概要
駅のプラットホームのうち、線路がホームの両面に配置されている配置を指す。
ホームの片面にのみ線路が配置されている単式ホーム・相対式ホームと対照的な存在として扱われ、メリット・デメリットの多くは互いに逆になる。
下記のデメリットを打ち消すべく、単式ホームと島式ホームを組み合わせた「国鉄型配線」(1987年まで存在した国鉄をルーツに持つ各社に多い)を採用するケースも少なくはない。
メリット
・雨の水を流れやすくできる。
・必要なホーム数を削減でき、工事費・工期・面積の削減が図れる。
・緩急接続や両面発車など、同じ方向に走る列車の停車時間や旅客の導線を確保しやすい。
デメリット
・両面ともに列車が走行するため、安全面では単式・相対式に比べて劣る。
・違う方向の列車が同じホームに発着する場合、導線が複雑化する。
・ホームと駅舎を直結させることが困難で、地上駅としては少々不便になる。