガターだ」と笑われたキュアダイヤモンド

「ど真ん中に行ったのにガターはないでしょ!」と顔を近付け怒鳴っている。

ちなみにこの時イーラは、キュアダイヤモンドイメージカラーと同じ青のユニフォームを着ていた。

来週は


26話編集

落雷に打たれて記憶喪失に陥り毒の抜けたイーラと、それを甲斐甲斐しく看病する六花が描かれた。

イーラはそんな六花に対し、「優しいんですね」「天使のような人だ」と言い六花を赤面させている(イーラ自身も六花の自分を気遣う優しい発言に赤面している)。

更にラッキースケベな押し倒しや、オムライスをあーんするなどのスキンシップもあった。

そのムードは、ラケルが嫉妬するほど。

あーんしてセンシティブな作品


また、4話の項目でキュアダイヤモンドに対する容姿の形容(ふわふわキラキラ)がイラりつ要素として挙げられているが、26話でイーラが記憶を取り戻すキッカケとなったのがこの表現であった。

公式でのイラりつ描写はあくまで奇妙なライバル関係という視点を中核にしている。イーラが六花を異性として扱う側面を見せていたのはここまではその4話のみであった。それ以降は六花及びキュアダイヤモンドを異性として意識するような描写はかえって不自然なほどに皆無。誰もが諦めたいた時点での突然のフラグ回収である。ここまで実に22話分の時が経っていた。

この瞬間、あの日からイラりつを信じていた彼らが歓喜して沸き返ったことは言うまでもない。


この回で六花は敵であるイーラをも分け隔てなく看病することで自分の本当にやりたいことと向き合い、記憶を取り戻したイーラに対し素直に「良かった」と口にしている。

それに対しイーラは「変なヤツ」といいながらも、グーラの攻撃から逸らすようにキュアダイヤモンドたちを吹き飛ばし、間接的に助ける行動にでている。さらに、これを受けてイーラの気持ちを理解したダイヤモンドは、前回までの仲間達に続き、自身のパワーを高めることができた。

終盤でイーラは六花に手当てされた腕の包帯を外してしまっているが、風で夕暮れの街並みに流されていくそれを見つめるイーラはどこか物憂げな表情をしており、記憶を取り戻しジコチューへと戻った後も六花と過ごした時間の記憶はあるようで、今後にも期待が高っている。


なお、イーラの中の人ネタや、近い時期に放映されたアニメの影響もあってかこんなネタ絵も。

金曜日が待ちきれなくて「六花!空から男の子がケル!」 


32話編集

久々に前線に出てきたイーラに対し(事実上26話以降から最初の再会)、「イーラ!あなたもういい加減こんな馬鹿なことやめたら?」とダイヤモンドが訴えるが、イーラは困惑しつつ「うるさい!俺に命令すんな!」と拒絶する。このやり取りはダイヤモンドがイーラの姿を見た瞬間に行われたものである。26話で、次に会ったときは再び敵になるだろうと言うキュアエースに納得した様子を見せたダイヤモンドだったが、やはり心のどこかでイーラの改心に希望を持っていたものと思われる。

これを通し、他のプリキュア達と比べてイーラとダイヤモンドの関係が特別であるということが明らかとなった。

ちなみに、26話ですら無かった六花のイーラの名前呼びが初めて実現した記念すべき回にもなった。


34話編集

アイちゃんの世話に六花がかかりきりになっていたところに、イーラはジコチューを襲撃させてアイちゃんを泣かせてしまったために「よくもうちの大事なアイちゃんを泣かせたわね」と怒られてしまった。

その直後、例に倣って(キュアダイヤモンドの新必殺技含む)プリキュア達の必殺技によって敗北したイーラは「俺が泣きたいぜ」と捨て台詞を吐いて去ったが、その台詞は勝てそうだったのにまたしてもプリキュアに敗北したことに対しての気持ちなのか、……もしくはアイちゃんを庇って自分に敵意を向けたキュアダイヤモンドの態度によるショックの気持ちだったのか、その辺りは謎である。


