概要
ドキドキ!プリキュアにおける相田マナと菱川六花のカップリングタグ。
ふたりは学校では生徒会長と書記の間柄であり、家は近所同士の10年来の幼馴染である。
そういった設定ゆえに、放送開始1ヶ月前から既にいくつか投稿されている。
そして放送後は、「幼馴染」を強調するストーリー展開により、ドキプリカップリングとしては最も盛んになっている。
マナは周囲から頼られる人格者であり人気者であるだけでなく、誰にでも等しく愛を振りまく少女である。マナの周囲には彼女を慕う人々が集まり、マナハーレムなんてタグが出来るくらいである。
そんなマナであるが、とりわけ六花に対しては特別な信頼や愛情を向けている。また六花も、マナに対して特別な繋がりを感じていることが作中で度々強調される。
このことからふたりは、ハーレムというよりひとつのパートナー的関係として位置づけられている。
マナりつという一方で、六花からマナへのアプローチが多く描写されるのも本カップリングの特徴である。
しかし、肝の据わったマナも六花の様子がおかしいと取り乱したり、悩んでいると本気で心配したり、六花もマナをサポートしつつ独自の趣味や夢を見つけるなど、互いに自立し依存し支え合う関係となっている。
投稿イラスト数に関して
本作はプリキュア5人体制ということもあり主要なレギュラーキャラクターは多めだが、カップリングタグとしてはマナりつの人気がケタ違いに突出している。
本タグのついた投稿数はプリキュアシリーズのカップリングタグ全体からみてもトップクラスに投稿数の多いものとなっている。
2013年6月17日にひびかなの1570を抜き第三位に、2013年7月1日にNISSANコンビの1640を抜き第二位に、2013年11月30日にはウルみゆの2173を抜いてトップとなった。2014年3月頃には2500件を突破し、長年トップの座に君臨していたが2024年7月時点ではみらリコに投稿数を抜かれ第2位となっている。
しかし、これはみらリコの投稿SS数が他の百合キュアから比べて桁違いに多いことが大きな要因となっており、イラストのみで見た場合が現在でもマナりつが投稿数トップとなっている。
因みに、マナりつも投稿SS数は少ないわけでは無く2014年5月6日に500件を突破し、2024年7月現在ではみらリコ、ソラましに次いで第3位となっている。
(因みにみらリコの投稿SS数は1500越え。圧倒的である……)
各話の見所
第2話 あなたのツバメ宣言
ふたりは10年来の親友であり、マナはプリキュアになったというニュースを一番に六花に聞いてほしいし、六花にだけは隠し事ができず、正体を隠していて胸が痛むというほどである。
また、六花もマナが隠し事をしていてもすぐわかるし、自分から打ち明けてくれるのを待つと言うほどである。
「何を抱えているのか知らないけど今はまだ聞かない… 言えるようになったらちゃんと教えてね。あたし、待ってるから」
そして六花は、他人のためにばかり奔走するマナの姿を童話の「幸せの王子」に例え、いつか自分を擦り減らすのではないかと心配していた。
その気持ちは、第2話にして爆発する。
通学路に現れたジコチューに一人で立ち向かおうとするマナに対して六花は言い放つ。
「この幸せの王子!
広場に立ってる王子の銅像には、困ってる人達に金箔を配るツバメが必要なのよ!
