概要
二人は元々毎日一緒に遊ぶほど仲の良い幼馴染だったが、中学校の入学式で起きたある事を切っ掛けに顔を合わせれば喧嘩ばかりするようになってしまった。プリキュアになってからはケンカするほど仲がよくなり、エレンやアコが仲間に加わってからは衝突が少なくなっている。しかし本編24話のサンドアート大会の課題で揉めたり、『永遠のともだち』のOPのラッキースプーンの出来上がりのケーキの巡って鬼ごっこをしたりとレベルの低いケンカが見られるようになった。
だがその喧嘩の内容がバカップル、はたまた熟年夫婦とまで比喩される程の痴話喧嘩っぷりだった為、pixivでは放送当初から百合夫婦タグ付きの絵が量産された。結論はふたりともツンデレ。
その後も安定した人気を築き、百合キュアの中でも大人気カップリングの一つとして今でも君臨している。また、後述のようにメガミマガジンで名誉ある(?)功績を達成した二人でもある。
インタビューにて
初めての夫婦発言
TVぴあ2011年4月13日号に掲載されたインタビューで響役・小清水亜美さんと奏役・折笠富美子さんは
「テレビ版の収録が始まってすぐ映画版の収録に参加したんです。感動したのは、これまでのプリキュアシリーズに出演してきた皆さんがコンビで決めゼリフを言う時、久しぶりの収録なのにピタッと息が合っていたことです。長年連れ添った夫婦みたいに!」
「私たちはきっと、亜美ちゃんが元気いっぱいな旦那さんで、私がそれを支える奥さんかな。」
「目いっぱい甘えさせていただきます(笑)。私もすべての話数の収録が終わる頃までには、ときには折笠さんを助けられるぐらい成長できているよう頑張りますので。」
「今も亜美ちゃんの優しさに支えられています。こちらこそ、これからもお願いします!」
と話している。
家族発言
TVステーション2011月6月11日号に掲載された折笠さんのインタビューでは
「何か行動する前に、最終的に背中を押すのは、奏ちゃんの役割かなと。セリフに母性を感じることもあります。でも、いつも奏ばかりがお母さん的な立場でいるわけではないんですよ。響と奏、それぞれが時に姉であったり妹であったり、時に家族であったりしながら、支え合っているんです。お互い、いつも必ずそばにいて励ましてくれる大切なパートナーなんです」
と二人の関係について語っていた。
そして、数ヵ月後……
アニメ!!パンチ
2011年10月31日の日刊スポーツに掲載された「アニメ!!パンチ」に『映画スイートプリキュアとりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ』が特集された。
「リズムが1歩引いたところで見守っていますね」との質問に、折笠さんは「放送が始まった当初から、メロディがお父さんでリズムがお母さんなんですよね。エレンがビートに変身して、女の子らしさが強くなった。リズムに母性が表れてきているんだと感じてます」と答え、小清水さんは「リズムはいつもメロディが一番欲しい言葉をくれるから、メロディも真っすぐ貫ける。実は後ろからギュウギュウ押してもらっていると思う」と答えた。
無敵のチームワーク!(スイート編)
アニメージュ2014年4月号に掲載された『プリキュアオールスターズNewStage3』の大特集での歴代の主人公プリキュアを演じた声優さんたちのそれぞれのチーム紹介では
「チームとしての気分は、メロディとリズムが熟年夫婦で、ビートとミューズが娘たち!(笑)。もちろん4人はみんなで頑張るんだけど、いざという時には「リズムと一緒に娘たちを守らなければ!」って。でも、メロディはどこか抜けているので、きっちりリズムがフォローしてくれました。そういう意味でリズムはお母さんぽいんですよ。リズムの折笠富美子さんとも『明日のナージャ』で一緒でしたしね。メロディはチームのお父さんとして頑張りました。」と小清水さんはスイートチームの紹介をした。
舞台挨拶にて
