概要
大学において、農学を専攻する学部。教育・研究のために、農場や実習林を保有し、研究・実習に利用する大学が多い。
農業に関する学科を専攻して学士の学位を取得し、1年以上その学科に関する実地経験(技術優秀)を有する者は、教育職員検定を経て高等学校教諭一種(農業実習)の普通免許状を取得することも出来る。
農学について
農学は古典的には農学(植物栽培)、農芸化学、農業工学、農業経済学、林学、畜産学、水産学に区分される7領域を含む学問領域である。現代では農芸化学から派生した栄養学、農業工学(農業土木、圃場整備)から派生した環境学など非常に広い教育・研究分野を含み、近年、環境保護や国際開発、地域振興などに関する研究・教育に力を入れている所も多い。
ただし、植物(農学)分野と農芸化学分野が大きく、多くの大学の農学系学部は設置する学科分野に偏りがあり、農学部の文理全領域を設置する大学は一部の大学に限られる。
一般的に理系に分類をされるが、農業経済学のように文系に分類される分野も存在する。
農学部において教育・研究が行われる学問(一部)
- 農芸化学
- 農業工学
- 農業経済学
- 林学
- 畜産学
- 水産学
- 環境科学
- 食品科学
- 微生物学
- 化学工学
- 生化学
- 物理化学