「オレは100% 負けない」
プロフィール
概要
マガジンポケットによる漫画『WIND BREAKER』の登場人物。
風鈴高校3年1組。防風鈴の総代を務める男。
桜遥からの初対面の印象は どこかふざけたやつ。
実際、新年度最初の校内放送で総代であると名乗った後に「ごめん、言うことわすれちった」といって生徒みんなを拍子抜けさせたり、野菜の苗を「みんな個性があってかわいい」と愛でる、気さくなお兄ちゃんの様な人物であり、心優しく頼もしき存在として多くの人たちから慕われている。
一方で街の平和を脅かすものに対しては、他を圧倒する雰囲気を纏う。
ずーと楽しく皆でメシが食いたいから風鈴のてっぺんになったと語る一方で、それに共感し協力してくれた人がいることを理解しており、もう自分だけの願いとは言えない、みんなの願いをかなえるために
「どんな困難にも、理不尽にも、不条理にだってオレは絶対負けない」
と言い切るなどトップに立つべき器をもつ人物。
基本的に寛容で、人を安心させるような言葉をかける。
その言葉は高校生とは思えないほどに熟成されているがその中には
当たり前に楽しいという環境がなくなる前に気づけて本当によかった
しんどいと味なんて感じる余裕がなくなる
やっちまったことは変わらない、背負って生きていくしかない
など実体験を語るようなものも多く、梅宮自身も辛い過去を通ってきたことが示唆されている。
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過去
以下ネタバレ
「オレに関わらない方がいいよ。オレは人殺しだ」
児童養護施設 風鈴園 出身。
元々は「ご飯はなるべく家族みんなで食べる」というのが唯一のルールとなっているような梅宮家の一人息子(長男)として育った。
下に兄弟も生まれる予定で、お兄ちゃんとしてこの子を守ってあげるんだと笑顔で話していたが事故により家族をいっぺんになくしてしまう。
親戚もいなかったため、色々な施設を巡って9歳の時に風鈴園に来たがその時には髪色が白色に変化し、味もよくわからないような状態。自分のせいで家族が死んだと考えており、施設に来て一か月がたってもろくに会話や食事をしようとせず、むしろ他の園の子供を突き放すようなことを言う、チンピラに一人で突っ込むことで死のうとするなど前向きではなかった。
ある出来事をきっかけに立ち直り帰った児童養護施設で改めて家族を失ったことの悲しさを感じるも、園のみんなが家族だという考えを受けてしっかり味の感じる食事をできるようになる。その食事中、自分よりも年下の子が自分をお兄ちゃんと呼んだことから「今度は必ずオレが守る」と心に決め、街をみんなが楽しくて幸せな空間にするために、風鈴でてっぺんを取って街を守ることを目標にした。