CV.保志総一朗
概要
明立大学の生徒で写真部に所属している。最初は小さなアパートで独り暮らしをしていた。ある日、自分を訪ねて来た桜庭葵と出会うこととなる。
その後、アパートから桜庭館に引っ越し葵や雅を始めとした面々と生活を送っている。
過去
日本屈指の資産家「花菱家」の先代当主の長男であり、次期当主である。
しかし、両親は正式に籍を入れていなかったために父親の存在は知らず、母子家庭で育った。
中学の頃、父親が急死したことで急遽跡取りとして花菱家に呼び戻されるが、祖父から虐待同然の帝王教育を受けたことで嫌気がさし、大学進学を機に家を出てアパート暮らしをするようになった。
花菱家に呼び戻される前の苗字は「本条」。
葵とは家同士が決めた婚約者だったが、薫が家を出たことで婚約破棄という扱いになっている。
葵が自分を訪ねて来た時は、「女で釣って自分を連れ戻そうとしているのか」という誤解から彼女に辛く当たったこともあった。
母について
母「久美」は、自身が幼少の頃に先立たれた。 母が亡くなると、祖父が母のものを焼き払ってしまい薫自身が母のものを守り抜けたのは、母のお守り袋だけだった。
墓参りに向かう時に買った惣菜を観た葵から『薫様のお母様は、和食がお好みなのですか?』と問われた時に『実は俺・・・母さんのこと、上手く覚えていないんだ・・・だから、母さんはこういったものが好物だったのかな?って想って・・・』と容姿はわかっているのだが、どういった食べ物を好んでいるのかまでは解らないままであることを打ち明けた。