あたしはあなたのツバメにはなれない!?」
六花を戦いに巻き込みたくないとの想いからプリキュアであることを隠していたマナだが、気持ちを受け止め、正体を明かす決意をし、目の前でキュアハートに変身。そして彼女のサポートを得て、ジコチューを撃破することに成功する。
「あたしも本当のこと伝えてくれて、嬉しかったよ。ありがとう!」
「りっか。りっかーぁ!」
「「うふふふ…!」」
(ちなみに、引用元である「幸福な王子」は同性愛の物語でもあり、王子とツバメ(オス)は最期に愛の告白とキスを交わし死んでしまう。さらに、作者のオスカー・ワイルドは同性愛者である。)
第3話 あたしの、最高の相棒
続く3話では、マナも六花を必要としていることや、生徒会に誘った経緯が描かれる。
そして六花は、窮地に陥ったマナを助けたいという気持ちから、マナと過ごしてきたこれまでの人生を振り返りながら、キュアダイヤモンドに覚醒する。ここでもマナへの想いの強さを見せつけたのだった。
「そりゃあ六花が必要だからだよ。六花と一緒なら、今までできなかったようなすごいこともできる気がするんだよね」
「私もマナと一緒なら飛べる。どこまでも高く!」
第10話 奥さん認定(公式)
六花は、マナへの愛情や献身を評してラケルから「六花はマナのいい奥さんケル!」と言われる。マナ本人もそれを笑顔で認め、結果的にラケル、マナ、シャルルの3人に満場一致で認められることに。
「奥さんってさ、いつもそばにいてくれて、頼りになる一番のパートナーのことでしょ?六花のことじゃん!」
だがその後、マナが転校してきた真琴と仲良くしているのを見てやきもちを焼き、「胸がキュンなったり、チクンとしたり」してしまう。
最終的にはありすの助言もあり、だれにでもある感情として受け入れることができたものの、当のマナは六花含む3人の間で何が合ったのかさっぱりわかっていないよう。
六花のマナを巡る嫉妬心や独占欲はこの回で解決した、かのようにも思われていたが…?
第11話 奥さんのご機嫌取り
ソフトボール部の助っ人を買って出るマナ。六花は代わりに生徒会の仕事を全てこなすいい奥さんぶりを見せるも、内心不機嫌なご様子。
そんな六花に対しマナは「さすがは六花様!愛してる~!」と感謝する。
この場では終始ご機嫌斜めな六花だが、その返事は44話にて返されることに…
第23話 あたし、待ってるから
友達になれたはずのレジーナに憎しみの目を向けられ連れ去られた上、プリキュアの資格まで剥奪されたマナは泣き崩れ、六花は寄り添い共に泣く。
学校にも行かず引き篭もるマナに対し、六花はあくまで”待ち”の姿勢を貫くも、亜久里やアイちゃんの励ましで復活した際には猛ダッシュで駆け寄り涙を浮かべて抱きしめる。
「よかった…、本当によかったぁ!」
冷静な六花がここまで感情に身を任せて動いたのは全編通して唯一である。
第26話 広まる愛、並んだ肩
将来の夢に疑問を感じた六花が記憶を失くしたイーラに出会い、彼の看病を通して夢を再確認する26話。
3話において自分に自信がない、自分のことだけで精一杯、自分はマナのようにはなれないと言っていた六花。
しかし、マナを助けたいという願いからプリキュアとなり、そしてラケル、真琴、レジーナ、イーラと様々な出会いも経て成長し、マナと同じように様々な人へ愛を分け与え、広めることができるようになった。悩んだ末に六花が出した答えは「苦しんでいる人はだれであっても助けたい」という、マナと同じ想いであったのだ。
六花が愛を広めるマナに真に相棒に相応しい存在であることを示した回である。
第38話 マナ王子へのラブレチャァ?
アイちゃんをさらったベールからマナに果たし状が届くも、ラブレターと勘違いした六花は呂律が回らぬほど気が動転。むしろ果たし状と判明した瞬間冷静に戻る。
「まっ! ラ… ラララ… ラブレチャァ…!?」
同時期に公開された劇場版では二階堂の気持ちに気づかないマナに嘆き、達観した様子で最初に結婚するのはマナだと語っていた六花だが、果たして本心は…?
