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ジャッカルの日

じゃっかるのひ

イギリスの作家フレデリック・フォーサイスの小説、あるいはそれを原案とする映画。

概要編集

イギリスの作家フレデリック・フォーサイス が1971年に発表したスリラー小説。

ジャーナリスト出身のフォーサイスにとっては本作が小説家としての処女作であり、本作がエドガー賞を受賞する等高く評価された事を契機にジャーナリストからスリラー小説家に転じた。


物語は1960年代のフランスを舞台に、シャルル・ド・ゴール大統領暗殺を企てる武装組織「秘密軍事組織(OAS)」が雇ったプロの暗殺者「ジャッカル」と、大統領暗殺を阻止しようとするフランス官憲の追跡を描いているが、これらはフォーサイスがロイター通信パリ駐在特派員時代に得たドゴール暗殺未遂事件やとOASとフランス官憲の戦いについて取材を重ねた経験に基づいて描かれている。


1973年にはユニヴァーサル映画によって映画化されたほか、1997年にも「ジャッカル」としてブルース・ウィリスリチャード・ギアのW主演でリメイクされている。


余談編集

本作の「ジャッカル」はゴルゴ13などをはじめとする「高額な報酬を要求し依頼されれば一国の国家元首・大統領・首相なども暗殺する凄腕の殺し屋」の原型の1つと言えるキャラだが、後の似たようなキャラ達とは違い、一国の大統領の暗殺を請け負うにしても異常に高額な報酬を要求した理由は「依頼は果たせるだろうが、一国の大統領を暗殺したとなれば、逆に、もう暗殺を請け負う仕事は出来なくなる。なので、残りの一生、暗殺の仕事が出来なくても大丈夫なだけの額が必要になるから」という理由によるもの。

ゴルゴ13などが「仕事を続ける」為に高額な報酬を要求している面が有るのに対して、ジャッカルは「こんな大仕事を成功させたら、『有名になり過ぎる』『一生追われ続ける』などの理由で暗殺者として生きていく事は出来なくなる。プロとして仕事は受けるが、これを最後に引退せざるを得なくなる大仕事に相応しい報酬をくれ」という、その仕事を最後に暗殺者が出来なくなるのを前提した額の報酬という、高額な報酬を要求する理由が、ほぼ正反対となっている。

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