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ケムール人

けむーるじん

ウルトラQに登場する誘拐怪人。
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概要

身長1.9 ~ 30メートル
体重40キログラム ~ 1万5千トン


ウルトラQ』第19話「2020年の挑戦」に初登場。ケムール星から来た異星人。

から下は地球人に近い二足歩行体型は左右の位置がズレており、違う方向を向くことができるほか、後頭部左側にも第三の目がある。口に相当する部位はないが、『ウルトラゾーン』のとあるエピソードでを飲んでいたり、『ウルトラマンX』に登場した個体が人間食べ物カツ丼)を食べたことを示唆する描写があるため、人間の食べている物を摂取すること自体は可能な模様。
には突起が付いており、ここから人間をさらう液体(空間転移能力を持つ)をばら撒く。『ウルトラゾーン』では、突起から光弾状に発射して落下してきた看板を消滅させ、下にいた人が下敷きになるのを防ぐという離れ業も見せている。

電子音を思わせる怪音(キングギドラの鳴き声の流用)や「フォッフォッフォ」という不気味な笑い声(東宝特撮映画の『マタンゴ』の流用で、後の『ウルトラマン』に登場するバルタン星人の声とほぼ同一)を放つのが特徴。

巨大化能力も持つが、ドロドロ溶けてから巨大な相似形になるなど、これも不気味(『X』に登場した個体は光に包まれて巨大化した)。催眠術人間擬態する力も持つ。

『Q』に登場した個体は、一応肉体が衰えているという設定だったらしいが、その身体能力は人間とは比べ物にならない程ずば抜けており、本気を出せば自動車と同等以上のスピードで疾走することが可能。夜道パトカーと追走劇を繰り広げるシーンはとくに有名である(どっからどう見てもゆっくり走っているようにしか見えないというのは禁句だ)。


光線技など戦闘向きの超能力は披露せず、もっぱら観覧車を投げ飛ばすなどの怪力で暴れていた。

弱点はXチャンネル光波。ウルトラ怪獣で唯一、東京タワーに負けた怪獣

「2020年の挑戦」

人工の臓器や血液で500年の寿命を手に入れたが、それでも歳月とともに進行する肉体の衰えに悩まされていた。
そこで、特殊な液体(マイクロマシン等の集合体かもしれない)で地球の若者の肉体を狙う。
音も無く忍び寄り、人間を一瞬で消してしまう液体は多くの視聴者にトラウマを与えた。(消えるシーンの演出がまた怖い)

スーツアクター古谷敏
古谷はこの出演がきっかけで後に初代ウルトラマンのスーツアクターを務めることになる。

みんなのトラウマ

グロテスクな容姿、野太く不気味な笑い声、回避不能の誘拐能力、各種演出等々、見る者に強烈なインパクトとトラウマを与えるエピソードである。

SF小説家山本弘は、リアルタイムで見た際「見た後風呂へ入れなかった」と述懐し、受けたトラウマを著書『シュレーディンガーのチョコパフェ』で作中人物に語らせている。

誘拐された人々が戻ってきてハッピーエンド…と、見せかけたエピローグがまた…… 
たぶんコメディリリーフなんだけど…

悪夢は終わらない

現在日本少子高齢化を考えると、ケムール人の一件は他人事ではない。
2020年という数字も、そのころには日本の高齢者世帯が30%を超えると予測されていたり、何だかリアルに聞こえる。
しかも、一説によればケムール人は異星人ではなく人類の未来の姿とも言われており…

ケムール人の悪夢は終わっていないのだ。

その後の登場

映像作品

ウルトラマン

誘拐怪人 ケムール人(二代目)


第33話「禁じられた言葉」にて、メフィラス星人配下の宇宙人として東京丸の内のビル街にバルタン星人ザラブ星人と共に出現するが、何もせずにすぐに姿を消してしまう。
この時ムラマツキャップが「我々が倒したはずだ」と発言しているが、番組中で遭遇したのは初めてであり、矛盾していた。しかしこれは、後述するゲーム作品において解消している。
なお、スーツは胴体のみ新たに新造されたもので、体に白いギザギザ模様が走っているのが最大の違い。この着ぐるみは後に『ウルトラセブン』のキュラソ星人に改造された。

