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概要編集

和音GAMESのストーリーのひとつであり、前作の魔王シリーズに代わる物語である。本作は6人全員魔王と言う設定。前作と比べるとシリアスな内容となっている。また、前作との繋がりを示唆する描写も存在している。


あらすじ編集

魔王としての復活編集

荒廃した世界で目覚めた少女。少女の名は紫音といい、名前以外の記憶を失っていた。最初に来た村で倒れニナと言う女性に助けられる。しかし、紫音はその不死性から恐れられ、様々な村を転々とするようになった。時は数百年流れ、瘴気に飲まれた村を発見。その村で出会ったおじいさんに瘴気を晴らすことを約束する。その道中で瘴気の発生している城を発見。その地下の発生源に辿り着くとそこには紫音そっくりの石像があった。そして石像は紫音に語りかけ、紫音は再び発生した瘴気に飲まれるのだった。実は紫音の正体は光と闇の魔王。紫音はとある理由で封印されており、魔力も使えない状態だった。だが、わずかに使えた光の魔力を練って光の紫音を生成。しかし、座標を上手く指定できず、記憶は定着しなかった。そして封印の解除に数百年の年月を要したが、闇の魔力が漏れ出していたことで封印を解除することが出来た。


失われた記憶を取り戻すために編集

しかし、紫音はなぜ自分が封印されていたのかを思い出せずにいた。それでもこの世界に残っている瘴気を晴らすべく魔王の力を発動。空の色を元に戻すことはできたが、荒廃した土地を戻すことは出来なかった。そしておじいさんと出会った村に戻ったが、村はさらにボロボロになっており、おじいさんの家には骸骨があっただけだった。過去も思い出せず絶望する紫音だったが、突如、紫音に何者かが語りかけてくる。その声は紛れもなくおじいさんの声だった。おじいさんに案内されるまま地下に行くと謎のポータルを発見。すると針が常に動いている時計台へと辿り着く。そこでおじいさんと再会。おじいさんは自らを時の賢者と名乗り、今いる空間は無時空間と呼ばれ、時間が流れない空間だと言う。過去を思い出したい紫音は時の賢者に過去を教えて欲しいと頼むが、「過去の記録は他の者に教えられない」と言う理由で拒否。代わりに過去を追体験させる方法を提案する。時の賢者は過去の世界につながるゲートを生成し、いつでも無時空間に戻れるよう時の水晶を渡す。こうして紫音は過去を思い出すため、記憶を追体験するのであった。


世界を放棄した神々と天使との出会い編集

魔王紫音が復活する時より約1000年前、世界は魔族と人間との間で戦争が絶えなかった。時は流れ、神々は突如世界を放棄することを宣言する。神々の加護を失った世界は一気に荒廃し、土地は痩せ、木は枯れ、作物も育たない状態になっていた。神々の所業に怒り悲しむ紫音。そんな中、天使の一人、幽々子と出会う。自分たちの生活を守るため戦っていたことを打ち明かす。その思いを知った幽々子は自ら魔王となることを願い、紫音の力で魔王となった。


土の魔王と風の魔王編集

荒廃した現世を元に戻すため、他の魔王を仲間にしようとする紫音。他の魔界へのゲートを繋げ、最初に土魔界に赴く。土ゴーレムに翻弄されるが、その際魔力を発動したことでそれに気づいた魔理沙が道を開き、ようやく魔王城へと足を運ぶ。そして土の魔王・魔理沙と出会い、紫音は魔理沙を仲間にすることに成功。魔理沙の力で痩せた土地を元に戻すことが出来た。次に紫音たちは風魔界に赴き、風の魔王・妖夢と出会う。しかし、妖夢は紫音との協力を拒否。だがその後現れた幽々子の姿に魅了され幽々子のため協力することとなる。現世に戻った紫音たちは突如消えた魔理沙を探すが、妖夢が魔具を使ったことで土の塊が消え魔理沙が出てきた。妖夢は魔理沙に詰め寄り魔理沙は観念して謝罪した。こうして妖夢の力で現世の瘴気を晴らすことが出来た。

そんな中紫音は妖夢に魔具とは何かを聞く。妖夢は紫音が魔具の存在を知らなかったことで驚いていたが、懐から不思議な力を感じていた。そして紫音は謎の水晶を持っていることに気づく。その水晶に力を込めた瞬間謎の光に包まれた。


