「さあ・・・オレと一緒に大人の階段上ろうか」
プロフィール
概要
風鈴高校1年1組。
右目に眼帯を付けた長いタッセルのピアスが特徴的な謎多き少年。
カンフーのような動きで、相手の動きをいなすのが得意。
人物像
初対面の桜遥と楡井秋彦に対して「レオナルド・ディカプリオだ」「この眼帯は右目に古代中国の悪霊を封印してあってね…」と言うなど不思議な行動も多い。
その態度から裏切りそうと読者からは度々言われているが、桜に対しかなり好感を持っていることがわかる。級長決めでは真っ先に桜を推薦し自らが副級長として桜をサポートしたり、そもそも学校初日で外の人間として怪しまれていた桜を救ったのも蘇枋である。
長らく孤独だったが故にクラスメイトをはじめ仲間たちとの距離感に思い悩む桜や、喧嘩で役に立てないともどかしさを募らせる楡井に理解を示し優しく寄り添い、要所要所で前向きな言葉をかけ鼓舞するなど精神的な面でも2人を支えている。
普段は明るく穏やかな性格だが、仲間を傷つけたり貶める相手には一切容赦しない。
過去
楡井のノート曰く、中学の頃から強くて有名だったが誰に勝ったなどの具体的な話はあまりない。柊も梅宮も詳しく知らない。眼帯は昔の事故の傷を隠すためである。喧嘩スタイルに対して聞かれた際に「よくわからない オレの師匠も独学らしくてね」と答えているため、師匠に教わったのだろう。
獅子頭連編
獅子頭連とのタイマン勝負では鹿沼と戦い、終始攻撃をいなし続けて無傷で勝利した。対戦中は鹿沼に「”大人になるために必要なもの”何だと思う?」と聞き、対戦中に質問する教育のような試合を行った。「格下の相手を生かさず殺さず見せ物にしてる。永遠に差をつけられ続けんだぜ。オレが相手なら死にたくなるね」と桜に言わせるほど。
対戦前、蘇枋は桜のことをカッコいいと思っていると言い、「だから君に負けないように 俺も頑張るよ」と伝える。加えて、対戦後に「ここまで感情的になるのは意外だった」と柊が言ったのに対し、梅宮が「近くにいるやつにひっぱられた…みたいな」と答えた。本人も「桜君にあてられてしまって…」と答えているところからも、蘇枋が出会って間もない桜にかなり影響を受けていることがわかる。
余談
単行本8巻第63話にて、ピアスについている赤色の玉は年代物のサンゴであることが判明した。