第44話 愛が通ったクリスマス
六花最後の個人主役回となる44話は、マナりつの着地点を描いた集大成の回である。
将来の夢が異なるマナと六花はいつまでも一緒にいることはできないという未来が予言される。
しかし、離れていても心はつながっているという、六花とマナとの絆の答えが描かれた。
生徒会長スピーチコンテストに出るというマナ。クリスマスをマナと共に過ごしたい六花は、いつか来る別離の時を重ね合わせながら、気持ちを抑えて送り出す。
マナがいなくても寂しくないと言う六花だが、マナを心配する気持ちがふと口から出てしまい、真琴から「離れていても六花の頭の中はマナのことでいっぱいね」と指摘されきょとんとした上、ラケルからは「愛ケル〜」と茶化されてしまう。
その後行ったゲームセンターでは、マナの励ましを思い出しカエルのぬいぐるみをゲットした際嬉しさのあまり「やった〜!取れたよマナ〜!」と本人がいないにもかかわらず叫んでしまう。自分がどれだけマナに取り憑かれているのか、自身でさえわかっていないのか?
このときのありす達の沈黙は、視聴者の反応をそのまま表しているかのようだった…。
またこの回では、マナからの想いも多分に描写されることになる。
マナは、寂しい素振りなど微塵も見せず生徒会の仕事に張り切る六花に対し、構ってちゃんを発動する。
「りっか~、クリスマス、あたしがいなくて寂しくないのかい?」
博愛主義のマナがゆえ六花→マナが目立つマナりつであるが、マナも本当は六花がいないと寂しいし、構ってほしいのだろう。
そして、六花は後に生徒会の仕事で行き詰まることになるが、マナはちゃんとそれを見越していて、励ましの置き手紙(通称:マナメモ)と豪華な手作り弁当を置いておいてくれたのだ。
「六花、いっぱいいっぱいになったら 大きく息を吸って 深呼吸だよ! 大丈夫、六花ならできる!」
「腹が減っては戦はできぬ! お腹が空いたら食べて♡ マナ特製オムライスおにぎりだよ♡」
「六花さま ごめん(汗) 会計書類 貯めちゃった ヨロシクっ 愛してるよ~~~」
そうしてマナの愛を受け取った六花は、一息ついて、心の中で言う。
「マナ、私も愛してるよ」
ふたりの愛が、通じ合い、証明された瞬間であった。顔を合わせてではないにしろ、「愛してる」と言い合ったプリキュアはふたりが初めてかつ、唯一である。
(シリーズ構成の山口亮太氏はこのときの「愛してる」についてなんとグローバルな博愛の意味と発言しており、一部の視聴者との解釈の違いで物議を醸した。詳しくは後述)
六花はさらに、マナとのカップリング相手としては最大のライバルであるレジーナと、マナをどれだけ愛しているかの告白合戦が行われ、他のライバルたちとはマナへの想いのレベルが違う正妻としての凄みを見せつけることになる。
「生憎私たちは、離れていても離れはしないの!」
「たとえ、傍にいなくても…マナは、いつでも私たちを想ってくれている。 そして、私たちも、マナのことを想ってる。だから私たちは、離れていても、離れはしない!」
「あなたに私たちは倒せない! だって、私たち。マナと紡いだ愛で、つながっているもの」
さらに、自分の気持ちを素直に認めようとしないレジーナに対して、六花はさながら幸せの王子のツバメがごとく、マナのレジーナへの愛を彼女に伝え、心を揺さぶり、マナが好きだという本音を引き出すことに成功している。
「レジーナ、あなただって同じはず。いつだってあなたの心の中に、マナはいる! あなたも、いつもマナのことを考えてるんじゃない!?」
「レジーナ。あなたも、マナのことが好きなんでしょ?」
「好きなのよ!いい加減正直に認めなさい!」
かつて真琴に嫉妬し、マナとの絆に不安を感じていた六花の姿はそこにはなかった。
成長し、マナと揺ぎない愛を確かめ合った六花は、同じ人を好きになった者を認め、迎え入れるだけの心の広さを持つに至ったのだった。
(でもレジーナを案じるマナのことを話す表情はどこか(ry)
この44話の各シーンはスタッフのベクトルが揃った結果生まれた「坩堝(カオス)」らしく、後に山口氏はその中から物語が作り上がったのは「間違いなく高橋ナツコさんの実力というか手腕というか。」と話している。
第47話 独占欲の告白
最終決戦に突入した47話。「レジーナは自分だけ見てればいい」と絶叫するキングジコチューに対し、六花はそのエゴを否定せずに、自分も前は同じことを考えていたと衝撃のカミングアウトを行う。マナへの独占欲がまさかの公式認定。
「そう思う気持ちもわかるわ。私も、その気持ちに覚えがあるから」
しかしその上で、少し諦観の表情を込めた笑顔で言葉を続ける。
「でも…好きな誰かを一人占めするよりも、好きな人が好きな人を、自分も好きになって。そうやって、人の輪が広がっていくほうが…… なんか、いいじゃない?」
10話にて解消されたかに見えたマナへの独占欲だが、今でも密かに持ち合わせていたことが発覚。
「愛とジコチューは表裏一体」とは、正にこのことなのかもしれない。
第48話 ツバメ、凍死す?