再び無時空間へ編集

紫音は無時空間にて目覚める。まだ思い出していない過去があった紫音は、そこで時の賢者と再開し再び過去の記憶を追体験するのだった。


火の魔王との出会いと魔王の歴史編集

魔具の影響で気を失い城の地下で目覚めた紫音。魔具の危険性を察知した魔王たちは魔具を封印することとした。そして火の魔王の声を聞き、火魔界へと赴き、そこで火の魔王・霊夢と出会う。紫音たちの行動を全て見ていた霊夢は、紫音たちを火魔界へと案内したが、紫音との協力を拒否。紫音たちを「甘い」と切り捨て、力を示すため魔理沙と妖夢を消し去ってしまう。その行為に怒る紫音と幽々子だが、霊夢の圧倒的な力の前になす術もなく倒されてしまう。そして霊夢は魔王の歴史を話す。本来魔王とは1人だけの存在であり、魔界も本来は火魔界しかなかった。しかし、霊夢の先祖の次の代に複数の魔王が同時に発生し、そこから魔王の系譜も枝分かれすることとなったという。そのことに納得が行かない様子の霊夢は紫音と幽々子を葬り去ろうとするが、消えたはずの魔理沙と妖夢止められるのだった。霊夢の行動の真相は紫音たちの力を覚悟を試すためであり、その後は紫音たちと現世を元に戻すために協力し、紫音たちは現世へと戻るのであった。


6人の魔王の集結編集

そんな中、水の魔王・葵は現世の魔王たちの様子を見ていた。しかし、霊夢が火属性と水属性の力を使って現世を元通りにしたことでその力が不要になったことにショックを受ける。そこで葵は自分の眷属であるマシュマロの力を使って魔王たちを水魔界へと転送。転送された紫音たちはそのまま葵と対面する。しかし、霊夢とましゅまろの姿がないことに気づいた葵は再び現世に様子を探る。すると磔にされたましゅまろが霊夢に消されようとしている姿が確認された。ましゅまろを救うため現世へと急行する魔王一行。しかし紫音の現世拠点とは違う場所に飛んでしまう。それでもましゅまろの気配と霊夢の魔力を感知した葵はすぐにましゅまろの救出に。その際ましゅまろが葵の眷属と知った霊夢は連帯責任と言って葵を消し去ってしまうが、霊夢はあえて加減をしており、葵は水の粒子を集結させて復活。こうして6人の魔王が集結したのである。


魔王たちを襲う悲劇編集

その後闇魔界へと向かおうとする魔王たちは地下に行く。そこで封印されていた紫音の魔具を見た葵が「その魔力を知っている」と語る。そんな中、ましゅまろが紫音の魔具と共鳴。その封印が解かれ、魔具を奪ったましゅまろはそのまま城の外に出てしまう。そして、ましゅまろは突如禍々しい化け物の姿となって魔王たちに襲いかかるのだった。魔王たちの全力の魔法も効かず苦戦を強いられる魔王一行。そしてその魔力は大きくなっていった。そして、その魔力の発生源は...


紫音封印の真相編集

紫音だったのだ。紫音は突如自身の闇の魔力をましゅまろに供給、その力によってましゅまろは更に魔力を高めていた。暴走する紫音を抑えるため、他の魔王たちは紫音の封印を決断。魔王たちは自らの命を犠牲にし、紫音の封印を行なったのであった。こうして紫音は数百年封印されることとなる。


そして現代へ編集

こうして記憶の追体験を終えた紫音は再び無時空間へと戻るのであった。自らが思い出した記憶に絶望する紫音。そして無時空間には時の賢者はいなくなっていた。未だ神が世界を放棄する以前の記憶を思い出せない紫音。再び過去に行こうとする紫音であったが、辿り着いたのは過去ではなく現代だった。他の魔界へ行き魔王たちの安否を確認するが、すでに魔王たちはいなくなった後だった。そんな中、水魔界でましゅまろと再開する。


登場人物編集

6人の魔王達編集

魔王紫音🍁

光と闇の魔王で本作の主人公。6人の魔王で唯一の二属性持ちだが、それがストーリーで重要な鍵となる。

  • 光の紫音

封印された魔王紫音から生み出された分体。長い年月が経ち闇の魔力が漏れ出したことで封印の解除に成功する。

魔王霊夢🔥

火の魔王。戦闘能力は他の魔王より強く火だけではなく水属性も使えるためか水属性も正常化させた。その正体は初代魔王の直系の子孫。その血筋を自負しており、自己紹介がやたら長い。ある話からは彼女が主人公を務める(後述)。

