原作はジョージ・R・R・マーティン作のファンタジー小説「氷と炎の歌」。
小説の世界観を表現した映像のスケールの大きさは、しばしば「映画並み」と評される。
pixivのタグとしてはGameOfThronesが多く使われる。
作品解説
概要
1話約60分で、一章(=1シーズン)10話。
2014年5月現在、第四章まで製作済みで、第六章まで製作が決定されている。
原作は続刊中の為、途中で原作を追い抜く事になる。
多数の人物・場所の物語が同時進行する群像劇であり、各話は完全に連続している。
物語の主題は、玉座を巡る生々しい人間関係であり、戦争・処刑・拷問などのR-15G、政略結婚・不義密通・娼館などのR-15描写が多い。
世界観
異世界にある中世ヨーロッパ風の「七王国」が舞台。剣と血縁と家名が重んじられる社会である。
大狼、三つ目の鴉、巨大な北の「壁」等、異世界要素は多いが、魔法や奇跡は存在しない(少なくともありふれてはいない)。物語序盤では、「ドラゴン」や「ホワイトウォーカー」などの異形は、大昔のお伽噺と思われている。
公式トレーラー
登場人物
登場人物は非常に多いが、その中でも主人公挌の人が複数いる。
多くのキャラが、作中の様々な出来事に巻き込まれながら、性格・風貌が大きく変化していく。
#ネタバレを考慮し、第一章前半で登場し、かつpixiv内にイラストがある人物に絞りました
- エダード・スターク
七王国の北部を治めるスターク家の主。領主・父親として、義務と名誉を重んじる実直な性格。十数年前、現王と共に「狂王」を倒す反乱に参加した武人でもある。
妻と息子3人・娘2人、落とし子(非嫡出子)1人がいる。物語冒頭で大狼の子を6匹拾い、子供らに1匹ずつ与える。
かつての戦友が飲んだくれの王様になってしまったり、娘たちは難しい年頃だったりと、苦労が絶えない。
急逝した「王の手」(=宰相)の後任に指名され、不本意ながら王都の権謀術数に巻き込まれて行く。
ロード・オブ・ザ・リングでボロミア役だったショーン・ビーンが演じる。
- サンサ・スターク
エダード・スタークの長女。
王都の華やかな生活にあこがれるお姫様。
ハンサムな皇太子との結婚を望んでいるが、あくまで"素敵な王妃様"を夢見ているだけで、玉座には良くも悪くも興味がない。
- アリア・スターク
エダード・スタークの次女。
自由活発な性格で裁縫など女性らしいことは苦手。剣術を習うことを望んでいる。
対称的な性格の姉サンサとは仲が悪いが、泥沼な家族関係が多く登場する本作品においては、微笑ましい感じのものである。
- ブラン・スターク
エダード・スタークの次男。
自分の家(=城)の城壁に登り、探検して見て回るのが好きな活発な男の子。
王妃の密通現場を目撃してしまった為、「事故」に遭い城壁から落下。瀕死の重傷を負う。
作中特に言及されないが、大変美少年。
- ジョン・スノウ
エダード・スタークの落とし子。
母親は不明。「スノウ」は作品世界で落とし子が名乗る姓とされる。
父親から認知されており、異母兄弟妹達と同様に育てられ仲も良いが、落とし子として肩身の狭い思いをすることも多い模様。それ故、現世との関わりを絶ち北方からの未知の脅威に備える「冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)」の一員になることを志す。
- ティリオン・ラニスター
南方の裕福な名門ラニスター家の末子にして、現王妃の実弟。
発育不全の為、しばしば「小鬼(インプ)」と蔑まされるが、作中もっとも頭脳明晰な人物。「小鬼」である自分にとって知識と弁論が重要な武器であることを理解している。
酒と女を愛する放蕩者で、役職には就かず(就けず?)あちこち出歩いているっぽい。
毒舌家だが、弱い立場にある人々には有用な助言を与える。
小人症の俳優ピーター・ディンクレイジが演じる。本作屈指の人気キャラ。
- デナーリス・ターガリエン
亡き「狂王」の娘にして、ドラゴンの血を引くというターガリエン家の末裔。
兄とともに七王国とは別の大陸で逃亡生活を送りながら育つ。
愚かで横暴な兄の野望により、騎馬民族(七王国からすれば"蛮族"である)の王と政略結婚させられることになる。役柄上、露出度の高いシーンが多い。
視聴方法
ぼちぼちのネタバレを含むシネマトゥデイ「第一章10分ダイジェスト」
#以下、2014年5月現在の情報です
- DVD・Blu-ray
- 第2章(シーズン2)まで、発売済み・レンタル可能。
- ワーナーブラザーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」公式ページ
- テレビ放送
- スターチャンネルで第3章までを放送。第4章は2014年夏予定。
- スターチャンネル「ゲーム・オブ・スローンズ」ページ
- 2014年5月時点で地上波の放送は無い(R-15なので難しいのかも)。
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