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テレビ演劇サクセス荘

てれびえんげきさくせすそう

西荻窪にあるとされるアパート「サクセス荘」に暮らす若者たちが、芸人、弁護士、アクション俳優、料理人などそれぞれの持つ夢を叶えるために奮闘する姿と、日々巻き起こる騒動を描く日常コメディ。
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概要編集

西荻窪にあるとされるアパート「サクセス荘」に暮らす若者たちが、芸人、弁護士、アクション俳優、料理人などそれぞれの持つ夢を叶えるために奮闘する姿と、日々巻き起こる騒動を描く日常コメディ。


すべてのエピソードが舞台を模したセット上での「本番一発勝負」という形式で行われており、


  • 撮影が始まったらエピソードの最後までカットがかからない
  • 練習は通しのリハーサル1回だけ(共演者との読み合わせは自由)
  • 本番は一発撮りで、撮り直しなし

という異例の撮影方法を採用している(つまりセリフを噛んだら噛んだまま使われる)。ワンカット撮影だが、いわゆる長回しではなく複数台のカメラでの撮影。セリフの読み間違いをはじめとする一発撮りならではのさまざまなトラブルがすべて撮影、放送され、本編放送後にはそれらをキャスト全員でその回の裏話や反省などを交えた「サクセス荘反省会」がストリーミング配信サービス等で配信される。


2.5次元舞台やミュージカルで活躍している舞台俳優を起用しており、それぞれのキャラクターは俳優本人のプロフィールや特技などを参考にした当て書きで作成されている。



登場人物編集


サクセス荘の住人達編集


ゴーちゃん

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演:和田雅成

部屋は102号室。イメージカラーは赤。夢は芸人。イメージカラーは赤。基本関西弁で話し、サクセス荘の中ではツッコミ役。作中に自作のネタを練習したり披露するシーンも多い。主人公的ポジションであるため出演頻度が高く全体的にセリフ量も多い為、柱と呼ばれている。乙女座とのこと。第1期と3期は全ての回に登場。2期も7、8話以外全ての回に登場と出演回数はトップである。服は1期では赤いTシャツにヒョウ柄のズボン、2期ではゼブラ柄、3期では白黒の市松模様になっている。


ミスター

演:高橋健介

部屋は203号室。将来の夢は弁護士。イメージカラーは青。私学の法学部に通う学生。住人たちの中でも頭が切れ、説明役に回ることが多い。論理的な思考の頭脳派を自称しているが、知識を鼻にかけたような喋り方でほかの住人から煙たがられることもあり「悪意なき上から目線」と評されている。虎次郎から、“損得勘定の化身”と言われており本人もそれを認めている。工作が不得意で、事あるごとにアンテナとやたら揉める。服は1期では青と白のストライプシャツ、2期では白いベスト、3期では黄色いネクタイが追加されれている。


ノブ

演:高野洸

部屋は204号室。将来の夢はアクション俳優。イメージカラーは水色。高校時代に時代劇で織田信長を演じたことをきっかけに俳優を目指す。努力家で礼儀正しい好青年で、周りから天然扱いされることがあるが本人は至って真面目。住人たちに対しては基本敬語で話しており、キノコが好物。作中で最初に卒業しておりサクセス荘2以降ハリウッドの大人気映画・スパイスマンシリーズの主演を努めるなどして海外セレブの仲間入りを果たしたが、サクセス荘のことはずっと大切に思っている。


ユッキー

演:髙木俊

部屋は205号室。将来の夢は南極料理人。イメージカラーはピンク。映画「南極物語」に憧れて南極料理人を目指した。サクセス荘では古参の住人で、新入りが来る度に先輩風を吹かすのだが一瞬で舐められる。サクセス荘のトラブルメーカー。大事な話の最中でもすぐに居眠りをしてしまうほか、大家さんのペットのインコを逃してしまったときには他人に罪をなすりつけようとするなど姑息な言動も目立つ。サクセス荘内の催し物で司会を務めることが多い。下の名前は「ゆきお」らしい。モブと書かれた服を着ている。


