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概要編集

バインドとは鏡花水月氏のゆっくり茶番劇、セカンドピリオド《鏡戒鏡編》《ハトラータス編》で登場する強化魔法、洗脳魔法である。主にハトラートバインドとセルフバインドの二種類があり、ハトラートバインドには感情を増幅させる特徴がある。


ハトラートバインド編集


創皇によって付与される洗脳魔法であるほか、特定の感情を増幅させ、それに比例して強くなる恐ろしい効果も持ち合わせている。さらに、洗脳が解けても創皇の方から再起動が可能である故、何度も再起動されようものなら消耗戦となり、最悪の場合完全な同士討ちになる。尚、洗脳は解けてもバインド自体は生きていることがあり、バインドが生きている間は、本人は自分の姓がハトラートバインドである。という認識にある。

目が光る。


ハトラートバインド【冷酷】編集


???『理由なんてありませんよ、別に』



ハトラータス編ではなく鏡戒鏡編で登場したハトラートバインド。本人は大会で3年連続首位を獲る程に強いのだが、【冷酷】と相性が悪かったようで、鏡花水月との一対一で敗れる。真価を発揮出来ずに終わったため情報が少ないが、【焦燥】とは対極に位置するバインドなのだろうか。





ハトラートバインド【歓喜】編集


???『ようやく...出番だなあ!俺はうれしいぜ...!』


 

ハトラータス編で最初に登場したハトラートバインド。本人は自分が育てた後輩好敵手と戦えることに喜びを感じどんどん強くなる反面、狭い場所等の戦いづらい場所では精神的な苛立ちによって弱体化してしまう。

四対一でも嬉しい嬉しいと言いながら四人まとめて制圧した。


洗脳が解けた後、名前を聞かれるも姓の部分は『ハトラートバインド【歓喜】』であった。

洗脳中、本人は四人に襲われる夢を見ていた。


無尽蔵の攻撃力。





ハトラートバインド【焦燥】編集


???『お前たちのその行為が私を強くしているんだ!』



平常時こそ目立った強化はないものの、焦らせると途端に強くなる。焦らせている限りは魔力切れも起こさなくなる。焦らせると強くなる、即ち焦らせなければ目立った強化はされずに済む。頭使う担当の人の指示で不意打ちによって対処出来てしまう。





ハトラートバインド【懐疑】編集


???『世界間戦争...そんなものが本当に...起こってるってのか?』



戦闘開始時点では覚醒風月と互角とそこまで強くなさそうに見えるが、疑う、即ち考えることに繋がるため、集中と思考速度は天井無しで上昇し、それどころがどんどんゾーンに入っていくインチキ性能である。

のだが、本人は超人では無い為、本来ならそういうことは不可能であり、この【懐疑】は頭にかなりの負担を掛ける。それが限界になり、倒れてしまう。





ハトラートバインド【厭悪】編集


???『私は…機関に歯向かうものを絶対に許さない!』



ハトラートバインドの中の例外とも言えるバインド。創皇から洗脳もされておらず、特に目が光っている描写もなかった。厭悪を冠するバインド。常に発動しており、四対一でも余裕の立ち振る舞いで機関に仇なすもの達を追い詰めていくも、不意を突かれ、四重の圧縮魔法で倒される。(またかよ)





ハトラートバインド【狂気】編集


???私には理由なんていらないんだけどね



ただ戦うことだけを求め、その狂気でさらに強くなるという【歓喜】も真っ青の特性を持つのだが、不意打ちの圧縮魔法で敗北してしまう。(いつもの)

奇しくも、と同じ方法で倒されることとなる。





ハトラートバインド【掌握】編集


???『Bind reactivation』



創皇が自らに施したバインド。バインドは感情だけでなく、能力や人格までも扱えることが判明した。この【掌握】は2つの能力を開放することができ、無制限の模倣能力、それから解除されたバインドの再発動である。


セルフバインド編集


セルフバインド編集


『絶望から復帰した時、その分だけ力を上乗せする…それが…《鏡花水月・セルフバインド》』



戦いの最中、とある人物が死の淵から復帰し、発現させた形態。魔法の制御を安定させたり、体力を全快にまで回復させることが出来る他。1日1度きりの能力を連発可能にする。痛みを完全に消す。などの能力があるが、【焦燥】や【懐疑】のような特性があるわけではない。それでもパワー、魔力量、回避などのステータスが大幅に上昇している為、創皇ともまともにやりあうことができる。





セルフバインド・ハーフ編集


『さあ、反撃と行こうか!』



初登場はサードピリオド《ブラッディ・レボリューション編》

創皇戦後、鏡花水月片割れの消滅によって、セルフバインドは一度きりの使用となる。片方を失った、ということで《セルフバインド・ハーフ》となる。セルフバインドほどでは無いが、魔法を制御できるようにしたり、回避もパワーも上昇する。ただこのセルフバインド・ハーフには重大な欠陥があり…




エネルギー上昇値と消費量のバランスが取れていない。

つまり無いエネルギーを無理に使う状態になり、長期戦をするとガス欠を起こしてしまう。ここまで来たらほんの一瞬くらいしか維持できないまでになる。





回避形態編集


『ああ。』



初登場はフォースピリオド《サイバーグラウンド編》

全ての能力値を均等に上昇させるのではなく、回避やパワーそれぞれに特化させることで、《ハーフ》の欠点を回避できる。

エネルギー干渉の達人との修行で遂に習得した。が、集中力をかなり使うようで、慣れるまではふと見てみたらボーッとしていることも珍しくなかった。

上記の『ああ。』も発現したてで慣れる前のセリフである。





魔力形態編集


『魔力レーザーソード…ってな!』



回避形態の習得後に、同じ要領で発現させた形態。

一つ一つの能力をセルフバインドくらい強化出来ればいい。とフェニカが言っていたように、魔法を使うのに媒介するアイテムの〈メディア〉無しでも圧縮魔法を打てちゃうレベル。他にも、応用すればレーザーソードを強化することができる。





パワー形態編集


『そこは最低限の…ボーダーラインってヤツっしょ!!』



フェニカとの訓練ではなく、堅苦しい隊長との実践で、回避形態と魔力形態を使いながらの模索の中、遂に発現させた。MaxPowerではないもののかCleanBoostを使用した花鳥風月と拮抗するほどのパワーを出せるようになる。


ハトラートバインド裏話編集


ハトラートバインドは元々、洗脳魔法ではなく、魔法で動く自律型の人工魔導士を生み出す目的で作られた。そうすれば強化も編成も効率化できるようになる。

しかし、創皇の魔法では、自律型にすると魔力が小さなものしか作れない、魔力保持量を増やせば単調な動きしかできなくなる、という問題が見つかる。この時には感情云々は既に構想していたようだ。


ここで、創皇は一つ試みる。それが他人にバインドを施してみるという手法。


機関内で最も忠実な魔導士に【厭悪】を付与した。のだが、創皇は一つ、見落としをしてしまった。

それがバインドにある人格を抜くのを忘れていたと。

元々人格のない人工魔導士と、人格がある人間。人工魔導士に付与するはずの人格を人間に付与したことで一つの人間に無理やりな形で人格が二つあると精神が崩壊してしまう。そこで後天的な人格の方にのみ【狂気】をつけることで、二つの人格を安定した状況に置いた。

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