マナたちは、トランプ国王を救うべくキングジコチューの心臓部へと向かう。六花は途中、追手のジコチュー達を食い止めるべく単身仲間と別れ奮戦する。
「幸せの王子を助けるのがツバメの役目…!」
しかし力及ばす、突破されてしまう。そこで彼女は、最後の力を振り絞りダイヤモンドブリザードを発動。自身もろともジコチューを氷漬けにし、マナの活躍を祈りながら、氷の中で静かに目を閉じるのだった。
童話の通り、ツバメは人々の幸せを願い、王子に尽くした末に凍死してしまったのだ…
と、思われたが、キングジコチュー消滅後は何事も無かったかのように無事であった。解凍の経緯については一切不明。
なお、六花は22話にて、同じく氷漬けだったアン王女を目覚めさせる方法について「王子様のキスで決まりでしょ!」と発言している。
…えっと、つまり、そういうことですよね??いい加減正直に認めなさい!
第49話 一つの終わりと、これから
最終話となる49話。ジコチューとの戦いも一応の終わりを迎え、プリキュアが世間に認知された世界で、人々を助ける活動を続けていくプリキュアたち。
幸せの王子とツバメの物語はまだまだ続いて行きそうである。
後日談では、3年生になったマナと六花が一緒に仲良く登校している様子が映される。
しかしマナは、同じ大貝第一中学の生徒となった自由奔放なレジーナに連れて行かれてしまう。
それを見る六花の表情は、少し呆れたような、困ったような、微妙な表情であった…
幸せの王子のツバメとしてマナの傍にいることを決意した六花は、その位置にいるがゆえにマナの愛を一人占めすることは許されない。王子の愛は万民に与えられるべきものなのだから。
だが童話では、等しく愛を振りまく幸せの王子が特別な意味で愛したのは、ツバメだけであった。ふたりは運命を共にし、天国で永遠の幸せを与えられる。
もはや彼女らは、”愛”で結ばれた永遠のパートナー同士と言える存在なのかもしれない。
公式サイドでのマナりつの見解
マナと六花の絆を描くエピソードのほとんどは高橋ナツコが脚本を担当している。これは偶然ではなく、「ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック」によるとマナと六花の関係性はナツコ女史に任せるつもりで意図的に脚本を割り振っていたようである。
そしてこの高橋ナツコ女史は、キャラクター間のカップリング妄想を刺激させるようなラブコメっぽい展開を数多く入れることで知られている。そしてこれは異性同士であっても同性同士であってもブレない。つまり女性同士の友情描写を描けば、淡い百合っぽく味付けてしまう名人なのだ。
だから、マナりつの描写もその「ちょっとした味付け」がスパイスとして添えられているだけにすぎず、キャラクター設定レベルで二人は恋愛的な感情で結ばれていると考えられても困るということを、シリーズ構成の山口亮太は度々発言している。
例えば先述の44話の放送後でも、山口氏はツイッターで次のような発言をしていた。
山口亮太 @staffwhy
愛してるって言うのは所謂博愛主義的な意味なんだからねって叫びたいんだけどTLにレズレズ言われててなんかもう例のペンギンコラ状態。
でも、異性同性問わず、大切な人にはどんどん「愛してます」って叫んだほうが世界はきっとうまくまわるよね。棚橋選手みたいに!