42話編集

イーラは亜久里の誕生日パーティーをレジーナと一緒に襲撃。

この回初めて攻撃に転じようとしたイーラに対し、六花は即座に反応。

ダイヤモンドスワークルを直撃させ、びしょ濡れにしたうえ目を回させてKO

「あなたはそこで頭を冷やしていなさい!」と告げる。


イーラと六花がバトルで絡むことは珍しくはないのだが、この回のイーラはこれ以外とくに見せ場がなく六花に負けるために出てきたとしか思えない登場だったため、イーラにM疑惑が立ってしまった。

この回の六花は暴れまくっていたレジーナを放っといて、登場したばかりでまだ何もしてないイーラを狙い撃ちにしている。何が六花をカチンとさせたのかは不明。この話の冒頭でレジーナとわりといい雰囲気だったのを察知でもしたのだろうか

うがった見方をすれば、最終回間際になったこの時点で、二人が腐れ縁であることを視聴者に再認識させようと、二人に過剰な演出をしたともとれるかも知れない。


47話編集

キングジコチュー復活により、ジコチュー軍団の地球侵攻が本格的に開始。その一番はじめの侵攻地となった大貝町は恐怖と破壊の嵐にまみれる。

六花もキュアダイヤモンドに変身して街を襲うジコチューの群れを浄化していったが、いつまでたってもきりがない。限界が近づいていた六花を助けるかのように、彼女の周囲のジコチューを薙ぎ払ったのは他ならぬイーラであった。

地球もプリキュアもこれでもう終わりだと悟ったイーラは、六花だけは自分の手で倒すべく彼女に決闘を申し込む。

「前にもこんなことあったわね」

「……覚えてねーな」

「そう、残念」

六花は静かな笑顔をたたえてイーラとの戦いを受け入れる。躊躇も迷いもなく。

甘ったるい感傷など一切なし。あくまで敵同士という立場を尊重しながら奇妙な共感関係を続けたイラりつの真骨頂とも言うべき場面となった。

「お前だけは、ここでこの俺が倒してやる、キュアダイヤモンド!」

「いいわ。でもあなたにこの私は倒せないわよ。知らないなら教えてあげる。ダイヤモンドは傷つかないのよ!」

47話のイラりつらくがき。

しかし、六花とイーラは双方とも明確に手加減しており本気で倒すのは躊躇している様子で、お前ら戦いを名目にイチャついてるだけちゃうんかとツッコミも・・・

そう・・残念・・


48話編集

マナが「キングジコチューの体内に入ってトランプ国王を救出する」という無茶なことを仲間たちに提案する。あまりに危険な計画だが、六花は「幸せの王子がやるっていうんだから、助けるのがツバメの役目」と死地へ赴くことを笑いながら同意する。

ジコチュートリオはキングジコチューを守るために、体内に入ろうとするプリキュアを邪魔するが、イーラはキュアダイヤモンドに相対したさい、本音を吐露する。

「キングジコチュー様はジャネジーの塊だぞ! その中に入ったらどうなるか…… お前だってわかるだろう!?」

ここにきて、ついにイーラからの六花へのアクションが! そして六花はそんなイーラに笑顔で答えた。

「わかってる。だけど、キュアハートが行くっていうんだから、私もいかなきゃ。マナは私の大切な友達だから! 困ったときには手を差し伸べる。それが友達。……あなたならわかってくれるはずよ、イーラ?

イーラの心中を見越して手玉にとったかのような、余裕の女の発言。イーラは結局反論することができず、困ったような怒ったような複雑な表情で頭をかきむしり「もうどーなってもしらねーぞ!」と捨て台詞を吐いて六花たちを見逃すことになる。

基本的に六花のアクションがネタになりがちなイラりつで、この最終盤でイーラ側の感情が顕著に出るという展開。「やっぱ六花が大切なんだろ!!?」とイラりつファンが燃え上がったのは言うまでもない。

イーラがあとほんのちょっとだけ素直なら、こうなってくれたかも・・・

わかってくれるよね!


