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概要

Yahoo!ニュースにて記事のニュースの下にコメント欄があり、Yahoo!JAPANのIDを持っていれば誰でもコメントと評価ができる仕組みになっている。このシステムは2007年から導入が開始されたもので、当初こそコメント数が少なかったものの2014年に発生した偽2ch騒動での混乱を契機にコメントが急増し、2024年現在では日本屈指のコメントサービスとなっている。


ちなみにYahoo!ニュースの記事全てにコメント欄があるわけではなく、神戸新聞(系列のデイリースポーツ除く)や西日本新聞など原則コメント欄を設けていないメディアもある。また、読売新聞朝日新聞はコメント欄を付けたり付けなかったりしている。


トラブルや問題点

ヤフコメを常用しているユーザーの大多数が政治厨やネットイナゴであるために民度が低く、匿名なのをいいことに挑発的・攻撃的・下品なコメントが日常的に書き込まれることが殆どとなっている。早い話X(旧:Twitter)や5ちゃんねる(旧:2ちゃんねる)のニュースサイト版とされるが、ユーザー側で見たくない者をブロックや除外できるXや興味のない板には行かなければいいだけの5ちゃんねると異なり、ヤフコメはYahoo!ニュースがピックアップしてユーザーを呼び寄せていることから特に民度が低下する要因となっている(記事単位での非表示化や問題ユーザーの非表示はできるが記事やコメント数が膨大のため効果は薄い)。


このようなヤフコメのヘビーユーザーは「ヤフコメ民」「ヤフコメ乞食の蔑称があり、嘲笑または軽蔑の対象となっている。

最近ではお笑い芸人がヤフコメの実態をネタに扱うなど、現実でも同様の認識が浸透していることが分かる。また、ヤフコメ民は時間を問わずニュース掲載直後からどんどんコメントを投稿するため、「ヤフコメ民は暇人(または無職)」という認識が一般化している。


2020年以降はコロナショックによるストレスの影響か更に民度が下がり、さながら無法地帯の様相となったため、ヤフコメの廃止や違反者への厳罰の強化を求める声が増えた。運営もこれを見かねてか、2021年10月よりコメントの規制強化に踏み切ったものの、NGワードを回避すればいくらでも好き勝手にコメントできるため焼け石に水状態であった。

(例として、「キチガイ」はNGだがそれを無理やり動詞化して「気違う」と書けばOKなど)


更なる対策として、2022年11月中旬からはコメント投稿に携帯電話番号の登録が義務付けられた。その効果により、2023年2月下旬時点で悪質ユーザーが56%減少したと発表されている。その後も2023年4月よりAIを使用した選択式ピックアップを導入し、同年11月よりそれまでの「そう思う」「そう思わない」の2択方式から、「共感した」「なるほど」「うーん」の3択方式に変更されている。


時折ヤフコメの酷さを批判する記事がYahoo!ニュースにも出てくるが、彼らとしては荒れるような記事を作成する側が悪いというスタンスで、「他のSNSと比べたらヤフコメはまとも」といった盲目コメントもついている。また、ヤフコメの内容が法的に問題があるという記事についても「やれるものならやってみろ」や「弁護士裁判所に対して正論を主張するつもりだ」という命知らずなコメントがついている(尤も後述の「ヤフコメに関連した事件」にもある通りヤフコメの内容で民事訴訟が起きて訴訟額以上の賠償を要求されているが、彼らにとっては他人事である)。


オーサー

一般ユーザーとは別にオーサーと呼ばれる知識人がコメントする場合がある。オーサーは配信されたニュースに対して自身が得意とするジャンルに対してコメントする人たちで、コメントは最上部に表示されたりボタンが「参考になった」だけだったりと一般ユーザーのものとは明らかに異なっている。また、オーサーコメントはオーサーによって修正が可能(一般ユーザーは修正できず一度削除のうえ再投稿)で、コメントする度に報酬が貰えるシステムとなっている。


オーサーは特定の有識者や専門家のみがなることができるが、その内容は決して品質が高いものとは言い難く、逆に一般ユーザーに「よくこんな知識でオーサーやれるな」と突っ込まれる人もいる。経歴を見ると証拠隠滅罪で有罪となって懲戒免職を喰らった元検事やXで何度も炎上したことがあるフリーライター、活動歴がはっきりしないNPO法人の代表、一般ユーザーと同じノリで書いたあげく自慢話をして袋叩きにあった鉄道ライターなど判断が分かれる人が多く、あくまで参考程度に留めたほうがよい。