@staffwhy 博愛主義もいいとは思うんですが恋愛主義もいいと思うんですよ 種類や
形は変わっても愛だと思うんですよ
山口亮太 @staffwhy
愛が細分化されていくのは大人になってからですからね。子供たちにとっては、家族に対する「好き」も友達に対する「好き」も一緒だと思うんです。
そういうプラスの感情は恥ずかしがらずにどんどん言葉にして伝えて欲しいな、と。
また、「ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック」では
「マナが愛してるというのは新日本プロレスの棚橋弘至選手が愛してま〜すというのと同じノリ、もっとグローバルな博愛の精神だから!!」と(必死な様子で)説明している。
これらの事により、ファンの中でも「マナにとって六花はどれくらい大切な存在なのか」についての解釈はわれがちである。
博愛の化身であるマナは人間関係に優先順位をつけるような子ではないので、マナは六花に感じている愛と同じだけ、ありす・真琴・亜久里・レジーナなどの他の仲間にも愛を感じているはずだというマナハーレム支持派が全体的に根強く、公式サイドでもシリーズディレクターの古賀豪氏が「作品のテーマ上、マナには他のみんなよりも大切な人というのを作るわけにいかなかった」と語っている
しかし、マナが博愛主義者として人助けできるのはマナの思想をよく理解しマナを支える六花がいるからできるので、マナの「愛してるよ~~~」はいつも助けてくれる六花に対する感謝であり、この発言からマナは六花に「他の仲間と違った特別な好意」を持ってるのではないかという意見もある。
上述のように山口氏は「マナの愛してるは万人へ向けられるべき言葉」と言ってはいるのだが、マナも六花も、アニメ本編、映画、漫画版等、あらゆる媒体を含めて、お互いにしか「愛してる」とは言っていないのである。
公式サイドではマナ役の生天目仁美はマナのモチーフである幸せの王子とツバメの関係から、「マナの万人への博愛というあり方自体が、六花がそばにいないと成り立たないもの」「マナにとって六花はずっと大事な人」と解釈しており、それを踏まえて「マナの愛してるも、ちゃんと愛を込めて言っている」と他の仲間への好意の感情とは異なる演技をしていると語っている。
なお山口氏は上述の発言からもマナハーレム派に思えるが、一方で「幸せの王子とツバメ」というモチーフの考案も、六花に「あなたのツバメにはなれない!?」と言わせた脚本も、山口氏自身によるものである。
ちなみにツイッターで
吉田仁美のプリキュアラジオ「キュアキュア♡プリティ」 第6回 ゲストは前回に引き続き生天目さん。特にマナりつクラスタは必聴ですよ。
と山口氏が呟いていた事から、(百合とは認めていないものの)マナと六花の深い絆に惹かれたファンが多いのは認識しており、肯定的に受け取っているのは確かである。
その後もネット上の『ドキドキ!プリキュア回顧録』で
「楽しみかたは人それぞれですし、それ自体を否定するつもりはないのですが、敢えて言わせて貰うとするなら「そこは目指していない」ということです。」
「念のために言っておくと、こっちが目指していないからといって、その答えは間違いですというつもりもないのよ。国語のテストじゃないんだから。」
と述べている。
このようにファンの間だけならず公式サイドでも人によって実に様々な解釈がある。
これらを踏まえた上でどう解釈するかはあなた次第である。マナりつを通して”愛”ついて色々考えてみるのも、なんか…いいじゃない?
ライバル?