49話編集

すべての戦いが終わり、ジコチューはプリキュアの前に完全に敗北した。だが、ジコチュートリオは生き残ることができた。彼らは、プリキュアがいる現代での活動をあきらめ、プロトジコチューが復活するであろう一万年後での再起を期して眠りに就く。

トリオが大貝町から去る際、イーラは名残惜しそうに六花を中心にプリキュアメンバーをビルの屋上から見つめていた。だが、ひとことも声はかけず、優しげな笑みを見せて、何処かへと旅立った。

六花も、最終決戦後に受験勉強をしている際、ラケルに「LOVE 百人一首」という本を見つけられ、恥ずかしがってあたふたする様子が映される。表紙とその著名からして恋の歌がメインに収録されている和歌集だと思われるが、映画において恋愛に興味がないと断言していた六花の心に、大きな変化をもたらせたのは何なのか…?

遠回しな演出でイラりつ派の妄想を刺激する最終話であった。

さよならも告げず

上述したようにイラりつは「敵同士という立場の尊重」というライバル関係こそが基本であり、それを最後の最後までブレずに貫いたために二人の道が交わることはなかった。しかし、二人の心が通いあったのは確かだろう。「自己中と愛は表裏一体」はこの作品のテーマでもあったのだから。

おやすみ


その他編集

女の子の為の勉強本『ドキドキ!プリキュア シールとカードでまなぶおけいこドリル』が発売され、中身は名前の通り勉強初心者レベルのドリル形式であるが、その中にはイーラと六花がお揃いのパジャマ姿でお題を出す問題がある。

気になる人は是非書店で買い求めてみよう。


関係者の見解編集

古賀豪(シリーズディレクター)編集

『ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック』での証言によると、六花とイーラの因縁は「見方によっては、視聴者が男女恋愛と感じることができる要素」を作品に持ち込むために意図的に用意したものであることを認めている。ただし、同時に「(最終回時点では)六花はイーラに対する恋愛感情はない」という見解を出している。なお、イーラから六花へという方向ではどうだったかについては明言していない。

また古賀は「最終回の六花はイーラとはまたひょっこり会えるくらいに思ってそう」だとも述べており、六花の中ではそもそもイーラとの奇妙な縁がまだ続いている感覚であるようで、「別離」を覚悟しているイーラとはかなりの温度差がある。


ちなみに古賀は同書で「『ドキプリ』本編はストーリー性を重視してあまり1話完結の話を作れなかったので、可能ならいつかスピンオフで季節の行事のエピソードや、戦いのないドキプリオールスターの日常を描いてみたい』という希望を述べている。

その時はファンとしてはイラりつのエピソードも作られるのも期待したい所である。


山口亮太(シリーズ構成)編集

『オフィシャルコンプリートブック』での証言によれば、第4話でマーモがイーラにかけた「あら、惚れたの?」という台詞は、同話の脚本を担当した山口の仕掛けた「フラグ」であった。しかしその後(重要イベントが相次いだこともあり)イラりつの仲がなかなか進展しなかったため、第26話で「六花とイーラのカップリングを強調したい」と、脚本を担当した米村正二に指示したことを明かしている。

やはり自身が脚本を執筆した最終回での二人の別れについては、当初はイーラが六花をかばって死ぬ描写をするつもりであったが、「その一瞬は悲劇として心に残り盛り上がるかもしれないが、キャラクターを愛している視聴者は誰も喜ばず、ファンに対して不誠実なのではないか」と思い直し、静かな別離に落ち着いたとも明かしている。


米村正二(第26話脚本)編集

第26話でのイラりつ描写が、同話を担当した米村の脚色ではなく、第4話を受けた山口の意向によるものであるのは前述の通りだが、米村自身は『プリキュア10周年アニバーサリーブック』にて、「プリキュアシリーズではなかなか描けない恋愛話を描けて嬉しかった」とコメントしている。

プリキュアシリーズでは、鷲尾天が製作指揮をしていた時代は、メイン主人公が特定の男性に淡い恋愛感情を抱いているという設定はむしろ定番だったのだが、二代目プロデューサ-の梅澤淳稔の意向によって『ハートキャッチプリキュア』からは恋愛感情を直接感じさせる描写が極度に避けられるようになった(梅澤が初担当した『フレッシュプリキュア』で、桃園ラブ知念大輔との関係にラブコメ要素を入れたところクレームが来たのが原因とされる)。『ハトプリ』から参加した米村がそういう感想を持つのも当然だろう。本作から担当プロデューサーは本作から柴田宏明に交替しているので、恋愛描写の緩和はその影響が大きいのだと思われる。