ケント

演:黒羽麻璃央

部屋は206号室。イメージカラーは緑。夢は漫画家。少年が主人公の冒険活劇マンガを描いており、自身の漫画の続きやアイデアなどを他の住人に提案してもらったり、演じてもらって再現してもらっていたりする。機嫌が良いときにはオタクらしい早口で喋るが、締切に追われるとイライラしがち。1期から出演しているが他のキャラと比べ出演頻度はかなり低くユッキー役の髙木曰く、レアキャラとのこと。『2』では商業誌デビューを果たし、以降は作品を連載したりドキュメンタリー番組・情熱アイランドで密着取材されるなど、人気漫画家として着実に成長している。


虎次郎

演:spi

『2』から登場する住人で部屋は207号室。イメージカラーは金。夢は演歌歌手。硬派で真面目な性格なのだが時間にだけはルーズで、サクセス荘にはなぜか二か月遅れで入居。初めの挨拶でリビングの壁を突き破って現れたため、住人全員を驚愕させた。物を乱暴に扱うことが多く、本人いわく体が最初に動いてしまうタイプ。演歌の師匠に師事しており、物を紛失するなどしては怒られることを恐れている。子守唄を歌うだけで巨大ワニを眠らせてしまうほどの歌唱力を持つ。


マカロン

演:立石俊樹

3期から登場する住人で部屋は208号室。イメージカラーは赤紫。夢はビューティーアドバイザー。メイクだけではなく、美に関することであれば総合的にアドバイスできると語るが、センスが非常に独特で妙なものを「美しい」と形容することがある。おっとりとした物腰の柔らかい美青年なのだが、美容を追求するあまり悪意なくほかの住人と衝突してしまうこともしばしば。『映画演劇』では虎次郎とケニーと共に「チーム演歌」を結成する。特殊メイクの類も得意でムーさんの水晶玉をボウリング玉の様にしてしまうほど。本名は「マカベ」。また、後述のサーとはキャラが丸被りしているとゴーちゃん役の和田氏から指摘されている。


アンテナ

サクセス荘アンテナくん

演:有澤樟太郎

部屋は209号室。イメージカラーは白。夢は人気YouTuber。常に自撮り棒をつけたスマホを持ち歩き、「アンテナくん」の名で人気YouTuberを目指して日々動画を作り続けている。「ビンビン!」が合言葉。HIKAKINや米津玄師に憧れていて、その影響で眼鏡をかけるようになった。何でも面白がる好奇心の強い性格。サクセス荘ゲームの考案者。自身のチャンネルであるアンテナTVはチャンネル登録者数3万人だが、まれに話題になり再生数が爆発的に跳ね上がることもある。やたらミスターとよく揉め第3部の7話では台本になかった肩パンをし、ミスター役の高橋氏に恐怖を植え付けた。


サー

サクセス荘 サー

演:荒牧慶彦

部屋は302号室。イメージカラーは茶。夢は英国貴族。本気で英国貴族を目指している変人で「エリザベス」という名前の白馬を飼っている。浮世離れした性格で世間の常識があまり通用せず、本人いわく「杉並区から外に出たことがない」とのこと。第1部、第2部共に名(迷)探偵サーという回があるが未解決のまま終わらせている。『3』ではドーバー海峡を泳いで渡り、見聞を広めてサクセス荘に帰ってきた。ゴーちゃんとは漫才コンビのような間柄だが、まれにバイオレンスな喧嘩をすることもあり『映画演劇』では互いの信念を賭けて剣戟で死闘を繰り広げたりもした。


チャップ

演:定本楓馬

部屋は303号室。イメージカラーはオレンジ。夢は映画監督。自主制作映画が海外の小さな映画賞などで評価を受けており、ノブがハリウッドデビューするきっかけとなった。かわいらしい見た目に反して気性が荒く、キレるととても凶暴で口も悪い。特にユッキーと喧嘩になるとすぐ手や足や歯が出てしまう。また現代っ子らしいドライな性格でもあり、他人への共感性などにやや乏しいところもある。