記事別傾向

政治記事

最もコメントがつきやすいカテゴリで、政治厨が大勢いるためか内容は全方位誹謗中傷状態となっており、特に自民党に関しては「国民を苦しめている元凶」とレッテル貼りされている状況である(しかし当初から自民党批判ばかりだったかというとそうではなく、クールジャパンが旺盛だった頃はむしろ自民党しか信用できないという論調が多かった。コロナショックを契機に180度違う状況になったとされている)。

ヤフコメ民が政治ネタに熱心な理由とされるのはSNSこの方この方がヤフコメをネタにすることがあり、また総理大臣のこの方がネットでの悪評を気にしている旨の記事があったことから「政治家はヤフコメを参考にしている」という陰謀論に近い思想が生まれている。また、日本最大のポータルサイトで目につきやすいところから各政党関係者が熱心に活動を行なっているためとされ、特にこの政党この政党は積極的にコメントしている。


経済記事

景気・生活関連

氷河期関係と年金関係は利用世代が多いことからシビアで、「頭の血管が切れるのでは」と思うほどのヒートアップぶりを展開している。

このような状況であることから経済誌やゴシップ誌アフィリエイト稼ぎでわざと悲観的なタイトルで記事を掲載しているが、内容をよく読めば創作またはレアケースとわかる記事に対しても悲壮感を漂わせる長文が続いており、中にはヤフコメの文字制限である400文字では足りず返信を使って続きを書いている人もいる。

なお、コロナ禍明けのボーナス状況は大手企業の正社員が多い経済誌のアンケートでは8割が「前年より上がった」という回答であったが、ヤフーアンケートでは7割が「前年より下がった、または貰えなかった」という回答であった。つまり景気・生活関連記事に常駐している人の多くが無職またはワーキングプアと推測され(自営業フリーランスもいるが、平日昼間も勢いが衰えない時点でお察しである)、例えば物価高記事のコメントでは「1日1食まで減らした」「吉野家牛丼並盛が高くて食べれない」「缶コーヒーも我慢している」「コンビニは金持ちが利用するもの」とゴシップ誌の創作記事以上に悲惨な状況で、ゴシップ誌もそれを基に新たな創作記事を作成して掲載するという負のループが繰り返されている。


投資関連

一方経済そのものについては疎いとされており、特に為替関係は「投資はしていないが円安だと物価が上がり生活が苦しいから」という理由で円高を支持しており、逆に為替差益で儲かったというコメントや、外貨預金ぐらいやればいいというコメントには嫉妬と「為替取引=ギャンブル」というイメージから低評価がつけられる(FXならともかく外貨預金をギャンブル扱いしている時点で程度がわかると思われる)。逆に円高になると「外貨預金した情弱ご愁傷様」と嘲笑うコメントがつくことがある(なおこのコメントがつくとフラグで円安になることが多い)。

NISA(少額投資非課税制度)も否定的な意見が多く、理由としては長期投資の時間も資産余裕もないこともあるが、株価が大きく下がったときに解約したなどの書き込みが散見しており(NISAは成長投資のため株価が下がったら逆に積立額を増やすなどで対応するのが基本で、下手に解約したら税制優遇が減るので薦められない)、単純にNISA運用を理解していない節がある。

このような知識のなさとしったかコメントで溢れかえることから『ヤフー経済音痴』という蔑称がつけられ、特に株や為替のトレーダーからは「ヤフコメの逆張りをすれば儲かる」とまで言われる始末である。


スポーツ記事

政治、経済に匹敵するカテゴリで、特にプロ野球の記事はコメントが多い。傾向としては巨人批判が多いのは言うまでもなく、成績が悪いチームに対しても素人目線の批判が多い。プロ野球に次いで多いのはJリーグであるが、サポーターが問題を起こしている某チームの批判が多い。その他については概ね平和であるが、日本代表レベルになると話は別で、ふがいないプレーをした選手に対しての批判は勿論負けると監督や会長批判で埋め尽くされる。


サブカル(漫画、アニメ)記事

政治、経済、スポーツに匹敵するカテゴリ。先述の2カテゴリと異なり荒れることはあまりなく、ヤフコメでは珍しく平和的である。一方ニュースサイト系のポータルサイトによるランキングが乱発しており、それを発端とした炎上が発生することがある。


芸能記事

上述4カテゴリに次ぐカテゴリであるが、好き嫌いが分かれやすくそれぞれのファンによるケンカに近いコメントがつく場合がある。当初はK-POPAKB48が標的になっていたが、ジャニー喜多川性的虐待問題を契機に旧ジャニーズ関連も批判的論調になっている。お笑い芸人についても賛否両論で、嫌いな芸人に対しては容赦ないコメントが多い。