『映画スイートプリキュアとりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ』の初日舞台挨拶では「メロディだけパワーアップして他のみんなは?と思いませんか?」との質問に「私はもうお父さんに全てを託しているので」と折笠さんは答え、「メロディとリズムの絆が深まりましたね」との質問に、小清水さんが「夫婦愛だね」と言うと、折笠さんが「やだ、あなた」と照れながら返した。アニメ本編でエレンの学校の心配をする響と奏のシーンで小清水さんは「なんとか学校に入れてあげたいよね、母さん」というような会話をアフレコ現場でしたという。
クライマックスで描かれる響と奏の絆について2人は
「自分も笑顔でもう一度接したいけれども、自分よりなによりも早くリズムを助けたい!大事な人を失いたくない!って気持ちで演じていました。そんな力ってすごいなって」
「わたしも変身したリズムとして『ひびきぃー!!』って叫ぶっていうのがプリキュアをちょっと超越しているというか、なんて言うのかな、うまく言えないんですけど…」
「愛だね」
「うん、愛なんですよ!」
と語っていた。
『映画プリキュアオールスターズNewStageみらいのともだち』の舞台挨拶では「どうだい母さん」「ウチはファミリーなので、お父さんに従っています」という言葉があったらしい。実質的に中の人公認である。
ひびかな恐るべし。
ラジオ番組にて
奏結婚して発言
加えて公式からはやや離れるが、「俺の嫁」をキーワードとしたトレーディングカードゲームであるChaosTCGのインターネットラジオ番組「ChaosTCG おれよめラジオ」において、パーソナリティの小清水亜美さんによる「奏結婚して!!」なる発言が確認された。
なお、詳細としては第124回(2011年11月22日更新分)において、回ごとのテーマ(第124回は音楽)を俺の嫁とするために競うコーナーにて勝利した小清水さんが、「某メロディ(前後の文脈からおそらく、というかどう考えてもキュアメロディ)さん的に」とのフリで音楽へのプロポーズを
「わたし、音楽の包み込むような優しさとかパワーをくれる感じが、本当に大好き!だから、わたしと、結婚してっ!!」→教会の鐘の音SEが数秒間
と見事に決めたのち、
「まあ本当はね、やっぱりここは「奏結婚して!!」って言いたいぐらいなんですけどね」
という「前者の「音楽」に後者の「奏を代入せよ」」と言わんばかりの本音を吐露しており、某掲示板群においては作中の建築物である調べの館を教会に見立て、実際に上記のような完成版のプロポーズを響が奏に対して言い放ったのち、後期オープニングが流れ始めるという、最終回エンディングの理想形の一つともいえるようなMADまで作成された。
自重しながらもやはり意図は伝わるあたり、中の人公認の百合夫婦、重ねがさね恐るべし…。
大好きだよ奏発言
そしてまた「ChaosTCG おれよめラジオ」2012年5月1日配信分では、やはりと言うべきか、小清水亜美さんが「いつも、そばにいてくれて、柔らかくわたしを包んでくれて、それがなんか当たり前になってたけど、最近やっぱり思うんだ。あなたが必要だって。大好きだよ奏!」と言い放った。この回のテーマは「ジャージ」にもかかわらず…。
ちょ、ちょっと小清水さん!?
本人はジャージと言いましたと言っていたが…。
ちなみにスイートプリキュアの最終回の収録のときにスタッフたちに記念に贈られたものはプリキュアのプリントつきのジャージ(非売品)であった。
奏のことは愛してる発言
そしてまたまた「ChaosTCG おれよめラジオ」第199回2013年4月30日配信分では…。今回のテーマは魔法でラジオでの小清水さんの相方の是空とおるさんが小清水さんが「魔法」という言葉で連想したものを当てるというコーナーで
「魔法とはちょっと違うかもしれないけど…スイートプリキュア?」
「ブッブー!奏のことは愛してるけど、プリキュアじゃございませーん」
とさらりと言っていた。
忘年会
「ChaosTCG おれよめラジオ」第232回2013年12月17日配信分で相方の急な体調不良で番組の乗っ取りを果たした小清水。
色々なところから年末の忘年会の誘いがある中に…スイートプリキュアチームの忘年会の話が…!
