概要
一般的にデブ、つまり太っている人といえば、体が重いため動きが鈍く、運動習慣がなさそう、身体能力が全体的に低そうというネガティブなイメージがある。
しかし実は軽やかに動けたり、重い分パワーに物を言わせたりと、抜群の運動能力を見せる人物も存在する。そんな「高機動型デブ」に授けられる名誉ある称号である。
相撲の力士や柔道などの重量級選手は「動けるデブ」の最たる例であり、脂肪だけではなく筋肉もしっかり付いているいる。普段大量のカロリーも摂取していても、日頃から運動して脂肪を燃焼・筋肉をつけており、骨や関節も丈夫であるため、重い体でのハードな運動にも(ある程度は)耐えられるのである。
そもそもスポーツ選手は運動量(≒カロリー消費量)がとても多く、普通の食生活ではエネルギーが保たず動けなくなったり痩せて筋肉まで落ちてしまったりする危険性があるため、ハイカロリーな食事を摂ることは多く(体重制限の厳しいボクシングや、体重が動きに影響しやすいフィギュアスケート・体操などを除く)、これは学生の部活動でも同様である。
しかし、引退後も運動量に対しての食事量が減らなかったり、食事制限の反動で好きなものをたくさん食べたりする生活が続くことで、現役時代からは考えられないほど太ってしまう人も多い。一方、そんな現役時代に培った身体能力があるため、「昔取った杵柄」で太っていても機敏に動くことができる人が多い。実際に、下記する「動けるデブ」の人物の中にも「若い頃はスリムな体型だった」という人が少なくない。
ちなみに元祖・動けるデブとしては、香港のアクションスターのサモ・ハン・キンポーが挙げられる。
主な動けるデブ
架空のキャラクター
- アースクェイク(サムライスピリッツシリーズ)
- 秋道チョウジ(NARUTO)
- 有星アキノリ(妖怪ウォッチシャドウサイド)
- 鵜殿丈助(甲賀忍法帖)
- 大前田希千代(BLEACH)
- エド(龍が如く6 命の詩。)
- エビス丸(がんばれゴエモンシリーズ)
- 大石雷太(鳥人戦隊ジェットマン)
- 大岩大太、熊野大五郎(秘密戦隊ゴレンジャー)
- ガイウス・ユリウス・カエサル(Fate/GrandOrder)
- 怪傑ロビン(偽)(ロマンシングサガ3)
- カビゴン、ミルタンク、ティエルノ、やまおとこ、マクワなど(ポケットモンスターシリーズ)
- カノン・サンダーバード(怪人開発部の黒井津さん)
- カルノフ(カルノフ)
- ガンダムヴァーチェ、セラヴィーガンダム(機動戦士ガンダム00)※前者に関しては本当の姿が別にある。
- 黄島太(大戦隊ゴーグルファイブ)
- 剛大次郎(超電磁マシーンボルテスⅤ)
- 小僧丸サスケ(イナズマイレブンアレスの天秤)
- サモ・ハッカ(ライブアライブ)
- 猿飛肉丸(さすがの猿飛)
- ジ・O(機動戦士Ζガンダム)
- ジャック・ターナー、テムジン、王覚山(龍虎の拳シリーズ)
- 庄田二連撃(僕のヒーローアカデミア)※クラスメイトから「動ける恵体」と称されている。
- ストームライダー(東京ディズニーシーアトラクション「ストームライダー」)
- 芹沼花依(私がモテてどうすんだ)※ただし劇中では普段は痩せている。
- 武田鉄男(遊戯王ZEXAL)
- 田仁志慧(テニスの王子様)
- ティエルノ(ポケモンXY)※メイン画像の人物。
- ドム(機動戦士ガンダム)
- 肉まんくん(ちはやふる)※実写版では普通体型になっている。
- ハウンド(実写TF)
- 蠅座のフライ(聖闘士星矢Ω)
- 原寿美鈴(暗殺教室)
- 番崎竜丸(ウソツキ!ゴクオーくん)
- ピエール77世(#コンパス 戦闘摂理解析システム)
- ファットガム(僕のヒーローアカデミア)
- フトモモ(ひそねとまそたん)
- ベーブ(ONEPIECE)
- ポー(カンフーパンダ)
- ボブ(鉄拳)
- マシュマロ邪面(魔進戦隊キラメイジャー)
- 満腹黒丸(神田川JETGIRLS)
- みたらしアンコ(BORUTO)
- 疫災のクイーン(ONEPIECE)
- ヤジロベー、シャンパ(ドラゴンボール)
- ライデン、チン・シンザン(餓狼伝説シリーズ)
- ライブキング(ウルトラマンタロウ)
- ルーファス(ストリートファイターⅣ)
- ロードホッグ(Overwatch)
- ロイ(アンリミテッド:サガ)
- ワリオ(スーパーマリオ、ワリオシリーズ)
実在する人物
- 安禄山(唐代の軍人、大燕国皇帝):唐時代、楊貴妃の養子となった巨漢の英雄。高速旋回しながら飛び跳ねる西域舞踊が得意だったという。
- 芋洗坂係長(劇団俳優・お笑い芸人):もともとダンサーで、若い頃は痩せていた。
- 岡元次郎(JAE所属のスーツアクター):デビュー当時はかなりスラッとしていた。
- かなで(3時のヒロイン)
- 許褚(三国志やその派生作品)
- クラッシャー・バンバン・ビガロ(プロレスラー:デブ体型でありながらドロップキックさえこなす)
- 斉藤仁/斉藤立(柔道家)親子二代で重量級の柔道家。
- サモ・ハン・キンポー(映画俳優・監督):動けるデブ界のレジェンド
- とにかく明るい安村(お笑い芸人)
- 富田望生(女優):趣味はダンスと公言しており、舞台『フラガール』でキレッキレのダンスを披露。役作りの一環で太り始め、元々痩せやすい体質のため体型維持に苦労したという。
- 中村剛也(埼玉西武ライオンズ):意外にも健脚を持ち、例え1塁にいたとしても長打が出れば3塁も狙える程ベースランが速い。
- パパイヤ鈴木(ダンサー)
- 橋本真也(プロレスラー)
- バリー・ボンズ(メジャーリーガー):数々のホームラン記録を持つ長距離打者だが、体重が100kgを超しているとは思えない程俊足で、通算盗塁数は500を超えている。
- 日村勇紀(バナナマン):タップダンスが特技。
- ボブ・サップ(格闘家)
- 水田信二(元和牛)
- 山本圭一(極楽とんぼ)
- 大鶴肥満(ママタルト)
- 渡辺直美(お笑い芸人)
- ゆりやんレトリィバァ(お笑い芸人)
- ンダホ(Fischer's)
- NTRjr(俳優・ダンサー)
車両・航空機など
- ブガッティ・ヴェイロン(スーパーカー)
- 東武100系(鉄道車両):重装備で鋼製車並の重量となったにも拘らず、オーバースペックを有する。
- C-1(自衛隊、輸送機)
- F-35(戦闘機):別名「できるデブ」
- An-225(輸送機):戦闘機並の機動性を有するとの評がある
他に動けるデブの記事がありましたら追加してください。