ここでは、二次創作においてライバルとされることの多い人物について紹介する。
上述の通り、マナは周囲に分け隔てなく愛を振りまく少女であり彼女を慕う人は数多く、必然的に六花のライバルは登場する。
六花も才色兼備なハイスペック少女であり人に惹かれる要素が多いので、マナから見たライバルが出てくるのも不思議ではないだろう。
六花編
四葉ありす
マナや六花にとっての幼馴染の一人。基本的には一歩離れた位置で見守る存在だが、マナのことは基本的に全肯定する。ありすの人生はマナに大きな影響を受けており、実はマナへの依存度は六花と等しく高いのではないかと思われる。→マナあり
剣崎真琴
マナはアイドルまこぴーこと剣崎真琴のファンであり、マナがフレッシュプリキュアの桃園ラブと東せつなのような仲に進展すると予想されることもあった。
実際、六花の反応こそ違えども、マナを巡る三角関係の悲恋だったり片思いだったりする作品が特に初期には多く見られた。
10話で転校してきた真琴がマナとの仲を急速に縮めた際には、やきもちを感じる六花が描かれている。その姿はまるで昼ドラのようというファンもいるくらいだった。→マナまこ
円亜久里
亜久里は他の4人のプリキュア達を平等に導いていく教師的な存在であり、特定の1人に肩入れするようなことはないと思われているが、第24話では桃のロールケーキがあまりに美味しかったあまりマナに抱きついている。そして回が進むにつれ、年相応の子供らしい面を見せるようになった亜久里に対し、マナがお姉さんとしての頼もしさをみせることが多くなってきている。
六花にとっては新たなる「油断できない存在」である。→マナあぐ
ジョー岡田
ジョー岡田は第1話からマナと面識があり、マナを「マイスイートハート」と呼ぶ等、カップルを匂わせる発言が目立っていた(実際第3話でも、マナに近づくジョーを止める六花の姿が描かれている)。その後も何かとマナと接近するので、六花としては気を許せない相手であった・・・・のだが、第17話でジョーがマリー・アンジュの婚約者である事が発覚。このためこのCPは今後沈静化すると思われる。→ジョーマナ
早乙女純
第12話では、マナを慕う男子生徒、早乙女純が弟子入りを志願している。
この弟子がマナとどう絡むのかは、該当キャラのタグを参照すれば分かる事であるが、簡単に言うと思わず「純くん爆ぜろ」と言いたくなるくらい、マナからいろいろ愛を振りまかれている。さらに傍から見ても羨ましいいことをたくさんされている(膝枕等)。
また、ジョー岡田とも面会する場面があるため、今後もただのモブにとどまらない活躍を見せるかもしれない。
そのため、六花にとってはまた不安要素が出てきたといえる。→純マナ
レジーナ
マナとレジーナは、第13話で初対面しているが、この時点からレジーナがマナに興味を示す様な描写が確認される。さらに第16話のサブタイが「マナは私(レジーナ)のもの」となっていて、いかにレジーナがマナに強い思いを抱いているかがよく分かる。
23話以降レジーナは再闇堕ちによりマナ達の下を離れることになったが、そのショックの反動でマナはレジーナの奪還を強く望むように、今度はマナの方がレジーナに執着するようになってしまった。受け側だったマナが攻め側に転向するという珍しい経緯を辿っている。
二人の因縁は作品のメインストーリーにも強く絡んでおり、その扱いは大きい。pixiv内でもこのCPを描いたイラストが多く確認されており、その数は既に800枚以上となっている模様。六花にとっては最大のライバルと言えよう。→マナレジ
シャルル
シャルルはマナのパートナー妖精であるが、29話で人間化
シャルルがマナの役に立ちたいという思いと、「姉妹のよう」といわれるほどの仲、マナとシャルルの絆が強調された29話の展開により急浮上することになった。
主人公と妖精の間の強い絆が描かれることはプリキュアシリーズの恒例でもあり、マナとシャルルもその例に盛れず強い絆を持っているといえる→マナシャル
マシュー
マシューは劇場版のみ登場する敵であるが、「マナ、お前を迎えに来た」と言う台詞が象徴するようにマナを自分のものにしようと執着している。映画タイトルに「マナ結婚!?」という言葉が入っていることもあって、カップルを匂わせる状態となった。→マシュマナ
二階堂
