エントゥア
えんとぅあ
ウズールッシャの民で、ゼグニの娘。 朝廷軍との戦の際、父がオシュトルとの一騎打ちで敗れた時『俺の仇討なんて考えるな。お前は、女としての幸せを掴み平和に生きろ』と告げられる。
しかし、それでも自身を【ウズールッシャの戦士】としての誇りを持っていることを言うのだが
『お前は、昔から織物や料理をすることが好きだったな・・・』と戦士ではなく【普通の女性】としての能力に優れていることを推され、『心残りがあるとしたら、お前の花嫁姿を見られないことだ・・・』という言葉を聴き 父の最期を看取った。
その後、父の言葉に反し短刀を持ってオシュトルに仇討ちを挑むが技量の差は歴然 かなうはずもなく敗北してしまう。
父が教えてくれた祠で身を隠すも、ハクとヤクトワルトに発見されてしまい 戦闘態勢を取っていたが彼らの機転と策に命を救われる。
(ハクから『戦は終わったんだから、これ以上死人を出したくない』、ヤクトワルトは『シノノンの面倒を見てもらった』という理由があってのこと)
『勝者は、敗者を好きに扱えばいい』とハクに言うと
『敗者も自由にすればいいさ、戦は終わったんだから』 と言われると 彼らは『あとは帰るだけだから・・・』と水と食糧を置いて行き去って行った。 その食糧を口にし 初めて【生】を体感した。
戦後は、ホノカの計らいでヤマトの女官として勤める。 料理の腕前を買われ、しばらくの間は何とか生活ができていた。
帝崩御の時に、アンジュの気持ちを整える為にお茶を運ぶのだが…。
とある経緯でヴライを治療する。 治療中だというのに鍛錬に打ち込み新しく交換した包帯を血塗れにする彼を叱りながら包帯を新しく交換し 料理を振る舞う。
彼が豪快に平らげ代わりを用意するよう言われ 遠慮しないその振る舞いに対し文句を言ったあと『【美味い』と思ったモノを喰らうのに、何を遠慮する必要がある?』と言われ少々戸惑った。
更にオシュトルと一騎打ちを果たすために、ネコネを誘拐し 舞台を作る。
ヴライの最期(詳細は本人の項目を参照されたし)を見届けると『貴方は・・・満足しましたか?』と彼の仮面を手にして問うのであった。
戦後は、ナコクで女官として勤め イタクと共に復興に尽力する。
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