イナズマイレブンGOのパラレル漫画である。
登場人物は僧服の南沢篤志やこの話の主人公的立ち位置の神童拓人を始めとするGO初期雷門の二三年生。
作者は「なんちゃって和風ファンタジー」などと言ってはいるものの、
原作とかけ離れた設定にもかかわらずキャラが壊れなかったり、設定や話・独特の世界観には民俗学の知識が見え隠れしていたり、確かな構成力に基づいていたりと、パラレル物の二次創作ではかなりハイレベルな代物である。
(断じて、なんちゃって和風ファンタジーなどといったお気軽なものではない)
作者のこれまでのシュールギャグ路線から一転、氏の意外(?)な力量を知ることができる。
漫画自体が所謂きれいな鈴木先生に属するが、案外こっちの方が作者の本質なのかもしれない。
(ちなみに普段の鈴木さんはだいたい
こんな感じだったり
こんな感じだったりする)