自分は、主人公にはなれない―――そうやって諦めていた。 2020年。日本。 高校生の上樹淳は、つまらない毎日に物足りなさを感じていた。 そんな彼が唯一好む物、それは物語だった。 物語の主人公に憧れてきた彼は内心、自分も何かの主人公になりたいと望みながらも半ば諦めていた。 そんな彼は、夏休みに親戚の唐坂藍と出会う。 この出会いが、彼の運命を大きく変えていく―――
或る高校生の戦争
あるこうこうせいのせんそう
これは神による夏の訪れである
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