魔王幽々子

豊穣の魔王。元々は天使であり、紫音の力で魔王へと転生した。

魔王魔理沙🏜️

土の魔王。かなりの情報通で紫音と神々が争っていることを知り、霊夢に話している。とある理由で魔具を封印している。

魔王妖夢🦋

風の魔王。魔理沙とは土魔界に出向いた際のいざこざで仲違いしていたが、後に和解している。

魔王葵🫧

水の魔王。霊夢によって水属性を正常化されてしまって自身の力が不要になったことでショックを受けてしまった


眷属編集

  • ウィザースケルトン

紫音の眷属。

  • 土ゴーレム

魔理沙の眷属。「マオウサマ、アッチ、イル」としか喋らず、妖夢や紫音たちが道に迷う原因となった。

  • ましゅまろ

葵の眷属。葵の命令で他の魔王たちを水魔界の強制転移させる。元々水魔界の住人ではないらしく、弱っていたところを葵に助けられた。紫音の魔具と共鳴したことでその封印を解き、化け物の姿となって暴走。1人で魔王全員を転移させるほどの力を持っているようだが...


その他編集

  • ニナ

光の紫音が最初の村で出会った女性。死の直前、光の紫音が不老不死であったことからそれを恐れていることを吐露する。

  • 村のおじいさん/時の賢者

光の紫音が来たボロボロの村で出会ったおじいさん。その正体は時の賢者。無時空間の管理人で世界の歴史が書かれた書物を所有している。過去を知りたがっている紫音に過去を追体験させるが...


魔界編集

5つの魔界が存在し、それぞれの魔界を魔王が統治している。

  • 闇魔界

紫音が統治する魔界。

  • 土魔界

魔理沙が統治する魔界。ほぼ全て土で出来ており、魔族として土ゴーレムがいる。

  • 風魔界

妖夢が統治する魔界。城も地面も存在せず、空だけが広がる魔界である

  • 火魔界

霊夢が統治する世界。元々はこの火魔界だけが唯一の魔界であり、前作に登場した魔界そのものである。火属性の魔力を増幅させる結界が貼られている。

  • 水魔界

葵が統治する魔界。一面水で満たされており、氷も存在する。


用語編集

  • 魔具

魔王が使用する武器。魔理沙は魔具を封印している。また、紫音は魔具が何なのかを知らなかった。

  • 属性

本作では火、水、土、風、光、闇の6種類の属性が存在する。所持する属性はその生物のルーツによって決められるが、決して自分の属性以外の能力を扱えないわけではない。属性には得意不得意が存在し、本来2属性を所持することは不可能とされているが、光と闇は互いが弱点となることで同時に所持することができると言う。

  • 無時空間

時が流れない空間。時計台のような建物が存在する。常に針が動いているのは、時が流れていないと言うことである。




関連タグ編集

和音GAMES


ネタバレ編集

※この先は新・魔王物語の重大なネタバレ情報を含みます。




































































  • ましゅまろの正体と衝撃の黒幕

ましゅまろと再会した紫音はましゅまろにわずかな魔力を与え目覚めさせる。するとましゅまろはとある映像を見せた。映像の主は自らを「大魔王ノーダ」と名乗り、ましゅまろが自身の眷属であることを告げる。そして紫音のことを器と呼び、自らの全てを明かすのであった。

ノーダは記憶を司る元神であった。しかし自分の力を必要とする自体はそうそう起こらず、そんな日々に嫌気がさしたノーダは世界を支配するために行動を起こす。そこで神々が使用を禁じたとされる神々の秘宝・神器を奪い、それをレプリカとすり替えた。その際神々の記憶を一時的に書き換え、レプリカを本物だと思い込ませることで神器を持ったまま天界を追放されたのであった。そして自身はネザーに赴きネザーの全生物の記憶を改ざん。ネザーの統治者となり魔王に君臨した。

大魔王ノーダとは原初の魔王であり、つまるところ霊夢のかなり前の先祖であった。既に存在しないはずの魔王が生きていることに困惑する紫音。そこでノーダは更なる真実を話す。

実はノーダは歴史を改ざんしており、自らを勇者に討伐され死んだことにしたのだ。そしてノーダはましゅまろを現世に放ち、自らは安全な場所に隠れて魔王を初めとする実力者たちを監視していた。そんな大魔王ノーダの正体とは...


