概説
『スクライド』13話「ロストグラウンド」に登場したセリフ。
仲間の喪失、脅かされる生活、相棒の死……。
度重なる受難にカズマは抗い続け、相棒の敵討ちのため駐留していたHOLDを単身で襲撃し壊滅させる。
それでも相棒を失った悲しみは消えることなく、手当たり次第にHOLDを襲い続ける。
時を同じくして劉鳳もカズマの所在を掴み、死闘が始まる。
奥の手を出してきた劉鳳の真・絶影の前に押し切られ倒れ伏すカズマ。
そして、掴んだ新たな力を使う事を決し、亡き相棒の形見である銃を空へと放り投げ、アルター化させる。
さぁ、いこうぜぇ君島ぁ!
大地へと降り注ぐ光は、カズマの意思に呼応するように輝きを放つ。
君島! こいつは……この光は!
俺と、お前の、輝きだぁぁぁ!!
カズマのアルター、シェルブリットは宿敵との命運を分かつ為に第二形態へと変化を遂げるのだった。
シェルブリットぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
しかし、新たな力を引き出した代償なのか大地は揺れ動き再隆起が始まる。
死闘の行く末は持ち越しとなり、カズマ、劉鳳、二人の消息は大地のうねりと共に途絶えてしまうのだった。
君島の形見である銃を使って、シェルブリットを発動させたのは文字通り君島と共に戦う事に他ならない。
TV版では発動と共に暴走しロストグラウンドへの再隆起へと繋がったが、映画版であるオルタレイションTAOではシェルブリット第二形態の発動後に「行け……カズマ……!!」と言う君島の声がカズマに届いている。
宿敵との死闘のために相棒の形見を使うと言う熱いシーンであると共に、スクライドの名シーンの一つとして挙げられる事も少なくない。
特に映画版では出番が少し増えており、TV版で発動したはいいけど戦わないのかと肩透かしを食らった人たちには是非見てほしい名シーンである。
なお、同話ではうるさい!女ごときが邪魔をするな!という名(迷)言もあったりする。