概要
喜びの飛行とは、1984年に公開された映画「ネバーエンディングストーリー」の劇中で使用された曲の一つである。同年に発売されたサウンドトラックに収録されており、ロングバージョンの「バスチアンの飛行」も収録されている。作曲はクラウス・ドルディンガー。
箱根駅伝のテーマ曲として…
この曲が生まれた3年後の1987年、今ではお正月の風物詩としてお馴染みの箱根駅伝のテーマ曲に採用された。それから2008年の第84回大会まで、長年にわたって「正月のテーマ曲」として使われてきた。その為、映画での使用シーンを知らない人には「ネバーエンディングストーリーの曲」より「箱根駅伝のオープニング」というイメージを持つ人も多いはず。
ところが、2009年の第85回記念大会から久石譲の「Runner of the Spirit」が使われることになり、喜びの飛行は正月のテレビから姿を消すことになった。しかし、オープニングの映像は偶然なのか、喜びの飛行を使用していた時代とほぼ尺が変わらなかった為、一部ファンによる曲の差し替え動画が毎年作られる事態となっている。
ちなみに、駅伝のイメージ曲だからか、他局ながらこれまた正月の人気番組である「夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」のゴルフ対決で2017年夏放送回から行われている駅伝タイムアタックでも使用されるようになり、2018年正月から流れる時間帯は朝から夜に変わりながらも、2008年箱根駅伝第84回大会以来、実に10年ぶりに1月2日に流れるべきテーマ曲が復活を果たした。