CV:村上龍(小説家の方とは別人)
人物像
高校2年生の少年。人型機動兵器「ジェニオン」の搭乗者。
東京の研究学園都市の陣代高校に転校してくるが、そこで謎の敵の襲撃を受けた際に次元転移して来たジェニオンに乗り込み戦ったことから、ジェニオンの開発元にして並行世界を股にかけて活動する企業「DEMコーポレーション」に所属するエージェントロボット「AG」からの依頼を受け、ジェニオンのテストパイロットとなる。
無愛想だが人付き合いが苦手という訳ではなく、コミュニケーション能力は高い。しかし、深層心理では他人を拒絶している部分があり、自らの目的達成の為には全てを捨てる覚悟を秘めている。
幼少の頃に両親が離婚し、母方に預けられるも母と死別したことから父と共に暮らすようになり、父と共にビーストハンター(並行世界から現れる害獣の駆除を生業とする者)として活動していた経緯を持つ。
ハンターとしての腕前は相当なもので、ビーストでは屈指の強さを誇るディメンジョングリズリーを16歳の時に討伐。ダナンでのビンゴ大会の景品にディメンジョングリズリーの牙を提供している(C.C.が当てたが気に入らなかったようで、Dトレーダーに流れている)。
退役軍人であった父の教育の賜物でジークンドーを扱う他、トラップの敷設を初めとしたサバイバル技術や野草の知識に長けており、特にトラップに関しては戦争バカである相良宗介に感付かれないように設置する程の腕前を持つ。
学業と戦闘を両立しており、宗介の任務のバックアップの為に転校して来た早乙女アルトらS.M.Sスカル小隊の面々や兜甲児達と共にボランティア部を立ち上げ、戦闘で長らく学校から離れる際には「ボランティア部として活動する」という体裁を取っている(勿論、戦闘以外にも本格的なボランティア活動を行う事もある)。
特に宗介とは転校した時期も近く、また秘密を共有する人間として共に行動する事が多く、千鳥かなめからも彼を抑える役を押し付けられている。しかし、彼もまた一般常識に疎い部分もある為、時折宗介の騒ぎに同調してしまう事もある。
オカルトを趣味とし、ミスリルのトゥアハー・デ・ダナンの名前を聞き名称の引用元をすぐに言い当てた他、ブロッケン伯爵をデュラハンと例えるなどそちら方面の知識が豊富。
匿名掲示板にも時折書き込みをしており、その際のハンドルネームは「ナイト」。
実は現時点で治療法が存在しない後天的な難病に侵されており、彼の趣味や性格などはこれに起因する。
なお、共に戦う仲間であるヒイロ・ユイ、相良宗介、キリコ・キュービィー、刹那・F・セイエイらとともにむっつり五人組「ムッツリ5」に数えられているが、本人はその五人目に数えられている事に気づいていないなど天然な一面も見られる。