CV:照井春佳
概要
魔技科2年生。16歳。魔技科生徒会長。ストレートの黒髪にモデル体型で巨乳の美少女。主人公・林崎一樹のことを「弟くん」と呼ぶ。実力主義の校風にある学院で最強の聖痕魔法使いとして君臨しており、「悪夢をもたらすもの(ナイトメアブリンガー)」の異名を持つ。
契約神魔はアスモデウス。強大な魔力を誇り、契約から2ヶ月でレベル10まで魔法を修得するほどの実力者。触手での拘束、幻覚で痛みを与える、痛みを倍増させる、受けた痛みを攻撃者に跳ね返すなどの搦め手な魔法が多い。
魔導礼装は黒い鎧のような、といっても乳首がかろうじて隠れる程度の胸部パーツに、股間の局部のみを隠すパーツで尻丸出しという、限りなく表面積の小さい過激なデザイン。首周りから手先までは袖状のもので、太ももから足先まではブーツで覆われており、背中には大きなマントを備えている。マントは裏地が白、表地が黒の二枚を一枚にしたもので悪魔の手を思わせる禍々しい形をしている。
胴部の露出した素肌の白と、魔導礼装の黒とのコントラストが妖艶かつ美しい。
アスモデウスが色欲も司るためか、召喚魔法を使った後に、淫らな気分になる副作用がある。そうなると一樹に夜這いを仕掛け、過剰なスキンシップでムラムラを発散させようとする癖がある。一樹の入学前は、一人でひたすら腹筋をすることでごまかしていたらしい。
召喚魔法
- 憎悪の徒花(フィルペイン)
第1巻初登場。アスモデウスのレベル2の魔法で、呪いの弾丸を飛ばす。 痛みを与えるが、実際にはダメージはない。
「我が邪念を呪いをこめて、汝の苦痛をこいねがわん・・・。禍々しき思考恥じることなく!」
- 自傷の漆黒(スーサイドブラック)
第3巻初登場。 自身に黒き靄を展開させ、その靄に相手が攻撃をしてくると 痛みを相手に返すことが出来るという防御魔法。
「汝を呪わば我も傷つくこと躊躇わず・・・・・・共なる苦痛が我が歓喜!鏡写しに泣き叫べ!」
- 痛覚倍増(ウルトラバイオレンス)
第3巻初登場。 相手の感じてる痛みを倍増させることが出来る魔法。
上記のフィルペイン・スーサイドブラックと組み合わせることにより攻防共に強力
「来訪者を待ちわびる死神の囁き声よ、広く深く響き渡り、夢幻の苦痛に染め上げよ!嗜虐の魔音よ鳴り響け!」
- 忘我の神託(サニティダウン)
第3巻初登場。精神に負荷をかけ心神喪失にする。作中では使用と同時に相手の感情をなくしていた。
- 隣死の極輪(ニアデスルーレット)
第3巻初登場。魔法で生成した鎌を具現化させる魔法。 この鎌で斬り裂く度に相手の五感を一つづつ奪うことが出来る。
「静止の狭間を輝く五つ星、回る回る死神の気まぐれに強奪されて、物言わぬ惨めな泥人形となれ!」
- 黒触手(デザイアンテンタクルス)
第1巻初登場。アスモデウスのレベル1の魔法で、 いわゆる触手を無数に伸ばす。
「心海に潜む欲念よ、罪深き肉体を超えてその手を伸ばせ!蹂躙の具現よ、欲するままに絡みつけ!」
- 影底の闇(ディープスペクター)
第1巻初登場。 地面から巨大な怪物が対象を食らう。 コミカライズでは禍々しい巨大なサメの化け物が召喚された
「形無き物言わぬよ影よ、妄念孕んで闇に泳ぐ魚となれ!悪夢の起源、唯物流転、恐怖と期待に応えて食らいつけ・・・!」
高レベル召喚魔法
- 地獄想火(ゲルニカ)
第1巻初登場。 ずらりと展開させた牛&羊の頭部の口から赤黒い地獄の火炎を放出して攻撃をおこなう。 その威力はドラゴンさえも簡単に溶かす程である。
「胸焦がす想いよ、この世の地獄を描け・・・汝は悪欲の魔王!惨劇招く妄執の化身よ、その望むがままに・・・世界を塗りつぶせ!」
- 大紅蓮氷結地獄(コキュートス)
第3巻初登場。周囲の空間を冷気で包み込む魔法。 この冷気に触れたものは一瞬で冷気によってズタズタに引き裂かれてしまう。
「肌を咲きて咲く血の花、永遠に鳴り響く叫喚・・・・・・・裏切り者を堕とす地獄をここに呼び起こせ!」
- 第七地獄現界(セブンスインヘルノ)
第1巻初登場。アスモデウスの究極魔法。 地獄の門より放たれる瘴気が炎となって、術者が憎んだ相手を焼き殺してしまう識別型の大規模破壊魔法。 一度発動させてしまうと自身でも止めることは出来ない。 レベル10の魔法で多大な魔力を消費するので単独では使用できず、作中では他に2人に手伝ってもらって使用している。
「汝は我、我は汝!・・・なれば我が思いのままに、呪い、恨み、希うままに、仇敵どもを引きずり込む地獄門を開け!」
「我が望みは地獄の顕現!彼の者たちに地獄を!逃れられぬ悪夢を!」
- 輝く夜(ギャラクシー)
第3巻初登場。 周囲を異空間に変化させ、そこから太陽風やら隕石などの宇宙に関連した攻撃をおこなう。 アスモデウスの魔力を輝夜に合わせて生み出された輝夜にしか使用出来ないオリジナル魔法。
「永劫の輪廻を内包せし精神の闇よ!その内に輝く七つ星よ!天使創造の小宇宙を顕し人の行方を示せ!」
ネタバレ
学園の校長を務める輝夜の父はクトゥルフ神話の神「ナイアーラトテップ」に侵食され入れ替わっている
父(ナイアーラトテップ)は「最強の魔法使いを人工的に作る(そしてその肉体をナイアーラトテップが乗っとる)」その実験体として娘の輝夜を「最強の魔法使いとしてのあらねばならない」という責任感と義務感を催眠による暗示で教育し、父親の命令には一切の感情を廃して従うよう刷り込んだ。
普段は柔和で心優しい先輩だが、父の命令により主人公・林崎一樹を捕獲するため心を殺して敵対することになる。