皇族記事

日本の象徴であることから全体的にはおおらかなコメントが多いが、唯一秋篠宮だけは批判的である。これは眞子内親王(現:小室眞子)の婚姻騒動が発端とされており、ヤフコメをはじめとしたバッシングが展開された中、眞子内親王が精神病を患いそれを告白する会見を行なったところ、ヤフコメ民が発狂し収拾がつかなくなってしまった。Yahoo!JAPANもさすがに看破できないと踏み、直後に違反コメントが多い場合コメント欄全体を非表示化する機能を備えるまでになった。


国際記事

中華人民共和国韓国関連の記事が荒れることが多く、特に後者については文在寅が大統領時代は断交しろの大合唱であった。その他については親日反日かで判断しており、後者と判断された場合は批判的コメントが多くつく。

また、各国の情報機関は「ヤフコメは日本を代表するプロパガンダ拠点」と判断しているようで、政治同様各国の関係者が活動を行なっているとされている。ある経済誌ではウクライナ侵攻以降にロシアを支持するコメントが多く投稿されているとの指摘を行なっている。


ちなみに運営会社のYahoo!JAPANは2023年にLINEと統合されLINEヤフーとなったが、LINEは韓国にデータサーバーを置いており、韓国(中国も)に個人情報が流出たため総務省から指導を受けたほどである。実際韓国の最大手ポータルサイトでLINEを共同管理しているNAVERでヤフコメの内容が速攻でハングル翻訳されて電子掲示板に貼られ、ネチズン(韓国版5ちゃんねらー)の嘲笑のネタにされていることからヤフコメも相手に情報を盗まれている可能性もあるが、ヤフコメ民は「それがどうした」といわんばかりに挑発している。


自動車記事

市販車関連

自動車関連の記事は、扱う記事のメーカーによってコメントに肯定・否定の傾向が表れやすい。

とりわけ評論家気取りの素人が多い自動車界隈だけに民度はやはり劣悪で、特定のメーカーや車種への叩き、欧州車信者による国産車軽自動車への挑発が常態化している。ただし掲載される記事自体もゴシップ懐古話が多いため、車選びの参考になるような有益な情報を得る場としては相応しくないだろう。


モータースポーツ関連

インディ500ル・マン24時間を除けばほとんどがF1関連のコメントとなっているが、そのほとんどが日本人ドライバーと日本メーカーに注力している。有名なものとしてNHKホンダF1の特集を放送した際、マクラーレンとうまくいかず低迷していた時代のファンの声と称してヤフコメを引用している(当然成績が悪かったためコメント内容はお察しである)。また、角田裕毅が久々に日本人ドライバーとなったが、成績が悪かったり素行が悪い等の記事が出ると上から目線の説教コメントがつき、先述の欧州車信者によるアンチ行動も確認されている。


鉄道記事

鉄道会社関係

鉄道関連の記事ではこの鉄道会社に寛大で、度重なるダイヤ改悪や料金値上げを行なっていることには「公共交通機関だから当然の行為」と支持し、不満コメントに対してはうーんが乱打されるうえ「文句があるなら引っ越せ」など『公共交通機関とは』と思わせるコメントがつくことが多い。

逆にこの鉄道会社は問答無用で批判される傾向があり、「傲慢で、新幹線で儲けた金を還元しない」というイメージがつきまとっており、JR北海道JR四国の経営難が報じられると「(資本関係がまったくないのに)儲かっているのだから面倒を見るべき」というコメントをする者までいる。特にこの方が逝去した時は壮大な死体蹴りが繰り広げられ、「地獄へ落ちろ」とコメントする者までいた。

鉄道ファン関係

鉄道ファン、特に撮り鉄に対して厳しいコメントがつくことが多く、事件を起こすたびに「法律を改正して撮り鉄を刑務所送りにしろ」というコメントが後を絶たない状態となっている。

リニア関係

川勝平太静岡県知事が中央新幹線の静岡県着工を頑なに認めないことからコメント欄が荒れている状況であるが、他なら青ポチだらけになる中傷だけのコメントに対して赤ポチが不自然に多かったり、逆にそれを窘めるコメントに対して青ポチが多い。また知事を支持するユーザーはリニア関連記事しか書き込んでいない者が多く、コメント数100を超えててすべてがリニア関係というアカウントがあり、中にはコピペしているだけのものもある。