楳図かずお漫画版では、これにダダも加えた四人で東京の街を破壊しつくし、ウルトラマンと拳を交えた。

ウルトラマンギンガ

バルキー星人配下のスパークドールズとして登場し、テレビ番組で初めてウルトラ戦士と戦ったストーキング癖のある変態暴走族の手に渡り、ヒロインの美鈴とウルトラQさながらの不気味な追跡劇を行う。やがて巨大化して主人公・ヒカルの変身したサンダーダランビアと対決になるが、素早いフットワークでこれを圧倒。やむなくヒカルはウルトラマンギンガに変身し、ケムール人を大気圏外まで投げ飛ばしてギンガ・ファイアーボールで葬り去る。

その後スパークドールズはヒカルに回収され、空間転移液で自らをテレポートさせるなどといった彼ならではの柔軟な発想に基づいた使い方をされる。

ウルトラマンX

ガッツ丼


第9話「われら星雲!」にて登場。声はスパークドールズ劇場でケムール人を演じた外島孝一氏。ただし、ダダと共に人間の言葉は話さなかった。
ババルウ星人率いる暗黒星団チームの一員として登場し、闇のエージェントたちとラグビー対決を繰り広げる。ラグビーにおいては得意の高速移動でトライを決めるなど活躍した。
試合後、他の仲間と共に巨大化して暴れるがゴモラアーマーを装着したエックスの「ゴモラ振動波」を喰らい空の彼方まで飛んでいった。

ちなみに、このエピソードで何かと間違われやすいゼットン星人と初共演を果たしている

第16話にダダやセミ女と共に再登場。声優は同じだが暗黒星団チームのケムール人かどうかは不明。
ダダとセミ女と結託して誘拐事件を引き起こしていた。この個体は人間に化ける能力を持っており、逃亡に利用していたが、言動が不審であった為に職務質問中に正体が露呈し、逃亡を図るがXioに連行された。
その後は黙秘を貫いたが「ホトケの神木」こと神木隊長に完オチさせられ容疑を認める。動機は故郷の母と永らく連絡が取れておらず、苦労末に金に困ってダダたちに協力していたとのことである。

漫画

ウルトラマン超闘士激伝

メフィラス大魔王が登場した際も、上記の漫画版の4人で鋼魔四天王を名乗りメフィラスに仕えていた。
上半身をゴテゴテした装甲光線を弾き返す仕様)で覆ったパワーファイターであり、パンチ一発で数kmに渡り地割れを起こすほどの馬鹿力を持つ。また、掌部分からはパワーグライドという高圧エネルギーを放つ。
他の四天王と共に光の国を滅茶苦茶に破壊するが、駆けつけた闘士ウルトラマンに殴り飛ばされ、メフィラス大魔王の母艦にめり込んでしまった。

ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POPComiccode

第30話で、東京・丸の内を訪れた際に妙な既視感に襲われたメフィラスの前に、バルタン星人、ザラブ星人と共に突如出現し、彼女(※本作におけるメフィラスは女性)を精神的に追い詰めるが、気を失うと同時に姿を消してしまう。
描写から、おそらく彼女の見た幻である可能性が高いが…。
なお、このシーンは『ウルトラマン』33話へのオマージュとなっているが、ケムール人もちゃんと新造された二代目仕様で描かれている

小説

ウルトラマンF
アジア某国の天才少年躁躁が作り出したクローン個体が登場したが、彼に頭部にある消去エネルギー発生源を抜き取られ、残った体は拘束されてしまっていた。
躁躁は消去エネルギーで消滅させた物体は宇宙船に転送されており、主を失った今、宇宙船は機能を停止し内部の生命体は死亡しているだろうと推測している。

ゲーム作品

ウルトラ作戦 科特隊出動せよ!
1992年バンプレストから発売されたウルトラQウルトラマンとの間を描いたPCゲームソフト
科特隊ロシア支部の隊長に就任予定の「ミハエル隊員」に化け、科学特捜隊本部へと侵入し、科特隊員という身分を隠れ蓑にして暗躍(この辺はそっくりさんに似ている)。母星から招きよせたバイオ怪獣 イオゴンを使役し、同胞が果たせなかった地球人を拉致してその地球若者の肉体を強奪するため暗躍する。

そして岩本博士と神田博士、科学特捜隊のメンバーをムラマツキャップ以外全員異次元に閉じ込め、更にはキャップの恋人である祈子氏も捕える事で、彼を精神的に追い詰めるが、最後は次元空間内で神田博士らが製作し、現実世界に転送した小型化したK・ミニオード発生装置からムラマツが放ったXチャンネル光波を浴びせられ絶命した。

関連項目

ウルトラ怪獣 宇宙人 東京タワー ゼットン星人
トラウマ みんなのトラウマ 夢に出る

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