身体を前に倒して両手の指を地面に付けた状態から腰を上げてスタートを切る。
スタンディングスタートに比べてスタートダッシュでの加速が良いので、特に短距離走で用いられる。
公式の試合には、この方式でスタートしなければいけない競技もある。
ただ、「スターティングブロック」という専用の踏み台が必要であるため、レーンの数以上の選手は同時にスタートできない(つまりマラソンなどには使えない)という難点はある。
スタートの流れ
英語による合図に従って記述する。
- On your marks. - 選手がスタート位置に向かい、身体を前に倒して両手の指を地面に付ける。
- Set. - "On your marks."で体勢を整えた状態から腰を上げる。
- ピストル音 - 0.1秒たってからスタートする。0.1秒以内に反応するとフライングとなる(2010年以降は1回で即失格)。