概要 (傷の男(スカー))
『鋼の錬金術師』に登場するキャラクター。
本名は不詳で、当人も名乗ろうとはしない。
国家錬金術師連続殺人の犯人で、額に大きな十字傷を持つことからこう呼ばれる。
その正体は、イシュヴァール戦役で決行された『国家錬金術師によるイシュヴァール人殲滅』の生き残りで、一族を滅ぼした者たちへの殺人を重ねる復讐鬼である。
額の十字傷は、殲滅戦の中である国家錬金術師によって攻撃されたときに付いたものである。
あらゆるものを破壊させる「破壊の右腕」を持ち、さらに元イシュヴァラ教の武僧であった経歴から、常人はおろか武闘派国家錬金術師以上の戦闘能力を有する。
(イシュヴァールの武僧1人で一般的軍人の10人分に相当する戦闘力があるらしい)
なお、「破壊の右腕」は本来、イシュヴァラ教で禁忌とされる錬金術の力であり、その力の根源は錬金術における『分解』で、使い方としては【理解→分解→再構築】の二段階目で止めている。
性格は厳格で禁欲的、また復讐に囚われるが故にその気性の鋭さに拍車がかかっている。
しかしながら、他人を裏切ることのない義理堅い性分でもあり、自身がイシュヴァールの人間であることを誇りとしている。
シリアスな背景や、ガチムチ強面な外見のわりに可愛いものが好きで小動物に目がない。
当初は単独で動いていたが、イーストシティのスラムでヨキと関わって以降、彼を半ば脅すかたちで行動を共にすることとなり、さらにヨキがメイ・チャンを拾って以降は三人(と一匹)で行動している。
2003年版のアニメ(旧アニメ)ではエドのライバルキャラとしてイメージされていた為、比較的華奢で細面になっていた。
弟同士という共通点からかアルとの絡みが増え、アルもスカーをさん付けで呼んでいる。
ラストの素体となった兄の恋人に好意を抱いており、リオールで撃たれそうになったラストを咄嗟に庇う一面がある。
キンブリーによって爆弾に変えられたアルを助けるため、リオールに進軍した軍人7000人と自分を使ってアルの体を賢者の石に練成し、死亡する。
傷の男タグがつけられる事もある。
作中で関わりのあるメイ・チャンとのカップリングイラストのタグはスカメイ。
関連タグ
概要 (ライオンキング)
『ライオンキング』に登場するキャラクター。
左目に傷を持つ雄ライオン。
たてがみは黒く、目の色はエメラルドグリーンに近い。
また少し体躯が細いのか、痩せこけているような印象がある。
主人公・シンバの叔父で、シンバの父でライオンが治める動物たちの王国である「プライド・ランド」の王ムファサの弟。その血筋から、王位継承権を持つ。
経緯については不明だが、ムファサとは折り合いが良くない様子。
普段は紳士的で物腰も柔らかいが、根は高慢で野心的な策士。狩りの腕前も立つようだが、それ以上に知略による処世術に長けており、ライオンと対立するハイエナとも交流を持ち、彼らを手駒として扱っている。
玉座を得るために実兄である現王を暗殺するなどして、甥であるシンバと対立していく。
なお続編である『2』には、彼の妻と息子が登場している。
ちなみにヘラクレスには彼の毛皮がゲスト出演している。