「セクシーでありながらも、知的で洗練されたデザインにすることを意識しています。着た人がエンパワーされるような服を作りたいんです」──ジョージ・トロチョプロス
概要
ネイキッドドレスとは、欧米のセレブがパーティーで着るような肌の露出が多いことを特徴とする前衛的なドレスの一種のこと。
このドレスは透明感のある素材やレースを使用し、着用者の体のラインを強調するデザインが特徴である。主に欧米のファッションショー、高級パーティー、またはセレブリティのイベントで見られる。
ネイキッドドレス(Naked dresses)以外の名称としては、英語圏ではSee-through clothing (シースルー服)、revealing ensemble(露出度の高い服コーデ)などと呼ばれるらしい。 Wikipedia記事より
歴史
ネイキッドドレスは、20世紀中頃にハリウッドのスターたちによって人気を博したとされる。その後、ファッションの世界で革新的なデザイナーたちによってさまざまな形で再解釈されてきた。
初期の例として1974年に歌手・女優のシェールがファッションの祭典メット・ガラで着たシースルードレスが挙げられる。薄手の全身タイツの上に大量のビーズを飾ったドレスは当時としては露出度が高くセンセーショナルなデザインとして後世に大きな影響を与えた。 ──メットガラ史に刻まれたネイキッドドレスを振り返る──シェールからビヨンセ、キム・カーダシアンまで
ファッション史研究家のクリスマン・キャンベルはセレブの間でネイキッドドレスが人気の理由をこう語る。
「(人々にとっては)目の保養になるからです。間違いなく注目され、写真に撮られます」 ──過激化するセレブの「ネイキッドドレス」、流行はなぜ続く?
しかし、2024年にはネイキッドドレスの露出度競争がエスカレートしすぎた結果がどれも似たり寄ったりだという批判もある。
ネイキッドドレスはキム・カーダシアン、ジェニファー・ロペス、ビヨンセが2015年にやって以来、私たちがノンストップで見てきたトレンドです。しかし、いき過ぎた流行により、クリスタルで覆われたネイキッドドレスはどれも同じように見え始めています。 ──Please, no more naked dresses at the Met Gala