概要
主に、草薙芳、矢月悠、機動電介の三人によって制作されている、SFロボットアクション小説。
ミリタリー色の強い作品であり、それは主に機動電介の趣味のせいである。作中の高度科学技術のほとんど全てが草薙芳の発案であり、作品のバックボーンでもある。
過去と現在、主人公以外のエピソードがバラバラに配置されているが、その全てが何らかの相互関係にある。
作品について
メカアクション小説である。
ストーリー
西暦2080年、世界各地で発生した局地的戦闘は、やがて第四次世界大戦へと発展し、その戦火は地球圏全域から火星圏にまで拡大。
特に主戦場となった地球圏では、人命と資源をすり潰す全面的な物量戦が展開され、それによって発生する大量のインフレーションは国家の存続を不可能な物とし、企業と、崩壊した国家の残滓である諸軍閥同士が、資源と利権を奪い合う終わりのない経済戦争へと成り果てていった。
去る西暦2184年。
火星・木星間のアステロイド帯にて、複数の宇宙軍閥艦隊が数百の所属不明兵器群と接触。
木星の軍閥艦隊を撃破した機動兵器群はそのまま火星圏まで迫るも、急報を受けた各軍閥宇宙艦隊同士は緊急の連合艦隊を結成。その半数を失いつつも、不明兵器群の進攻阻止に成功する。
後に〝マルスの奇跡〟と呼ばれるようになったこの暫定的停戦は、火星のみならず地球にも衝撃を与え、その影響は連鎖的に拡大。同年十月、約100年続いた大戦は終わりを見せ、西暦2186年1月(統合歴元年)。人類は、有史以来、初めての世界統一政府〝統合体〟の樹立を宣言する。
西暦2196年3月25日。
恐怖と同時に、世界に終戦をもたらした謎の機動兵器群、通称〝ヴァリアンタス〟。
そのヴァリアンタスが、再び木星・火星間上に出現。確認総数8億5千万もの軍勢が火星に向け侵攻を開始。後に言う〝セカンドムーブ〟が発生する。
その事態に対し統合体は、対ヴァリアンタス軍を組織し、それに対抗。最新鋭の機動兵器〝ディカイオス・エイレーネ〟を戦線に投入。セカンドムーブを鎮圧する。
以来、地球圏へのヴァリアンタス飛来が連発的に発生。それに対し統合体政府は非常事態宣言を発令。対ヴァリアンタス軍を再編し、対ヴァ戦専門機関である〝サンヘドリン〟を結成してこれに対抗。対ヴァリアンタス戦争の開始を宣言した。
そして西暦2198年── (本編より抜粋)
登場キャラクター
サンヘドリン
グラム=ミラーズ
エステル
ビンセント=キングストン
イオ
ユリア=キングストン
レイズ=ザナルティー
サラ
菊池一刃
春雪
ケスティウス=ガルス
術長
サブ
クロサキ
エレナ=エビング
レイラ=ハートマン
ティック=スキンド
ハリー=マクドガル
スタイナー(死亡)
ヴァン=ロックハマー
エミ
タゴール
ダニー
E・J
ミン
リック
PRW・あるは外伝との関連
世界観を共有する別作品であり、VARIANTAS本編との直接的な関連はない。
難産作品
開始から数年を数えており、その間に修正加筆修正加筆修正加筆を繰り返している。
また、更新も遅く(主に電介のせい)、時折忘れ去られることがある。
また一度は完全に姿を消したものの、最近(2021/2/21現在)また初めからやり直しているようだ。