概要
ソードヴォルフとはYouTubeチャンネル「ゆっくりトロピカル」にて投稿されているゆっくり茶番劇シリーズであり、同作に登場するキャラクターの名称である。
大まかな構成は東映特撮作品「仮面ライダー」を意識したものであり、そこにシュミレーションRPG「ファイアーエムブレム風花雪月」や戦国時代および現代における甲信越地方を意識したストーリーや小ネタが用いられている。
ソードヴォルフ
郷里導幸
本作の主人公。第一話より登場。アヴファーレ学院の教員、21歳。第一話にてデザストルの怪人マンティスメイルよってデザストルに誘拐され、改造人間オオカミ男に手術されるところだったが、クラル・シャグランに救出され、以降はソードヴォルフとして生徒や人類を守るために戦う。性格は控えめ。
井隼夢人
本作のもう一人の主人公。第四話より登場。ビシャウカの歴史をモチーフにした漫画「騎士ドゥンケルの冒険」の作者、24歳。
デザストルに誘拐され、第二のオオカミ男にされるところを郷里に救出され、以降はソードヴォルフ2号として読者と人類を守るために戦う。性格は明るく若干キザ。
ビシャウカと民族
本作の舞台は現実世界とはまた別の世界のビシャウカという地になる。ビシャウカには3つの民族と地域が存在しており、元々はそれぞれ異なる国であったが、アヴファーレ政府によって現在は各民族の代表を立てつつ、まとめられている。
アヴファーレ
三つの地域を統括し、ビシャウカの中枢である地区。
生徒たちが通うアヴファーレ学院はここに設立され、同時にビシャウカの方針はここで決まっている。
旧ルーボ帝国領
ビシャウカ東部の大きな地域でビシャウカ一の大都市「山府」を持つ。狼人族の故郷となる。出身者の名前が和名であることが特徴。本作主人公の郷里、井隼もともにこの地域の出身である。名産品はきな粉と黒蜜で食べる「黒鷲餅」全体的に和風な土地である。
山梨県および甲斐国がモチーフ。
旧デルフ王国領
ビシャウカ北部の大雪が降り、広い海を望む寒冷な地域で、祖なる者と呼ばれるビシャウカにおける神がビシャウカの歴史上の騎士ドゥンケルと出会ったという伝説があるスプリングサン城がある。デルフィーノ族の故郷となる。名産品は「リーフモチ」「ハーフチキンフライ」。
新潟県および越後国がモチーフ。
旧ピンガン連盟領
ビシャウカ東部の周囲を高く険しい山々が囲む地域で、アヴファーレを除くビシャウカで唯一、海に面する場所がないという特徴がある。
マンショ族の故郷。ビシャウカに流れる大きな河川「ミラクルバ川」の源流となる地域。昆虫食が現代にも残っている。名物は「ピンガン焼き」。
長野県および信濃国がモチーフ。
生徒及び学院関係者
本作の登場人物の多くはアヴファーレ学院という全寮制の学院に所属している。
クラル・シャグラン
デルフィーノ族の次期代表。年齢は12歳。郷里の生徒の中では最年少で、そのことを本人は気にして周囲から大人に見られようと振る舞っている。魔術や政治学に優れた成績優秀な生徒だが、デザストルに捕まり、改造手術を受けた。しかし手術は失敗し、短命である。
黒鷲美覇
狼人族の次期代表。年齢は14歳。性格は次期代表の責任感もあってか、やや厳か。しかし友人とのやりとりは比較的に柔らかく、優しさも見られる。クラルの事情を知っており、よく気にかけている。
エラポス・オーロ
マンショ族の時期代表。年齢は15歳。性格はやや軽く、飄々としている。相手を揶揄うことも多いが、頭がキレ、謀略や策略をめぐらし郷里や井隼の戦いを支援することが多い。
フロル院長
アヴファーレ学院の院長であり、ビシャウカの現統治者である。
性格はおおらかであるが、ビシャウカにあだなす者には毅然とした態度を示している。郷里にとっては母親のような存在である。
デザストル
ビシャウカ制服を目指す悪の秘密結社であり、破壊活動や誘拐、主要人物の抹消などを行っている。また改造人間を用いて活動している。正体は現在不明。
デザストル首領
ヤギのレリーフから声のみ発信しており、怪人や幹部たちに指示を出している。正体不明の人物。
アルム大将
デザストル大幹部の1人。第四話より登場。厳格な性格をしており、服装が乱れた戦闘員を叱っている。統率力に優れているが、戦闘力も高く、ヴォルフに変身した井隼を剣で追い詰めることができる。井隼をヴォルフに改造したのも彼のチームである。
悪夢医師
名前のみ確認されているデザストルの大幹部。デルフ領を担当している模様。郷里および1話から3話の怪人たちは彼のチームが改造した模様。