携帯電話記事

iPhoneを嫌うコメントが多く、初期はガラケー、現在ではAndroidといった対立軸支持する傾向がある。但しiPhone批判のコメントの憶測でしかなく、「自分の周りではiPhoneを使っている者はいない」など根拠のないコメントをする者までいる。iPhoneが嫌われてる理由として「iPhoneはAndroidより高く欲しくても買えないことによる不満」や「iOSの新バージョンの仕様告知がなく、場合によっては改悪になっていることへの不満」が挙げられる。


COVID-19記事

2020年からパンデミックが拡がっているCOVID-19の関連ニュースに対して2023年から5類に移行して現在もなお収束の気配がないコロナ禍の影響からかコロナワクチンや第○波といった記事にはワクチンに否定的だったりコロナはただの風邪などもはやある種の諦観してるようなコメントが多く投稿されている。


地域記事

SNSやゴシップでよくあるステレオタイプの記事を引用して批判するコメントが多く、地域性や県民性という言葉を使って地域住民の人格攻撃をしたり、地域間対立を煽動して嘲笑する者もいる。中には批判している者の地域を特定して報復コメントをする者もおり、かつて2ちゃんねる最大の無法地帯だった地理お国自慢板を髣髴とさせる状態になっているところもある。


コメントの特徴

◯◯◯すべき

ヤフコメが上から目線で威圧的と言われる所以とされている語尾である。トップコメントで長文で記述する人が良く使っており、そう思うが稼ぎやすいとされている。

しかし内容は「記事を読んでいない」「記事とは別の話題を書いている」物が多く、他のSNSで同じことを書くと「何様だよ」と批判を受けるため、歓迎されるのはヤフコメぐらいである。


◯◯◯ですが

医療従事者ですがとコロナ頃から本文の前に名乗るコメが乱立し、現在も海外在住ですがなどが多い。

しかし不思議と最近作成されたばかりのアカウントしかなく、また記載する内容もネットに書かれている内容そのままのような記載が多く普通なら怪しいと判断されるが、ヤフコメでは歓迎されるのか共感されることが多い。


報復うーん

気に入らないコメントや反論を書いた人に対し、その人の履歴を深掘りして記事も見ずにすべてのコメントにうーん(旧・そう思わない)を乱打して憂さ晴らしをする者がいる。以前は履歴から直接乱打することができたが、対立を助長することから現在ではそれができなくなっている。それでも履歴から記事へ飛び、そこから気に入らない人を探してうーんを乱打するといった執念深い者がいる。


利用世代

氷河期世代

2015年にヤフー社員と思われるブログでヤフコメ利用者の大多数を占めているとされている世代である。偽2ch騒動で2ちゃんねるから流れてきたものが多く、特に経済記事に対して自身の困窮を長文で語るものが後を絶たない状態となっている。また、他の世代を揶揄するコメントや攻撃的な態度が多いことから「氷河期世代のコメントがヤフコメの治安を悪くしている」とまで言われている。


高齢者

2020年のコロナショック以降は65歳以上の利用者が多いとされている。年金暮らしとなり余暇がある一方で、昨今の年金問題で金銭的余裕がないことから無料で利用でき、ストレスの吐け口となるヤフコメを利用するケースが多い。これらの層は団塊世代を中心にしていることからネットの使い方に疎く、フェイクニュースに騙されやすい。また更年期特有の頑固かつ攻撃的部分が見られ、極論を述べては煽動したり、反論コメントに対して感情的になって噛みついたりとさらなる治安悪化を招いているとされている。


ヤフコメに関連した事件

  • 2019年5月に亀田興毅vs那須川天心の格闘技大会を巡り40代無職男性と40代自営業男性がコメント欄で口論となったうえ直接会うことになり、無職男性が自営業男性を殴り帽子を奪う事件が起きた。自営業男性が全治2週間の怪我を負ったことから警視庁は7月にこの無職男性を逮捕、ヤフコメによって初の逮捕者が出る事例となった(起訴や訴訟結果等は不明)。
  • 2021年8月に京都市宇治市で放火事件があり、京都府警が捜査を行なった結果同年12月に22歳の男が逮捕された。男は日頃から在日朝鮮人に対して敵対心を抱いており、「放火事件でヤフコメをヒートアップさせ、在日問題に警鐘を鳴らしたかった」と供述した。男は2022年に懲役4年の実刑判決を受けた。
  • 2017年に不正競争防止法違反で逮捕されたが2022年に無罪となったトヨタ自動車関連会社の元専務がヤフコメで侮辱コメントがあったとして投稿者を相手に30万円の慰謝料を求める訴訟を起こし、名古屋地裁は慰謝料全額および特定にかかった費用合わせて93万5000円の損害賠償を支払う判決を言い渡した。今後コメントの内容によっては賠償請求が活発化する可能性がある。

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