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CV:小沢直樹


休水集落に住む老爺。

居住歴は長いが、彼の本名や年齢を知る者は誰もいない。

頭がぼけているのか、ちょっともう色々と認知できなくなっている様子で、

他者とのまともな会話が成立しない。

「おおかみがくる」が口癖なので、こう呼ばれている。


ここからさき暴露モード(ネタバレ注意)編集









































一つ目のメインルート「黄泉」から宴に参加。

メンバーの大多数が事態に戸惑う中、唐突に加護の説明を始め、周囲を驚かせる。

が、それ以外にまともな言動はなく、「生かしておいても役に立たない」という理由で

処刑が決定。

くくられる前に身辺整理を希望し、見張り役の醸田近望とともに自宅へ向かうが、道中で

彼とともに他殺体となって発見された。


二つ目のメインルート「機知」では、「むじな」に配役され、「くも」を名乗った回末李花子

対抗して、自らもくもを騙る。

しかし、「へび」であることを明かして多数派工作を取っていた房石陽明から

くくる対象として指名され、処刑が決定。

「黄泉」と同じく猶予を求めるが、巻島寛造に一喝され、引っ立てられていった。


三つ目のメインルート「暗黒」でも、相変わらず不可解な言動を繰り返していたが、房石陽明からその態度が演技であることを疑われ、処刑が決定。

「機知」と同じ展開を経て、退場した。




実のところ、房石の疑念は正しく、ストーリー終盤になるととんでもない事実が発覚する。




その正体は、かつて藤良村で起きた20世帯連続襲撃事件の黒幕。

当時から休水で外れ者として暮らしていた彼は、栃谷喜平という人物と出会い、

つるむようになる。

休水送りにされたことを恨みに思っていた栃谷をそそのかし、ある時に二人で上藤良を襲撃。

殺人や窃盗に手を染めて逃走する。

東京で出頭し、死刑になった栃谷にすべての罪を負わせ、自らはのうのうと生き延びていた。

そんな折、藤良村の長者家の一つで、村を支配する三車家の弱みを握り、彼らと交渉。

黄泉忌みの宴の演出に協力する代わりに、自らをかくまうことを要求した。

そして休水では廃人のふりをし、90代になってもなお過去の犯罪を隠し続けていた。


一言で言うと、極悪人である。



最終ルート「神話」で、黄泉忌みの宴の実効性が崩壊すると、それを招いた房石陽明

殺害しようとする。

が、誤って転んだ拍子に凶器が刺さり、死亡するはめになった。



エンディング後の「暴露モード」では、「木田徳治」(きだ・とくじ)という名前が判明する。

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