※同名のキャラクターは・・・モック
概要
元々はPPSE社が第7回世界大会にて大々的に発表するはずだった新製品であり、用途は劇中のバトルロイヤルでスタービルドストライクガンダムを執拗に狙った1/48メガサイズモデルのザクⅡと同じく、対コンピュータ戦用の無人機であり、完全な新規デザインとなっている。
機体は、上腕、太ももがズゴックなどの水陸両用MSの蛇腹関節に似た意匠を持ち、お椀型の頭部を持った、例えるならターンエーガンダムのスモーを想起させるようなデザイン。機体カラーは白とライトグレーを主体としたもの。装備は既存のガンプラのものを流用している(ザク・マシンガン、ヒート・ホークなどなど)。基本はHGサイズだが、中にはメガサイズ並みの巨大なものもいる。
ファイターとしての経験が浅いコウサカ・チナやヤジマ・キャロラインでも対処可能な程に性能自体は高くないが、圧倒的な数による文字通りの「質より量」(モニターが真っ白に染まる程の数)による戦術、同士討ちを恐れない戦い方こそが本機の本領であり、無尽蔵とも言える武装のバリエーションも含める事で世界大会レベルのファイターでも苦戦するほどの脅威と化した。
パチモン?
劇中では、大型のアリスタ(プラフスキー粒子の結晶体)を内包したア・バオア・クーから運河の如く無数のモックが発進したが、そのシーンでは、設定どおり複数の頭部バリエーションを確認することが出来る。が、中にはガンダム系MSの角が付いているだけのタイプや、紅いツノとモノアイを装備したもの、果ては某SDガンダムのアレを髣髴とさせる悪魔の角のようなものを装備した機体がいたりなど、まさに本作を締め括るに相応しい(?)メンツだった。そんな姿からだったのか、キララからはガンプラもどき、リカルド・フェリーニからはパチモン呼ばわりされてしまった。
その後、エンディングでは、アリアンに戻ったマシタ会長と彼についていったベイカーが本機と思われるガンプラの路上販売をしていたが、なぜ異世界に大量のモックが渡ったのかは謎ではある(どちらかの意思が働いたのだろうか?)。