...なんと、紫音が村で出会い、過去を追体験させていた時の賢者だったのだ。時の賢者は仮の姿であり、無時空間に身を潜めることで歳を取らず実力者の監視を行なっていたのだ。そしてノーダが奪った神器とは時の水晶であり、無時空間とは時の水晶の中に作られた世界だったのだ。

ノーダが無時空間に逃げて時が経った頃、魔界へと赴いた勇者が魔力を得て魔王へと転生。自身は光属性でありながら闇属性の獲得にも成功した。このことからノーダは光と闇は互いが弱点となる性質から同時に取得することが可能であり、神々にも対抗することができると考え、その器を求めていた。しかし、その勇者を魔王にした魔王、すなわち霊夢の先祖の力はあまりに強力で安易に手を出すことが出来なかった。こうして時は流れ器の出現を待つ中で誕生したのが紫音だったのだ。紫音は元々闇属性であり、ノーダが記憶を改ざんし光の力を与えたことで二属性持ちになった。その話が信じられない紫音だったが、自身の不自然な記憶の欠落が目立つことから何も言えなくなる。そしてノーダはましゅまろを再び異形化させ、その攻撃を喰らった紫音は絶望の中命を落とすのであった


  • 死に戻り

荒廃した世界で目覚めた紫音。その姿はなぜか光の紫音の姿となっていた。そこで自らのこれまでの記憶を思い出すが、死んだはずの自分は荒廃した地で目覚めたことに疑問を感じる。自分がどう言う状況かを確かめるため、紫音が初めて向かった村に行く。そこでニナと再会。ニナは紫音のことを知らなかったが、過去に彼女に怖い思いをさせた記憶が蘇りその場から立ち去ってしまう。そしてこのことから自分は人生をやり直させていることを察し、ノーダがいたとされる村に向かった。しかしその村には老人はいないらしく、紫音は自身の現世拠点へと向かうのであった。しかし闇の魔力が漏れ出てないため封印を解除する事はできずにいた。その時、謎の力のよって意識を失い死亡してしまう。それは大魔王ノーダの魔力だったのだ。

そして再び荒廃した地で目覚める紫音。これにより紫音は自らが死に戻っていることに気付き、再びノーダがいたとされる村へと向かうのだった。数百年の時がたち、ボロボロになった村にあのおじいさんが現れた。紫音がおじいさんに「大魔王ノーダさん」告げた瞬間、おじいさんはノーダとしての本性を現し、記憶を探ろうとする。そこで見た記憶はノーダも知らない記憶が含まれており、紫音が死に戻っていることを察知。その能力を危険視したノーダは紫音を時の水晶に封印しようとするが紫音の体が水晶の力を拒絶し、謎の光に包まれたのであった。

再び死に戻った紫音は自身の行動によって未来が変わる可能性があることに気づく。まずは自分が初めて行った村に行き再びニナと再会。自身の全てを打ち明けたことで最初は村人全員が困惑したが、最終的に紫音の気持ちを理解し、ニナは死の間際紫音に感謝の言葉を口にする。そして数百年の時が流れボロボロの村でおじいさんことノーダとも再会。ノーダの話す内容が最初の人生と同じであり、その話に乗った上で現世拠点へと向かい、魔王として復活することになったのだ。そして自分のこれまでの記憶を整理している中...


  • 魔王霊夢復活

紫音のことを呼ぶ声が聞こえた。その声の主は紛れもなく火の魔王・霊夢だった。死んだはずの霊夢の声が聞こえることに戸惑いつつも喜び、彼女に案内され魔王城とは反対方向に向かい、火魔界の地下に行く。そこで紫音は霊夢が封印されているという場所に辿り着いた。紫音は霊夢の言葉通りいつの間にか使えるようになっていた火属性の魔力を含めた全魔力を注ぎ霊夢の封印を解いたのであった。