寿美菜子(六花役)編集

当事者の一方である寿は、『オフィシャルコンプリートブック』で、「もっとイラりつの関係を観ていたかった」とコメントしており、第26話も山口の意向を理解して演じていた。

ただ、第48話で、キュアダイヤモンドとしてキングジコチューの体内に突入する直前のイーラとの会話については「『友達のために動く』とは、”友達”のイーラのためにだって動く、ということではないか。そうなると、恋愛感情はないんじゃないか」と推測している。これは古賀の見解とも一致する。

なお役を離れた「声優・寿美菜子」としては、「大先輩でもあるイーラ役の田中真弓さんと、六花を通して会話できたことが本当にありがたかったです」と喜んでいた。


田中真弓(イーラ役)編集

もう一人の当事者である田中はどうだったか。

二人の関係に最も注目が集まった第26話放送から数日後、公式ブログにて『(イーラが)六花に恋い焦がれ、そばにいたいと、女の子になって、プリキュアになって、ベールやマーモをやっつける……………んなことは、なく………いつ出てくるんだろ?』と、イーラがあのエピソードを機に六花に恋愛感情を抱いた可能性をほのめかす発言をしている。あくまでこれは田中の個人的な見解であろうが、注目の発言であることに変わりはない。

また『オフィシャルコンプリートブック』では、「印象的だったセリフやエピソード」に第26話を挙げている。


総括編集

イラりつにおける恋愛的感情は公式設定なのかファンの想像上のものなのかで議論が絶えなかったが、こうなるとやはり公式設定と見ていいのだろう。

製作者側は第26話を「思った以上に反響が大きかった」(山口)と手応えを感じているようである。


イラりつについては恋愛話を描きたかったというより、恋愛の可能性が否定されるような世界観ではないことを視聴者に伝える意図の方が強かったようだ。

本作は『博愛』をテーマにしている反動で、家族や恋人などの「特別な相手」のみに与えられる特別な愛情というものが博愛精神よりも下に見られかねないという懸念があったのかも知れない。

そういうわけで、プリキュアの誰か一人に対して恋愛未満でもいいから「恋に至る可能性」を感じさせるカップリング描写をすることは当初からの目標であった。山口亮太の初期構想では主人公のマナを「ステキな男性」にときめかせることで恋愛の肯定を描く予定だったのだが、やはりマナにはそれは似合わないということで六花に白羽の矢があたり、26話からイラりつ描写が加速されることになる。

イラりつの関係をもうちょっと進展させるという案もあったが、「プリキュア」としてはやりすぎだろうという事で「現状は恋愛未満だが、恋愛に至る可能性ではある」で留める現状のような関係になったと、古賀豪は語っている。


投稿イラスト数に関して編集

イラりつはドキドキ!プリキュアカップリングの男女カプの中では1番人気がある。

2014年1月17日現在タグ数が1000を超え、ノマキュア全体で見ても投稿数が多いカップリングでありノマキュアで第二位である(第一位はウルみゆ)。


これにラケルが加わって・・・?編集

ラケルが29話にて人間化を果たし、美少年になったことで、三角関係が発生。

このようにイラりつラケといったシチュエーションも。

ラケりつとかイラりつとかイラケりつらくがき。



関連イラスト編集

キラふわ

私が守りたいの触れたい


関連タグ編集

ドキドキ!プリキュアカップリング ノマキュア イーラ 菱川六花 キュアダイヤモンド きれいなイーラ

キリほの・・・同じく敵の少年幹部とプリキュアのカップリング

南美希・・・同じく敵男性幹部と青キュアのカップリング

誠ひめ・・・放送日(7月下旬)が同じ頃に恋愛エピソードとして注目されたカップリング

ファンゆう・・・プリキュアが敵を看病するカップリングつながり。

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