ムーさん

演:玉城裕規

部屋は304号室。イメージカラーは紫。夢は占い師。水晶などの占い道具を駆使して未来の出来事を言い当てることができる(第2部では新しい住人の特徴をピタリと当てている)。奇妙な抑揚をつけた口調が特徴で、スリッパを履かずに裸足で縦横無尽に駆け回るなど奇行が目立つが、サクセス荘のことを誰よりも案じる優しい性格。顔が瓜二つの母親がいるが、家業である医者の道を外れ占い師になったことをまだ認めて貰えていないなど少々確執を抱えている。本名は「向山(むこうやま)達郎」。第3期から今までの独特の口調+変わった発音の一人称が追加され反省会で共演者から「訛りおかしくない?」と指摘されていた。


ヒッピ

演:寺山武志

部屋は305号室。イメージカラーは黄。夢はプロボウラー。70年代ヒッピーファッションが好きでいつも「カラフルアンモナイト」と呼ばれる虹色の派手な服を着ており外出する際はきのこ帽子と呼ばれる更に独特な帽子を被る。調子に乗りやすい性格が災いしてか、サクセス荘で起こるさまざまなトラブルでさんざんな目に合うことが多い。オリエンタル大学文学部8年生という裏設定があり、最近また別の大学に入ろうと勉強を始めたらしい。ユッキーとは「アディオスアミーゴス」というコンビを結成している。


ケニー

演:小西詠斗

『2』から登場する住人で部屋は306号室。イメージカラーは銀。夢はマジシャン。「物体をまったく別のものに変質させる」「人間を別の場所に転送させる」「何もない場所から物体を召喚する」など科学では説明できない超能力を何度も披露するが、本人はあくまでもイリュージョン(手品)だと認識している。そそっかしい性格で、よくマジックにも失敗しているがまったくへこたれない。生き別れの父親がサクセス荘出身のマジシャンらしい。


百鬼(なぎり)

演:唐橋充

『3』から登場する住人で部屋は401号室。イメージカラーは黄緑。夢はテーマパークプロデューサー。実は以前からサクセス荘に住んでいたが、一度作業を始めると夢中になってしまう癖があり、長い間ずっと部屋にこもりきりだった(その為虎次郎やケニーも住み始めてから半年間彼の存在だけでなくサクセス荘に4階があることも知らなかった)。かつてはサラリーマンとして働いており、脱サラしてサクセス荘にやってきたことがうかがえる。誰に対しても丁寧な敬語で話すが、興奮すると目の前のことしか見えなくなりトラブルを招くような余計なことをしてしまう。


S4編集

『映画演劇』にて、サクセス荘の隣にできたタワーマンション「グローリータワーレジデンス」に住むセレブな4人組。サクセス荘の住人たちに立ち退きを命じる。


シーザー

演:佐藤流司

S4のリーダー的存在。空手の有段者。サクセス荘の住人たちが立ち退くよう、とある策をしかける。


イチロー

演:北園涼

S4の武闘派と噂される大男。その威圧感はチャップを大人しくさせるほど。


ニュートン

演:橋本祥平

S4の脳味噌と言われる頭脳派メンバー。サクセス荘の住人たちに対し挑発的な態度をとる。


ショパン

演:北村諒

S4の中でも美のカリスマとされるメンバー。しかしゴーちゃんからは「マカロンとキャラが被ってる」とつっこまれた。


その他の登場人物編集


クワガタ急便・スドウ

演:川尻恵太

サクセス荘に荷物などを届けに来る怪しげな宅配便配達員。この川尻氏こそがサクセス荘の監督で主題歌も歌っている。


ボイさん

演:山寺宏一

1期のナレーション(最終話にも出演)および『映画演劇』にも登場。映画「560匹のねこちゃん」に登場する全560匹の猫をひとりで演じ分けたという声優界のレジェンド。サクセス荘の初代卒業者で、かつてはスター俳優を夢見ていたが声優に転身した過去を持つ。サクセス荘の壁に飾られている絵はボイさんのガッツポーズをした後ろ姿であることが1期の最終話で明らかになった。


ミコト

演:宮野真守

2期のナレーションで『映画演劇』に登場。元サクセス荘住人で、世界的なミュージカル俳優。ボイさんやチョッカクとは同期。


チョッカク

演:津田健次郎

3期のナレーションで『映画演劇』に登場。元サクセス荘住人で、「サクセス荘の魔法使い」と呼ばれていたマジシャン。ボイさんやミコトとは同期。





関連タグ編集

ドラマ 舞台 2.5次元

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