  • 霊夢と紫音が語る真実

実は霊夢は紫音達と出会う前から自身を封印していた。理由はましゅまろの監視に気づいたためである。霊夢曰く「監視に気づいたのは偶然」らしい。しかし、下手に排除しようとすれば監視に気づいたことがバレる可能性があったため、微かなダメージを与える魔法をかけましゅまろを弱らせていた。こうして、ましゅまろが消えた直後、霊夢はすぐさま自身の身の安全の確保と火魔界の強化を行った。そのために自身を封印し、それを触媒にして結界を張っていたのだ。さらに自身と同じ力を持つ分身を生み出し、紫音達と行動を共にしていた。それを行なっていたのは「転生の炎」と呼ばれる神器であり、それは先代霊夢が友好の証として神々から渡された物であり、その神器は子孫である現在の霊夢にも受け継がれている。そして紫音を封印する直前、彼女に転生の力を譲渡したことで紫音は死に戻ることになる。そして紫音が霊夢の封印を解いたことで転生の力は霊夢の元に戻り、火属性の結界は完全に消滅している。

そして、他の魔王たちが火魔界に現れた際、彼女らもましゅまろに監視されていることに気づき、同じように魔法をかけていた。しかし、葵の監視をしていたましゅまろは葵に見つかったことで回復し、監視を続けることが出来たのだった。なお、霊夢がましゅまろの存在を知らないふりをしていたのは、5人の魔王の中に裏切り者がいる可能性があったからだと言う。

霊夢の話が終わった後、霊夢は紫音から原初の魔王が生きていること、その原初の魔王であるノーダが元神であったことを聞かされる。このままノーダを放置するわけには行かないと考えた霊夢は他の魔王たちを復活させることを提案する。そのために再び転生の力を得た霊夢を死に戻らせるため紫音に自分を攻撃するよう言う。最初は躊躇った紫音だが、他の魔王たちを死なせないために覚悟を決め霊夢に魔力をぶつけ死に戻らせた。


  • 死に戻った霊夢。だが...

死に戻った後は本体の封印を確認し、火魔界に現れた魔理沙、妖夢、葵と接触。前回と同様、彼女らを監視していたましゅまろに魔法をかけた。しかし、土魔界を監視していた際、紫音がいつまで経っても現れないことと、1度目の人生と違い魔理沙から紫音の話を聞かされていなかったことを不審に思い、魔理沙に尋ねるが、魔理沙はその魔王を知らないと言う。最悪の事態を察した霊夢は魔理沙に魔具の封印をとき共に現世へと赴くことに。

そこには紫音の現世拠点はなく、大魔王ノーダが2人の前に立ち塞がった。実は紫音は記憶を残したまま時間を巻き戻っており、その記憶をノーダに見られてしまった。それを危険視したノーダは紫音を始末し、その過程で知った転生の炎を霊夢から奪おうとする。しかし、魔理沙の魔具を用いたマスタースパークによって霊夢は再び死に戻ることになったのであった。

  • 霊夢の作戦

再び死に戻った霊夢は紫音の保護を最優先に考えるようになる。そして紫音が生まれた直後闇魔界へ赴き紫音を連れて行こうとするが、ノーダに見つかってしまう。しかし、気配を消して潜んでいた魔理沙がノーダに攻撃したことでノーダは消滅...したかに思われたが、ノーダは光の粒子となって再生。魔理沙の記憶を読まれ改ざんされたことで全ての作戦がバレただけでなく、魔理沙がノーダの手駒にされてしまう。しかし同じく隠れていた妖夢が紫音をかばい死亡したことで再び時間が巻き戻った。

この出来事の真相はこうである。まず霊夢は個別に妖夢、魔理沙に協力を要請した。その際妖夢には転生の力を与え、失敗した場合は死んでもらうこととなっていた。そして霊夢は、紫音を保護するため紫音の魔力を探知する魔法を身につけたのであった。そして、魔理沙には妖夢のことは伝えず、これが功を奏し再びやり直すことが出来たのだ。

3人の魔王は再び火魔界に集い、紫音を保護するため動き出していた。


  • 神器

神々の秘宝。その力の強大さゆえ神々はその使用を禁じ、天界の奥深くに封印していた。作中では2種類の神器の存在が明かされている。霊夢曰く、神器は他の神器と強烈に反発するとのこと。

  • 時の水晶

ノーダが奪った神器。時間を操ることができ、無時空間はこの中に存在する。

  • 転生の炎

神々から先代の霊夢に渡された神器。2つの効果があり、1つ目は所有者の生命活動を一時停止させその世界に火属性の結界を展開する。2つ目は転生の炎を持つ者の分身を生み出しその身体に転生の力を与える。その能力は紫音を封印する前に彼女に譲渡された。紫音が時の水晶の封印を免れたのはこの力によるものと思われる。

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