「会えるかなーリズムに会えるかなー。久しぶりだなぁー。ふふっ…何話そうかなぁ…話すこといっぱいあるけど…」
そして後に忘年会は無事に行われた。
第239回2014年2月4日配信分。今回のラジオのゲストは山村響さん(この翌年のGo!プリンセスプリキュアの天ノ川きらら/キュアトゥインクル役)。このラジオが放送されている主な場所は『響』…。
「響(ひびく)さんに響(ラジオ)さんとかでもそうなんだけどね、プリキュアさん的にもちょっと響さんも気になるところでございますけれど…」
「…かなでぇ!!」
「はははっ…(笑)」
「年末は鍋取り分けてもらったよぉ!ありがとう!!」
「やっぱね、ワンクールに一回くらいコレぶっこんだ方がいいけどね」
「そう、そうなのー」
「気持ちを、ね」
彼女にとって北条響になることは南野奏にデレデレになることらしかった。
ちなみにその2週間後の第241回2月18日配信分で、『二人(夫婦)のリズム』の話で盛り上がる一同。
「でもリズムっていう言葉だけで私ちょっと反応しちゃうけど」
「何キュア的な感じかな?」
「ピクってなるけど、好きすぎて」
無敵の夫婦宣言
吉田仁美のプリキュアラジオ「キュアキュア♡プリティ」第44回(2015年1月31日O.A.)にゲスト出演した小清水氏。
「スイートプリキュア♪」でのエピソードを語るコーナーで『実は私たち、無敵の夫婦なんです。』と高らかに宣言。
「要は「夫婦のような。」ってことなんですけど。奏ちゃんがいろいろこうかゆいところに手を届けてくれるじゃないですか。こっちがこういう風なのがいま欲しいなーみたいな思った時に、「ほら、響。」みたいな、”すっ”て(差し出してくれて)。「かなでぇ~~!♡」みたいな。なんて言ったらいいのかな。」
「完全によくできた奥さまですね。」
「そうなの~!みたいな関係性が出来上がって・・・「好き~!」」
以降2分あまり延々ノロけ続け…
「まぁね女の子同士だから夫婦っていうのはちょっと違うんだけれど、一番言葉として近い雰囲気を言うのならば、なんか「夫婦」っていうくらい心のつながりが深いってね。」
キャラクターソング
『スイートプリキュア♪ ボーカルアルバム1〜とどけ!愛と希望のシンフォニー〜』に収録された『希望はつづく』はひびかなによるデュエットソング。
ストレートすぎる歌詞は、別名『告白ソング』とも呼ばれる。
同アルバムに収録されているイメージソング『キミがいる』と『スイートプリキュア♪ボーカルアルバム2〜こころをひとつに〜』に収録された『ずっと二人で』も響と奏を連想させる曲。
ベストカップル受賞
そんな二人が、メガミマガジンのベストカップル部門で2位に入った。
1位はあの二人だから仕方ないが、これはシリーズ初の快挙(?)である。
東映キャラボイス
『東映キャラボイス』は東映アニメーションのキャラクターの着信ボイスが配信されていたサイトだったが、フィーチャー・フォンでしか利用できず2015年の春に閉鎖してしまった。
プリキュアシリーズのものも配信されていて、初期メンバーによって繰り広げられるオリジナルミニボイスドラマというものがあり、スイートでは響と奏の日常的な一面が描かれていた。
奏のいいところ?