二階堂はマナとは小学校時代からの腐れ縁の喧嘩友達である。脇役クラスメートの中では最も出番が多い。マナに対してはワルぶってるけれど頭があがらないというツンデレめいた態度をとるため、視聴者からは色々怪しまれている。
プリキュアシリーズは映画になるとTV本編よりも恋愛規制が緩くなることに定評があるが、劇場版では六花が「本当はマナのことが好きだからそんな態度とってるんでしょ」と指摘してくる修羅場めいた展開がある→にかマナ
星空みゆき
前作「スマイルプリキュア!」の主人公とのCP。マナとみゆきは性格が似ている所があり、オールスターズ映画で共演した際はすぐ意気投合していた。公式でも、みゆきはお姫様、マナは王子様に扱われてるので、ある意味では正統派カップリングでもある。これ故にツバメの六花にとっては一種の障害になっているかもしれない。→マナみゆ
愛乃めぐみ
後継作「ハピネスチャージプリキュア!」の主人公とのCP。オールスターズ映画のCMでは、マナがめぐみをお姫様抱っこするシーンがあり、今後本編でどのような進展があるか、そして六花はどう反応するか注目される。→マナめぐ
マナ編
イーラ
第4話にて、イーラがキュアダイヤモンドの印象を語り、マーモから「あら、惚れたの?」と茶化されたことや、第26話で六花が記憶喪失となったイーラを介抱する等、六花とイーラの絡みが本編でもやや多い事から、PIXIV内でもCPとして人気。投稿数もマナりつに次いで2番目に多い→イラりつ
ラケル
まさかの伏兵だが、本作ではラケルは男の子として強調して描かれており、六花に対して自覚なき淡い恋心を抱いている様子がしばしば見られる。
超人変人だらけでツッコミが追い付かない環境におかれている六花にとっては一番心が休まる相手で、pixiv内では一種のおねショタ的なCPとも見なされている。
第29話では人間体に変身可能なことが判明した。妖精とプリキュアのカップリングには公式で前例があるので油断できないかも?→ラケりつ
また、イーラとラケルが六花を巡って対立するイラりつラケという三角関係のタグも出来ている。
キャラクターソングにおけるマナりつ
2013年7月17日にリリースされた『ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム1 Jump up, GIRLS!』には生天目仁美(相田マナ)&寿美菜子(菱川六花)のふたりによるデュエットソング『夏の流星群』が収録された。
今アルバム中、デュエットソングはこの曲だけである。
また、キュアハートが歌う『Heart Style』、キュアダイヤモンドが歌う『COCORO◆Diamond』、ふたりの『夏の流星群』ではそれぞれ
「ねぇ私もね泣きたくなるほど落ち込む日もある」「泣きたい時には涙も預けてね」「泣きたいときも一人じゃない いつもそばにいるよ 約束」という、曲をまたいでふたりの絆を表したかのような歌詞がある。
六花の『COCORO◆Diamond』では「大好きな友達(ひと)を助けられるなら」「ありがとう 強さに気づかせてくれて」「守るよ宝物達(あなた)を」など、マナへの想いを歌った詩が満載である。
漫画版
上北ふたご先生による漫画版でも、アニメ第10話と同じマナを巡って六花が真琴にやきもちを焼くエピソードが描かれている。
しかし、マナに抱きしめられて気持ちよくさせされる夢を見る六花、マナと真琴がいっしょにケーキを切るのを見てケーキ入刀を幻視する六花、
ふたりの結婚式を想像して苦しむ六花、一連の騒動による一番の発見を「やっぱりマナが大好き♡ってコトなんだよ」と結論付ける六花など、アニメ版以上に過激な内容となっている。全マナりつファン必見である。
また、マナと六花が小学校の学芸会でロミオとジュリエット(無論、マナがロミオで六花がジュリエットである)を演じたことも明らかになっている。
初代でもなぎほのでロミオとジュリエットを演じる回があり(なぎさがロミオでほのかがジュリエット)、それを上北先生がリスペクトしたエピソードだと思われる。
関連イラスト
関連タグ
夏の流星群 マナりつによるキャラクターソング。
のぞりん 「誰かのために動こうとする主人公」と「呆れつつも支える幼なじみ」カップリングの先輩
ひかユニ:キャラクターデザイン、後輩の桃キュアと青キュアのカップリングで「スター☆トゥインクルプリキュア」の星奈ひかるとユニのカップリング。イメージカラーが全く同じ組み合わせ。