「奏のいいところ?…う〜ん…。すごく努力家で、女の子らしくて、料理もお菓子作りも得意…運動は少し苦手かな?自分が正しいと思ったことは曲げないし、怒らせたら誰よりも怖いんだ〜!」
「…ふーん、猫の肉球も好きだったりするの?その子」
「そうそう!ハミィの肉球には特に目がなくて……って?!かっ、奏ぇ!!」
「ちょっと響!やっぱり私のことじゃない!」
「へへバレちゃった♪恐怖の怒りモードに突入〜!」
「私は言うほど怖くありません!」
響の良いところ?
「ハミィ聞いてよ〜!さっき奏に『私の良いところは?』って聞いたら『私の作ったケーキをおいしそうに食べてくれるところ』、だってぇ!!」
「きっと奏は響のおいしそうにケーキを食べているときの笑顔が好きなんだニャ。響もまずはピアノで奏を笑顔にするニャ!!」
映画プリキュアオールスターズDX Blu-rayDXBOX
初回生産限定版の特典の声優座談会「キラキラkawaii!プリキュア大集合♪オールスターズDX♡ミーティング」での『私達のプリキュアはここがすごい!』という話題では小清水亜美さんが歴代の先輩たちの前で思いっきりのろけ発言をしている。
ただし公式で「恋人同士である」等と明言されたわけではない。あくまで声優の発言や二次創作なので注意。
余談
ちなみにこの2人、2015年1月~3月まで放送されていた愛と勇気と耳と尻尾の物語の第3期で再会を果たしている。→レオリー(タグは存在するが、記事はまだ書かれていない。)
他作品における「響と奏」事情
- 『BLOOD+』
時系列的には最初の「響と奏」。主人公・音無小夜の双子の姪として登場、姉が「奏」で妹が「響」(アニメでは名前が出ず、後に小説版で判明)。
ちなみに小夜と奏の中の人はご存次完璧さん、小夜の妹と響の中の人は初代妖精コンビの片割れだったりする。
なんと第1話で主人公・立花響を庇い天羽奏が殉職、という衝撃の展開(その後も回想で登場はしている)。
直接の交流こそ無いに等しいものの、奏の最期の言葉はその後の響の指針となり、志を引き継ぐ先輩・後輩と言うべき間柄。
ちなみに奏の中の人は前作のライバルキャラ、その相棒にしてもう一人の主人公・風鳴翼の中の人はこれまた前作の主人公で、物語的には『スイプリ』同様音楽に根差した世界観であったり敵の名が「ノイズ」であったり、と『プリキュア』とは何気に接点が多い。
- 『相棒』
2015年2月4日放送のシーズン13・第14話「アザミ」に双子の姉妹「新宮響」と「新宮奏」(演:少女時代/松本来夢、成長後/笹本玲奈)が登場し、さらに内容はヴァイオリンとノイズ(スズメバチの羽音)絡みで、ここから一部の視聴者がスイートプリキュア♪の北条響と南野奏を連想した。ただし性格は『スイプリ』とは逆に響が大人しく、奏が活発。ある意味姉妹と言うより夫婦のような仲の良さを見せ、こちらの世界でもまさにひびかなであった。恐るべし。
両作とも同じく東映制作・テレビ朝日系放映、という組み合わせで、まさかの非公式コラボとも言えなくもない。脚本は少女を主役としたもの悲しいエピソードを書くことでも有名な太田愛(『プリキュア』には未参加だが、色々と接点のある『ティガ』以降のウルトラシリーズに度々参加)が担当。
シリーズ史上最高のハッピーエンドとなった『スイプリ』とは違い、響と奏にとっては悲しい結末となった事、黒川エレンと調辺アコに相当する人物が登場しなかった事から、ファンにとっては「どうしてこうなった」と「どうしてこうならなかった」の二重の残念感を同時に味わう展開となった。
関連イラスト
関連タグ
春舞-中の人が同じ組み合わせ(ただし両キャラとも演じた声優は複数いる)